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「やっぱり」の敬語表現・やっぱりの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年08月14日

皆さんこんにちは、今回は「やっぱり」の敬語表現・やっぱりの使い方と例文・別の敬語表現と題して、「やっぱり」の意味合いと用法、そして正しい敬語表現の使い方、さらにさまざまな場面で使われる「やっぱり」の用例についてご紹介します。ぜひご参考にしてみてください。

「やっぱり」の敬語表現

「やっぱり」という言葉はそもそも「やはり」という言葉の崩れた語形で、その意味は「これまでの変わらず依然として」、「他の物事と同じく」、「案の定」、「想定どおりに」、「予想していたとおりに」などを指します。

この「やはり」という言葉を敬語表現に置き換える場合、多くの場面では「やはり」という言葉やそのニュアンスを直接的に表す言葉は使われず、別の敬語表現に置き換える場合がほとんどです。

「やっぱり」の敬語での使い方

「やっぱり」という言葉を敬語表現に置き換える際には、まず「やはり」という言葉に置き換えた後に、その「やはり」の敬語表現を調べることになります。この場合、「やはり」という言葉をそのまま伝えることも普通に認められ、表現全体を敬語表現として相手に伝えることになります。

・やはり辞退させていただきます。
・予想とおりの反響が返ってきそうです。
・おそらくこのようになると想定できます。
・そうは申しましても、やはり○○という点に注目されます。

「やっぱり」という言葉は直接その理由を伝える場合でも、何となく暗黙の表現をもって「やっぱり○○しない」や「やっぱり○○ということが予測できます」などの気持ちや未来のできごとを示す表現となるため、「と考えられます」や「想定できます」などの予測を示す表現も使われることが多いです。

敬語の種類

日本語には大きく分けて3種類の敬語表現が認められ、1つ目は尊敬語、2つ目は謙譲語、3つ目は丁寧語であり、それぞれの敬語表現は場面や状況にしたがった用途に分けられて使われます。

尊敬語は「目上の人や立場が上位にある人に対し、話者が一方的に敬意を示す敬語表現」を意味し、多くの場合はビジネス用語として使われることがほとんどです。謙譲語は「相手と自分の立場や関係性を問わず、話者が自発的にその姿勢や立場を低めて敬意を示す敬語表現」を指し、これはビジネス上のやり取りもプライベート(日常生活)でも、非常に多くの場面で使われます。

そして丁寧語は「不特定多数の人々に公示できる、丁寧な口調によって示される敬語表現」を指し、主に「です・ます調」による当たり障りのない敬語表現をもって伝えられます。

それぞれの敬語の使い方

「やっぱり」という言葉を、先述しましたそれぞれの敬語表現に当てはめて使い分ける場合、「やっぱり」という言葉そのものを敬語表現に変える方法と、表現全体を敬語表現に置き換える場合とがあります。

・やはり、その事業計画につきましてはもう少しご検討させていただきます。
・予想されていたことが実際に発生いたしました。
・反響のほどは、想定させていただきましたとおりです。
・そうは申しましても(やっぱり)、その件につきましてはもう少し時間をおかけになられた方がよいかと存じます。

このように、表現全体を敬語表現としておき、その上で「やっぱり」という言葉をそのまま使うか、あるいは「想定していたように」や「そうは申しましても」などの別の敬語表現をもって伝えられます。

メールでの使い方

ビジネスメールでもプライベートでやり取りされるメールでも、「やっぱり」の敬語表現は先述でご紹介しましたように「やっぱり」の別の敬語表現をもってそのまま伝えることができます。

・○○の件につきまして、やはりもう少し所要時間がかかる見込みです。
・○○商品のお客さまの反響につきましては、想定させていただいておりましたとおりです。
・こちらの現状につきましては、果たして○○さまが予想されていたようになりました。

このように、「やっぱり(やはり)」がそのまま使われる場合もあれば、「想定させていただいていたとおり」や「果たして」などの言葉も一般的に多く使われます。この場合の「果たして」の意味としては、「結果としてそうなる・そうなった」という意味合いをもって使われており、「結局」の意味とほぼ同じになります。

「やっぱり」を敬語表現するときの例文

1つ1つの言葉を覚える際には、その言葉を実際に例文などに当てはめて、その例文の内で「どのようにその言葉の意味合いや用法が活用されているか」ということを実践的に学ぶことが効果的です。

・A社にご融資させていただいておりましたA案件への資材提供につきまして、やはり今後の利益確保につきましては想定以上の反響が予想されます。
・今後のご対応につきましては、やはりもうしばらくご検討ください。
・やはりA事業計画につきましては、もう少しアイデアをご検討させていただきます。
・ご心配されておりましたご融資の件ですが、想定されておりましたとおり、今後におきましては不要となりました。

他にもいろいろな「やっぱり」の敬語が使われる場面が想定できますが、「やっぱり」を使う場合はどの場合でも、「想定内」の意味合いや「結果的に○○した方がよい」という検討の意味合いを持つ表現が多くなります。

辞めます

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初回公開日:2018年04月13日

記載されている内容は2018年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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