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「携わる」の敬語表現・携わるの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年04月04日

「携わる」という言葉は、ビジネスシーンでよく使う言葉の1つです。その言葉単体で敬語としても使える言葉ですが、目上の人に対して使う場合には、尊敬語や丁寧語を使った敬語表現で使うようになります。「携わる」という言葉について、使い方など確認してみましょう。

自分自身の経歴を紹介したりする際に「携わる」という言葉を使うことになりますが、このような自分自身の言動について述べる場合は、敬語では謙譲語を使用することになります。

しかし「携わる」はそもそも自動詞であるため、謙譲語として置き換わる言葉はなく、そのままの形で問題がないとされています。そのため、自分が関わった仕事に対して述べる場合は、「私は新規開拓営業に携わっています。」などと述べても失礼にはあたりません。

目上の人やお客様について述べる場合は、相手を敬う形に言い換えて表現します。

使い方

敬語の謙譲語での置き換えは特にありませんが、この言葉に続く言葉で表現を工夫する必要があります。

目上の人やお客様が、何らかの企画や物に関係していることを述べるような場合には、相手を敬うような形に置き換えて表現します。この場合、「携わられている」「携わっておられる」「携わっていらっしゃる」といったような言い回しになります。

自分のことを述べる場合に「携わる」を使用することは問題ありませんが、目上の人が関係している事業などについて述べる場合は、先の紹介した言い回しをすることによって「携わる」を敬語で使用することができます。

メールでの使い方

「携わる」という言葉は、そのまま敬語として使える言葉です。そのためメールでも同様に使うことができます。自分が携わるような場合は、「ぜひ御社の企画に携わりたく存じます」や「この業務に携わってはおりませんが、内容については存じております」などのように使うことができます。このように普通の会話で使うようにメールでも使うことができます。

「携わる」を敬語表現するときの例文

「携わる」という言葉を使う場合は、先に述べているように、物事について特に仕事で関わるような場合に使う言葉です。敬語の使い方は難しいのですが、「携わる」の場合は、先に紹介したとおり謙譲語がありませんので、敬語の基本である丁寧語で対応できるようになっていればいいでしょう。

では、「携わる」を使った丁寧語での敬語表現を例文で確認してみましょう。

光栄です

「ある仕事に関係することができて名誉に思っている」という気持ちを、その仕事の上司やお客様に話をするような場合に使うことができます。このように関係性への感謝と喜びを表現する『光栄です』という言葉を交えて、「携わる」を使った敬語表現を見てみましょう。

・○○社長と同じ業界で仕事に携わることができまして、非常に光栄です。
・○○先生と同じ研究室で実験に携わることができて、とても光栄に思います。
・部長と一緒にA社に関するプロジェクトに携わることができたこと、光栄です。
・先輩と営業に携われて、とても光栄です。

「携わる」の別の敬語表現例

「携わる」は丁寧語での表現以外でも、尊敬語で表現すると表現の幅が広がります。相手側から業務に「携わる」場合、どのような表現をすればいいか、別の敬語表現例を例文を交えて確認してみましょう。

携わっていただいた

「携わる」の敬語表現として「携わっていただいた」という言葉があります。これは、目上の人やお客様が、これまでに該当する業務などに関わってもらっていたことを述べたりするような場合に使う表現です。

・A先生には、今回の後援会の準備にほぼ毎日出向いて頂き携わっていただきました。
・○○先輩には、私のボランティアグループの活動を理解し、休みの日に活動に携わっていただきました。
・○○様には、弊社の取組みを理解し、弊社の発展に大きく携わっていただきました。

携わってくださった

「携わる」を敬語表現する際に、先に紹介した「携わっていただいた」よりも直接的に敬意を払う表現として「携わってくださった」という表現があります。この表現では、相手の方を上の立場とした視点で表現することになります。

・A先生は、今回の後援会の準備にほぼ毎日出向いて携わってくださいました。
・○○先輩には、私のボランティアグループの活動をご理解いただき、休みの日に活動に携わってくださいました。
・○○様には、弊社の取組みを理解いただき、弊社を発展させるために大きく携わってくださいました。

「携わる」の敬語表現を理解し使いこなそう

「携わる」という言葉についてご説明してきましたが、いかがだったでしょうか。

ビジネスシーンで使うことの多い「携わる」という言葉の敬語表現は、そのまま敬語として使える言葉ではありますが、尊敬語で相手の方に敬意を払ったりする場合に使うことが多い表現でした。「携わってくださる」と「携わっていただく」の表現の違いを理解することで、相手に対しての敬意の払い方が変わってきます。

ニュアンスの違いによって表現の内容を理解していくことで、会社の中でも敬語が使える人として注目されるようになりますので、頑張って使いこなしていきましょう。

初回公開日:2018年04月12日

記載されている内容は2018年04月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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