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「お宅」の使い方と例文・敬語の種類・お宅の別の敬語表現

更新日:2024年03月06日

「お宅」という言葉を口にしたことはありますでしょうか。この言葉は相手の家や第三者の家を指した言い方になりますが、その言葉の意味が理解できただけでは適切な敬語表現ができていないかも知れません。相手の家を指す言葉にもなりますので、失礼のない言葉を考えましょう。

敬語「お宅」の意味

「お宅」という言葉を普段口にすることはありますでしょうか。世間話をする時に多く使われることもある言葉でしょう。他にもビジネスシーンにおいて相手の家の事を指すときに「お宅」という言葉を使う事もある事でしょう。そんな時、普段の会話において相手に失礼に当たるような言葉遣いをしてはせっかくの会話が台無しになってしまいます。

相手に失礼に当たらないようにどのように「お宅」という言葉を表現するべきなのでしょうか。敬語とは何かの基礎に当たるお話から、「お宅」にはどのような意味合いも含まれているのかも考えて、適切に相手に伝えることができるように考えていきましょう。

そもそも相手の言葉を指すときには「相手の家」という言葉でも充分に伝えることができるでしょう。「あなたの家」「あなたの住んでいる家」というような表現方法で相手に伝えることができる事でしょう。

しかし、お気づきの方はもういる事でしょう。考えてみればわかる通り、「家」という言葉には所有物や住んでいるという意味合いも含めての言葉になります、対して「お宅」は住んでいる家や環境の事を指します。そして「お宅」という言葉は自分の家には使う言葉ではなく、必然的に相手の事を聞けるスマートな言葉にもなります。

敬語「お宅」の使い方

「宅飲み」という言葉があるように、「お」を付けずに「宅」という言葉のみであれば自分の家に向けて言う事もできます。何故「お」が付くだけで相手の家を指すことができるのかも考える必要が出てきます。結論から述べますと、「お宅」は「宅」に丁寧語の「お」が付いているという事になります。

自分の住んでいる家に対して丁寧語で相手に伝える必要は自分のことなのでないのです。自分の家を相手に伝える際は「自宅」という事になります。どのように適切に「お宅」を伝えることができるのかを考えるのに、敬語の基礎から考える事にしましょう。

敬語の種類

敬語には「丁寧語・尊敬語・謙譲語」の3種類があります。それぞれ定義が分けられていて、丁寧語には先程述べたとおり単語頭に「お・ご」を付けることで単語を相手に丁寧に伝えることができます。その他にも丁寧語には語尾にですます調を設けることで言葉全体を柔らかく相手に伝えることができる言葉遣いになります。

尊敬語と謙譲語では主体となる人物が相手側かこちら側かによって使い分ける必要のある言葉遣いになります。相手主体であれば尊敬語を使って相手を立たせることができ、こちら側が主体であればこちらが下がる事で相手を立たせることができる言葉遣いになります。

丁寧語

敬語の種類を再確認したところで、敬語の3種類に当てはめてどのように「お宅」を表現することができるのかを考えていきましょう。丁寧語から話を進めていきますと、先ほども述べたように「お宅」は既に丁寧語表現である事がわかります。

単語「宅」に丁寧語の「お・ご」が付いています。なので丁寧語という事になります。文章として他にも「お宅は~ですか」や「○○さんのお宅です」と言うように伝えることで丁寧語表現で言葉全体を伝えることができます。

尊敬語

考えてみるとわかるとおり、「お宅」は既に相手の家の事や第三者の家の事を指すことがわかって頂けた事でしょう。なので相手を主体とした言葉を「お宅」という言葉を使って伝えたい場合は尊敬語として相手に伝えることができる事になります。

尊敬語で相手に「お宅」を用いて伝えたい場合は、「お宅にいらっしゃいますか」と言うように、動詞を相手主体としたときに「いる」の尊敬語「いらっしゃる」にすることで相手に尊敬語として伝えられるようになります。尊敬語だけを用いて相手に伝えるとなりますと、「お宅にいらっしゃる」と言うようになり、丁寧語も用いて相手に聞くことは尊敬語を用いるのであれば大切なことがわかります。

謙譲語

では謙譲語で相手に伝える場合はどのように伝えることができるのでしょうか。尊敬語や謙譲語を考える際は、「お宅」にかかる動詞が相手側かこちら側かによって考えていく必要があります。

相手の家にこちらが行く場合は「お宅にうかがいます」と言うように伝えることで謙譲語として相手に伝えることができます。相手に許可がいる物事であれば「この日にお宅におうかがいさせて頂いてもよろしいでしょうか」と言うように伝えることでも謙譲語として相手に伝えることができます。

使い方

敬語ごとに「お宅」をどのように伝えることができるのかを考えて来れたことと存じます。では敬語の使い方を考えたところで、どのように日常的に使う事ができるのかを考えていきましょう。口頭でのコミュニケーションはやはり基本にはなりますので口頭で伝える際を先に考えていきます。

相手の家や第三者の家を指す場合は「お宅」で丁寧語として問題ないです。言葉全体を「です・ます」で伝えることで丁寧語で相手に伝えられるようになります。しかし、丁寧語だけでは相手と目線が同じかこちら側がそれ以上としても相手に伝わりかねなくもなります。

メールでの使い方

メールで「お宅」を使う際は相手又は第三者の家の事を指す事と存じますので、相手に不快感の無いように言葉を口頭で伝えるよりも気をつける必要があります。いきなり「この日お宅にいらっしゃいますでしょうか」というような文では相手を立たせた尊敬語であっても相手に恐怖心を与えかねないコミュニケーションにもなってしまいます。

メールでは特に感情も伝わりにくいので、挨拶から入る事も基本ですが、どのような要件なのかも伝える必要があります。メールで今の文を改めるとするならば、「いつもお世話になっております。○○です。○○の件で予定を確認したくメールをさせて頂きました。この日お宅にいらっしゃいますでしょうか。お返事お待ちしております。」というだけで相手に恐怖心は与えにくく伝えることができます。

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初回公開日:2018年04月13日

記載されている内容は2018年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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