「失礼しました」の意味とは?例文や言い換え表現もあわせて解説
更新日:2024年10月29日
と伝えます。相手が取引先や目上の相手などの場合は、敬語の謙譲表現である「失礼いたしました」を使うと良いでしょう。
当方に重大なミスがある場合
簡単に言うのであれば、しっかり謝りたい時は「申し訳ございません」という敬語表現を選択する必要があるでしょう。なぜなら「失礼しました」は「すみません」と同じような意味を相手に対して伝えるフレーズになるからです。
もちろん「失礼しました」や「失礼いたしました」というフレーズを使うことによっても、相手に対して謝罪していることになります。しかし、深い謝罪の意味が込められた敬語表現ではないというのも事実です。
そのため、相手に対して多大な迷惑をかけてしまい、かしこまった仕方で謝罪しなければならない場面に遭遇しているのであれば「申し訳ございません」という敬語表現を使った方が適切ということができるでしょう。
それに「失礼しました」を言われて不快に感じる人がいたとしても「申し訳ございません」という敬語表現が使われることによって不快に感じる人はほとんどいないでしょう。
相手に迷惑をかけてしまった場合
「失礼しました」という言葉のみでは謝るのが十分ではない場合があります。明らかに自分や自分の会社が原因で相手に対して迷惑をかけているのであれば、もっとしっかりとした仕方で謝罪しなければなりません。
そのようなお詫びをしなければならない場面に遭遇したのであれば「申し訳ありませんでした」という言葉を選択するようにしましょう。
「失礼しました」という言葉を、どんなに良い敬語表現に言い換えたとしても「申し訳ありませんでした」の方が謝罪の気持ちが相手に対して率直に伝わることになります。
「失礼しました」の注意点
「失礼しました」は、丁寧な言葉ではありますが、深刻でかしこまった場面では不適切な場合があります。不適切な謝罪で相手をさらに怒らせないように注意点をいくつか挙げます。
「申し訳ありません」の意味ではない
「失礼しました」は、自分が礼儀を欠いた相手に対してお詫びの気持ちを表現する言葉です。失態などのお詫びそのものへの言葉として使うことは間違いです。
お客からのクレームや失態を犯して上司を怒らせてしまった場合に使うことは失礼にあたるので「申し訳ありません」を使うようにしましょう。「失礼しました」は、「申し訳ありません」とイコールではないことに注意してください。
重大なミスの場合は言い回しを変える
重大なミスを謝罪する場合は、「申し訳ありません」以外のフレーズも状況に応じて使い分けることが必要です。「罪や過ちを詫びること」という意味の「謝罪」を使い、「心より謝罪いたします」とすれば、より「罪を詫びる」という意図が表現できます。
反省という言葉では足りないほど自分の非を振り返って認めて謝罪する場合は、「激しく反省すること」という意味の「猛省」を使って、「猛省しております」と謝罪の言葉を述べます。
「失礼しました」の言い換え表現
「失礼しました」も多用しすぎると、お詫びの意味合いが薄れかねないので、言い換え表現を覚えておいて、必要に応じて使い分けてください。
「お詫び申し上げます」
「お詫び申し上げます」は、自分より目上の人に対して謝罪する場合の使い方で、強い謝意を言い表す言葉です。「お詫びをする」の敬語表現で、自分が何らかの失態やミスをして相手に迷惑が及んだ時に謝罪する場合に使います。
「すみませんでした」
「すみませんでした」は、「失礼しました」よりさらに軽いカジュアルな謝罪の表現です。そのため使う相手には注意が必要です。社内などの距離や立場の近い相手には使っても差し支えありません。
なお、「すいません」は、「すみません」のくだけた言葉なので注意しましょう。
「ご無礼をお許しください」
初回公開日:2018年03月02日
記載されている内容は2018年03月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。