「無理しないで」の意味・敬語とは？使い方・例文・注意点を解説

「人を気遣う時や体調に気を付けてほしい旨を伝える時はなんていえばいいのだろう」
ビジネスシーンでこちらはそこまで急いでいないのであまり相手に無理しないでほしい、そういったことを伝えたい時があるのではないでしょうか。

本記事ではビジネスシーンで使用できる「無理しないで」の意味や敬語表現についてを詳しく説明しております。どういったシーンで使用するのか、社内外で使い方は違うのか等についても詳細を載せております。

この記事を読むことでこの言い回しをマスターでき、周りへの気遣いができるデキる人だという印象を与えることができるでしょう。誰に対して使用しても、覚えておいて損はしない言葉なのでぜひこの記事を最後まで読んで覚えてください。

「無理しないで」の意味

それでは、「無理しないで」はどういう時に用いる言葉であるのか、また丁寧に敬語で言う時はどういう風に表現するのかを追って説明いたします。

よく使用する、される言葉ではあるため、この機にしっかり意味を押さえましょう。

相手を労う意味で用いる

「無理しないで」は相手を労う意味で用いられます。相手がこちらになにかをしてくれた時や、取引先になにかをしてもらった際、感謝を込めて相手にかける言葉です。

無理は「道理に反すること」という意味、それをしなくてもこちらとしては困りませんという意思表示です。

敬語表現は「ご無理なさらないでください」

「無理しないで」を敬語表現に言い換えたいのであれば、まず「ご」という言葉を付け足すことです。「ご無理」という敬語表現が作成できます。

「しないで」の部分は「なさらないで」という尊敬語に替え、さらに「ほしい」の敬語表現である「ください」を付け加えます。

敬語表現はこれで完璧です。

社外あて「無理しないで」の敬語での使い方・例文

握手がっちりの写真素材 - ぱくたそ

ここからは社外の人に向けて「無理しないで」を使用するときの敬語での使い方や例文をご紹介いたします。

社外人にどういったシーンでどういう風に使えばいいかの例文も用意しましたので参考にしてください。

仕事の依頼の場合

社外や取引先相手に、仕事を依頼する際の敬語表現は「ご無理のない範囲で～宜しくお願い致します」と表現するととても丁寧です。

シンプルにこの一文だけで使用しても大丈夫ですし、依頼内容を途中に挟んでも差支えありません。

病気のお見舞いの場合

なにかの病気で通院中の方や体調不良の方といった、明らかに疲弊している人に対しても無理しないで、という表現を使うことができます。身体を気遣う意味を持つ言葉です。

その際の敬語表現は「ご無理なさらずお大事になさってください」です。

履歴書の作成依頼の場合

転職や新卒の方に対して履歴書の提出を求める場合があると思いますが、社外の相手に無理なお願い、少し難しいお願いする場合にも「無理しないで」という敬語表現使用ができます。

その際の敬語表現は「ご無理のない範囲で」を用いると丁寧です。

交通事故のお見舞いの場合

取引先の方などが交通事故に遭ったという一報が入った際、取り急ぎメールをすることがあるかと思います。

その際の「無理しないで」の敬語表現も「ご無理なさらずお身体お大事にしてください」です。

注意したいのが、交通事故となると緊急事態になるので、いつもは冒頭に入れる「お世話になっております」といった挨拶を省くようにしましょう。そして忌み言葉を使用しないよう、十分に注意してください。知らせを聞いた際の驚きの気持ちを添えるとより整った文章になります。