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「携わる」の敬語表現・携わるの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年04月04日

「携わる」という言葉は、ビジネスシーンでよく使う言葉の1つです。その言葉単体で敬語としても使える言葉ですが、目上の人に対して使う場合には、尊敬語や丁寧語を使った敬語表現で使うようになります。「携わる」という言葉について、使い方など確認してみましょう。

「携わる」とは?

「携わる」という言葉は、「事務に携わる」「経営に携わる」「管理に携わる」「○○の活動に携わる」などといったような形で使われる言葉です。読み方は「たずさわる」です。

主に、人が就いている仕事について説明するような場合に用いる言葉です。具体的には、この「携わる」という言葉がどのような意味を持っているのかわからないという方もいるのではないでしょうか。

まずは、「携わる」という言葉の基本的な意味と使い方、また「関わる」や「従事する」などのよく似た意味の言葉との違いなどを見てみましょう。

「携わる」の意味

それでは、まず「携わる」の言葉の意味について解説します。「携わる」には、「ある物事に関係する。関わる。従事する。」といった意味があります。

「携わる」の「携」という漢字には元々「手と手をつなぐ」という意味があり、「携帯」や「提携」の「携」として誰もが身近に目にしたことがある漢字ではないでしょうか。「けい」と読めても「たずさわる」と読めない人もいるかもしれませんが、ぜひこの機会に読み方を覚えておいてください。

この「携わる」は、何かにかかわるという意味ですが、ビジネスシーンで使う場合には、その物事に対して「仕事として関係する」「勤める」という意味を表します。

「携わる」の使い方

「携わる」の意味は、先に見て来たように、「ある物事に対して、仕事として関係する」という意味でした。そのため、自身がかかわっている仕事のことについて述べるときなどに「○○に携わっています」という使い方をします。

例文で使い方を確認してみましょう。

・会社員として働く傍ら、介護ボランティアに携わっています。
・私は、ビジネスアプリ開発に携わっています。
・将来は、作曲活動に携わりたいと思っています。
・彼はマグロの養殖業に携わっていました。
・彼女は、この商品の企画開発に当初から携わっている人物です。
・指導者教育に携わる人のための交流会が行われる予定です。

「携わる」と似た「関わる」「従事する」との違い

「携わる」という言葉に近い意味を持つ言葉に「関わる」・「従事する」といった言葉があります。これらの言葉と「携わる」の違いについて見てみましょう。

まず「関わる」ですが、『ある事柄や組織・人などと何かしらの関係をもつ、関係する。』という意味で、ほぼ「携わる」と同じような意味となっています。しかし、「関わる」はあくまで「ある物事と関わり合いを持つ」というニュアンスの意味ですが、「携わる」は「仕事でかかわりを持つ」ということですので、仕事面で自分の力を使うという意味があります。

「関わる」はちょっとした関わり合いも含めた広い範囲を示す言葉で、「携わる」は仕事として行っていることを表すときに使う言葉となります。

「従事する」については、「そのことに仕事として関係する」という意味ですので、端的に言えば、仕事に就くや勤めるといった意味になります。

「携わる」の敬語表現

「携わる」という言葉について意味や使用例を確認してきましたが、この言葉は主に仕事として行っていることを表すときに使う言葉でした。つまりビジネスシーンで使われる言葉です。ビジネスシーンで使うということは、当然敬語での表現が必要になってきます。使い方を正しく理解しておかなければ失敗してしまいかねません。

丁寧語では、「です・ます調」になり「携わります」となります。尊敬語では「携わっていらっしゃる」などの言い回しがあります。謙譲語では、直接的な表現はありませんが、携わるにつながる言葉を謙譲語で表現する場合はあります。

敬語での表現は難しいですが、具体的にどのように使うか見てみましょう。

「携わる」の敬語での使い方

敬語で表現するパターンは、大きく2つのパターンに分けられます。上司などの目上の人やお客様などの言動に対して敬意を払って表現するような場合と、自分の言動をへりくだった表現にして目上の人へ敬意を払う場合の2パターンです。

これを踏まえて、敬語についての基本的な識と、「携わる」の敬語表現について見ていきましょう。

敬語の種類

敬語での表現を見て行くにあたり、敬語の種類についてみてみましょう。敬語の種類には、『尊敬語』・『謙譲語Ⅰ』・『謙譲語Ⅱ』・『丁寧語』・『美化語』の5種類があります。

『尊敬語』は、目上の人や上司、お客様などの言動に対して敬意を払って表現するような場合に用いる敬語表現です。話しの相手やその人の動作や物に対し、相手を高めてたてる敬語です。

『謙譲語』は、「謙譲語Ⅰ」と「謙譲語Ⅱ」の2種類があり自分の言動をへりくだった表現にして目上の人へ敬意を払う場合に用いる敬語で、用途に応じ「謙譲語Ⅰ」と「謙譲語Ⅱ」を使い分けます。「謙譲語Ⅰ」は、話題に登場する人の立場を低くすることで相手を高めて敬意を表し、「謙譲語Ⅱ」は、話題に登場する人の立場を低くし、聞き手を高めることで敬意を表します。

「丁寧語」や「美化語」については、話をする際の言葉を丁寧にしたり、表現の上品さや美しさをあげるために使います。

ビジネスでの使い方

「携わる」という言葉は、ビジネスシーンなどで事業や経歴を紹介する際によく使われる言葉です。就職活動や転職活動や、職務経歴書などでも頻繁に使うことでしょう。営業などでお客様と話をする際に、自社のその分野に対しての経歴を話す際にも用いる場合もあり、「携わる」という言葉は色々な場面で使えます。

また、上司やお客様に対して、一緒に仕事ができたことに敬意を払う場合にも使えます。知っておくと便利に使える言葉です。

「携わる」はどう表現するのか

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初回公開日:2018年04月12日

記載されている内容は2018年04月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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