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「いただけないでしょうか」の使い方・敬語の種類・別の敬語表現

更新日:2024年01月17日

ビジネスシーンでよく登場する「いただけないでしょうか」の正しい使い方をご存知でしょうか。この記事では、「いただけないでしょうか」の意味や使い方、他の言い換え方などについて詳しくご説明しています。社会人なら必須の知識なので、ぜひ最後までご覧ください。

敬語「いただけないでしょうか」の使い方

上述しましたが、「いただけないでしょうか」は相手に依頼や要求をしたい場合に使う言葉です。「~してほしいんだけどな」をかなり丁寧に表現した言い方が「いただけないでしょうか」です。

社会人として、「~してほしい」とそのまま言ってしまっては、相手からひんしゅくを買ってしまうことがあります。ですので、「いただけないでしょうか」と表現することによって、相手に不快感を与えずに、また快く引き受けてもらうことができるでしょう。丁寧な言い方ができるよう身につけておきましょう。

基本的な使い方のポイント!

この「いただけないでしょうか」は謙譲語なので、目上の人に向けてしか使えません。会社の上司や先輩だけでなく、お客さまや取引先企業など、自分より立場が上の人に対してのみ使える敬語です。

なので、目下の人には使わないよう注意してください。敬語のルールとして、目下の人に対してへりくだる必要はありません。もし、目下の人に対して「~してほしい」と言いたいなら、「~してもらえませんか」などと丁寧語で表現するようにしましょう。目上の人には謙譲語、目下の人には丁寧語、これさえ押さえておけば良いでしょう。

ビジネスでの使い方は?

ビジネスにおいても使い方は同じです。自分より立場が上の人、年齢が上の人など「目上の人」に対して何かお願い事をする際には「いただけないでしょうか」を用いて表現します。

「ご連絡いただけないでしょうか」や「部長への報告をしていただけないでしょうか」などと使います。丁寧な言い方をすることによって、相手に不快感を与えることなく、また相手が気持ち良く引き受けてくれるような表現をしてください。

部下や同僚などの目下の人に対しても、上述したように丁寧語で表現するようにしましょう。「連絡してもらえませんか」「報告してもらえないですか」などと表現しましょう。

メールではどのように使ったらいい?

メールでも「いただけないでしょうか」の使い方は同じです。上司やお客さまなどの目上の方に依頼する場合には「いただけないでしょうか」、部下や同僚などの目下(同等)の人には「~してもらえませんか」と表現します。相手に不快感を与えずに依頼内容を伝えるには、丁寧な表現はもちろんのこと、きちんと正しい敬語を使っているかがポイントです。

たとえば「手をかけさせるね」という意味で「お手数おかけいたしますが」「ご迷惑をおかけしますが」などのクッション言葉を入れたり、「お願いします」を言うにしても、「お願いいたします」「お願い申し上げます」と敬語にしたりすることが大切です。

相手を不快にさせないための言葉選び、正しい敬語がきちんとできているかが重要なポイントです。相手にメールを送る前には、しっかり文章を読み直してから送信するようにしましょう。

敬語「いただけないでしょうか」の例文!

「いただけないでしょうか」を使った例文をご紹介します。相手が「目上の人」と「目下の人」だとそれぞれどのように言うのが良いのでしょうか。

目上の人に対しては謙譲語!

目上の人に対して「いただけないでしょうか」というときの例文をご紹介します。謙譲語を使い、相手を思いやる気持ちを表現することが大切です。

「先輩、次のミーティングで使いたいので、この資料を来週まで貸していただけないでしょうか」

「会議まであと1時間しかないので、大変申し訳ないのですが、これを30部コピーしていただけないでしょうか」

「部長、あいにく○○様がご不在でした。私は今から別件で席を外しますので、お手数おかけしますが、代わりにお客さまへご連絡していただけないでしょうか」

目下の人には丁寧語で!

目下の人に対する「いただけないでしょうか」の例文をご紹介します。目下の人には丁寧語を用い、失礼にならないように言います。

「○○くん、日報を書いて課長に提出しておいてもらえませんか。私は今から報告書を作成してきます」

「今から席を外すので、お客さまへ変更日時のご案内の電話をしてもらえませんか」

「社長がお見えになったので、お茶とお菓子の準備をしてもらえませんか」

「いただけないでしょうか」の別の言い換え!

また、「いただけないでしょうか」を別の敬語に言い換えると、「お願いいたします」と表現することができます。これも相手に対して「お願い」、つまり要求をしていて、「~してほしい」という意味の「いただけないでしょうか」と同義です。

ただし、「お願いいたします」は「~してください」を丁寧に言った言葉で命令に近いニュアンスがあります。「いただけないでしょうか」の方が腰が低い言い回しになります。より丁寧な表現を目指したいなら「お願いします」より「いただけないでしょうか」を使うようにしましょう。

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初回公開日:2018年04月11日

記載されている内容は2018年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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