「そしたら」の敬語表現・そしたらの使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年09月09日
京都弁
敬語表現とは少し異なりますが、方言ではその言葉で敬語と同じように相手に伝えることをしています。「そしたら」の場合は「ほだら」と言うように京都弁では表現されます。敬語表現とは異なりますが、京都の方ではイントネーションも含めですが、親近感の沸く言葉として相手に伝えることもできます。
京都から来た人が敬語を考えると「ほんだら」と言うように訛ってしまう事でしょう。京都弁としては失礼に当たらないので、「ほだら」より「ほんだら」や「ほないなことどすたら」でも失礼にはならずに「そうでしたら」と伝えていることと同じにもなります。
「そしたら」を敬語表現するときの例文
敬語別に「そしたら」をどのように伝えることができるのかを確認することができたことでしょう。では実際に、会話文としてどのように「そしたら」を敬語として取り入れることができるのかを確認していきましょう。
確認する場合は例文を用いる事になります。言葉の意味を相手にどのように使っているのかも確認しながら、言葉を使い分けていきましょう。「昨日コンビニでご飯を買ったそうで、そうでなさいましたら私の家にお上がり頂いても構いませんでしたのに」と言うように伝えることができます。
「そしたら」の別の敬語表現例
ここまでで「そしたら」を用いてどのように敬語表現として伝えることができるのかを確認することができたことかと思われます。しかし「そしたら」という言葉を用いて相手に伝えるとなるとかえって長くなってしまったり相手にわかりにくく伝わってしまったりする場合も出てきてしまいます。
言葉を使い分けていくためにも、「そしたら」を用いずに同じようなニュアンスを含んだ言葉として相手に伝える言葉できる言葉についても理解を進めていきましょう。
でしたら
「そしたら」に似たような言葉として挙げられる言葉に「でしたら」という言葉が挙げられやすいです。しかし、「でしたら」は「そしたら」とは言葉の表現は同じでも敬語表現として違ってきます。「そしたら」は略語であり敬語でもない言葉なのに対して、「でしたら」は丁寧語です。このままの言葉で敬語として相手に伝えることができます。
「そう」という言葉がないだけで、相手に尊敬語として「でありましたら」や謙譲語で「でおりましたら」と言うように伝えることもできます。しかし、「そしたら」と異なる点では前置き文としてなくても相手に伝えることができる言葉になってくるという点です。主に相手が放った言葉に対しての返答する際に「そう」を略した言い方で相手に伝えることができる言葉になります。
それでしたら
「そしたら」の丁寧語の「そうでしたら」に似た表現で「それでしたら」という言葉も頭に浮かぶことでしょう。「そう」の部分が「それ」に変わった事で相手にどのようなニュアンスを伝えることができるのでしょうか。実は「そう」には肯定のニュアンスも含めた言葉であります。対して「それ」は物事を指すだけの言い方になります。
さようであれば
肯定の意味を込めた「そう」を用いて「そしたら」と使っているという事にもなりますので、「さようであれば」という言葉もまた、「そしたら」と同じように使う事ができる言葉にもなります。漢字で表すと「左様であれば」と言うように言い表され、意味としては「然様」と言うようになり、「左」は当て字とされています。
この言葉もまた「そうであるならば」というような物事の流れを受け止めた後に切り返しとして使われる言葉ですが、相手の発言に肯定する言葉である意味合いが強い言葉にもなります。「そのような流れであれば」というような意味合いとして「さようであれば」と使えるので多少「そしたら」とは意味合いが異なってもきます。
「そしたら」は敬語ではない
「そしたら」という言葉を適切な言葉として表現することができるようになった事でしょう。敬語表現として「そしたら」を使わないように丁寧語・尊敬語・謙譲語を適切に用いて少なくとも「そうでしたら」という言葉を用いて敬語表現にしましょう。相手に不快な思いを持たせない言葉遣いを考えれば敬語を考える事は必然的にもなります。相手に適切に言葉を伝えられるように、言葉を選んでいきましょう。
初回公開日:2018年04月11日
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