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「申し込む」の敬語表現・申し込むの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年03月15日

今回は「申し込む」の敬語表現・申し込むの使い方と例文・別の敬語表現と題して、「申し込む」という言葉の正確な意味と用法、またさまざまな分野で扱われる「申し込む」の用例についてご紹介します。多く使われる言葉ですので、ぜひご参考してみてください。

「申し込む」の敬語表現

「申し込む」という言葉の意味は、「特定の機関に対し、自分の希望や理想、また物事をするに当たっての意志や気持ちを伝えて受理してもらうこと」を言い、新しく働く場所を見つける場合や、また特定のサービス機関などを利用しようとする際に、この「申し込む」という言葉をもって相手に自分の意志が伝えられます。

・お申込みでしょうか。
・申し込ませていただいてもよろしいでしょうか。
・お申し込みをさせていただきます。
・申し込ませていただきます。

「申し込む」の敬語は「申し込む」という言葉そのものを変える場合と、表現全体をもって敬語表現に置き換える場合とがあり、状況や場面によってその形容は変わってきます。「申し込む」という言葉の前に「御(お)」を付けることによって尊敬語・丁寧語の敬語表現ができ、その語尾には「させていただきます」という言葉で締めくくります。

丁寧語

丁寧語というのは「不特定多数の人々に公示できる、丁寧な言葉によって伝える敬語表現」を指し、主に「です・ます調」の当たり障りのない敬語表現をもって相手に旨が伝えられます。尊敬語や謙譲語と比べて「相手と自分の立場の差異」にそれほど配慮する必要がないため、比較的簡単に敬語表現をすることができます。

・申し込ませていただきます。
・申し込みます。
・お申込みですか。

このように「です・ます調」によって相手に伝えられ、誰にとっても失礼のない一般的な敬語表現の形になります。

尊敬語

尊敬語というのは「目上の人や立場が上位にある人に対し、話者が一方的に敬意を示す敬語表現」を意味し、もっぱらビジネス上のやり取りで多く使われる代表的な敬語表現となります。この場合は主に「相手の行動に対して敬意を示す敬語表現」となるため、「御(お)」という接頭辞を付ける場合が多いです。

・お申込みですか。
・お申込みされました。
・申し込みを受理なされました。
・申し込みを受理してくださいました。

このように、絶えず「相手の言動に対して敬意を示す敬語表現」をもって伝えられ、話者が一段低く構えることによって、相手への敬意が自然とその敬語表現に認められます。

「申し込む」の敬語での使い方

日本語をはじめ各国の言葉を覚える際には、その言葉を実際に使って覚えるという「実践的な学習法」が非常に効果的で、たとえば例文を作り、その例文の中で「その言葉の意味や用法がどのように活用されるか」ということを、独学で会得する方法が大切です。

・彼は申し込みをしました。
・○○さまより申し込みがございました。
・お申し込みでしょうか。
・○○サービス利用に際しましての申し込みをさせていただきたいのですが。
・この度の申し込みを受理していただけるでしょうか。
・ぜひ、申し込ませていただきます。

このように、「何かを申し込む」という場面は実にさまざまな流れがあり、その場面ごとに「申し込む」の敬語表現も形を変えることになります。

敬語の種類

日本語には大きく分けて敬語表現が3種類あり、1つ目は尊敬語、2つ目は謙譲語、3つ目は丁寧語であり、それぞれの用途によってさまざまに形容が使い分けられます。尊敬語というのは「目上の人や立場が上位にある人に対し、話者が一方的に敬意を示す敬語表現」を意味し、先述しましたように多くはビジネス用語として用いられます。

謙譲語は「相手と自分の立場や関係性を問わず、話者が自発的にその姿勢や立場を低めて敬意を示す敬語表現」を指し、これはビジネス上のやり取りでもプライベート(日常生活)でも非常に多くの場面で使われます。

丁寧語は「不特定多数の人々に公示できる、丁寧な言葉遣いによって示される敬語表現」を意味し、主に「です・ます調」によって当たり障りのない言葉をもって敬語表現に置き換えられます。これらの敬語表現は、場面や状況、相手と話者との立場の違いによって使い分けられます。

それぞれの敬語での使い方

「申し込む」という言葉を先述しましたそれぞれの敬語表現に置き換えて使う場合は、これも先述しましたように、その場の状況を含めた上で、話者と相手との立場の違いによって主に使い分けられます。

尊敬語の場合は主に「相手の言動に対して敬意を示す敬語表現」となるため、よく「御(お)」という接頭辞を用いたり、「(相手の言動を指して)○○されました」や「○○られました」という「○○が△△なされた」という敬語表現の形になります。

謙譲語の場合は話者が自分の言動について形容表現するため、「自分がする言動を相手に対してへりくだらせておき、○○させていただきます」という謙虚な姿勢によって敬語が使われます。丁寧語の場合は尊敬語や謙譲語の場合とは違い、主に「です・ます調」によって簡単にその旨が伝えられ、表現全体を当たり障りのない敬語表現をもって伝えられます。

メールでの使い方

WEBサイトなどではよく「電子メール上で申し込む場合」が多く、その際でも先述でご紹介しました「申し込む」の敬語表現をそのまま使うことができます。

・この度、○○サービスを閲覧しておりまして、ぜひ申し込みをさせていただきたいのですが。
・○○サイトの利用を申し込ませていただいてもよろしいでしょうか。
・お申込みの方はこちら(たいていその後述で申し込み専用のアプリが用意されています)。
・ぜひお気軽にお申込みください

このように、特に「申し込む側(ユーザー)」と「申し込まれる側(サイト)」とに分かれて敬語表現が使い分けられ、どちらにせよ、その目的は「サービスを申し込むこと」という1つに集約されます。

「申し込む」を敬語表現するときの例文

先述しましたように、1つ1つの言葉を覚える際には、その覚えるべき言葉を実際に例文に使ってみて、その言葉の意味や活用を参考にして覚えるという「実践的な学習」が非常に効果的になります。

・こちらの保険へ、ぜひお申込みください。
・旅行を予定しておりますので、飛行機の搭乗券を申し込ませていただきたいのですが。
・○○サービスをぜひ使いたいので、申し込ませてください。
・ご希望などがありましたら、どうぞお気軽にお申込みください。
・わたしは彼にようやく、結婚を申し込まれました。
・○○大学の受験に際しまして、検定料の受理を申し込ませていただきました。
・銀行の通帳を作成させていただくため、口座手続きを申し込ませていただきます。

「申し込む」の例は実にさまざまであり、どの場合でも「申し込む側」と「申し込まれる側」とに分かれており、その両者の立場の差異によって、敬語表現のあり方も変わってきます。

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初回公開日:2018年04月18日

記載されている内容は2018年04月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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