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「また」の敬語表現・またの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年04月18日

仕事において敬語の使い方をマスターするのはとても難しい事ですが、実は意外な所で落とし穴があり、これを間違うとちょっと大変な事になってしまう言葉がいくつかあります。今回は、そんな敬語の落とし穴で有る、「また電話します」の「また」の敬語での使い方を紹介します。

「また」の敬語表現はどうするのか

社会人としてのマナーは色々ありますが、いくら論理理屈で覚えていても、実際に働いてみないと分からない事もすごく多いです。実際、学生時代にある程度アルバイトをしていた人は、全くしていなかった人と比較すると社会人としての経験を積んでいるので、いわゆる「新卒」と呼ばれる社会人1年目の方々は、学生時代のアルバイト経験をやっていて良かったと感じます。

しかし、敬語の使い方、特に「ビジネス敬語」と呼ばれるビジネスで使用される敬語に関しては、アルバイト時代の経験では間に合いません。飲食店などの接客アルバイトだった人は敬語の使い方に自信があるでしょうが、それとはまた違うのがビジネス敬語になり、学べば学ぶ程奥が深いです。

今回は、そんなビジネス敬語で表現する時の意外な落とし穴、「また、電話します。」の「また」について使い方などを紹介します。

敬語の使い方を確認しましょう

しかし、いざ敬語と言われても、多くの方は学生時代に習っただけなのが現状です。そして、多くの人々はなんとなく感覚で理解しているけど、いざ口頭で説明をしろと言われてもできないのが現状です。そこで、「また」の敬語表現と合わせ、改めて敬語というものに関して復習をしてみましょう。

敬語の種類

敬語と言うのは相手を敬っていると言う意識示すための「尊敬語」自分を相手より低く見せるのに使用する「謙譲語」日常的に使用されている「丁寧語」の3つに分類されると教わった人も多いのですが、現在では「尊敬語」「謙譲語」「丁重語」「丁寧語」「美化語」の5種類に分類されています。

仕事において敬語と言われるのは、敬語5分類の内「尊敬語」「謙譲語」「丁重語」のみとなり、「丁寧語」「美化語」は日常会話で使用する言葉と認識されているので、仕事において「敬語」と言われたら「尊敬語」「謙譲語」「丁重語」のことであると認識をしましょう。

使い方

敬語の基本を復習した所で、本題となる「また」の敬語での使い方について紹介をします。「また、電話します」と言う場合の「また」と言うのは、後でもう1度連絡をする。と言う事になりますので、「あらためまして」と言うのが適切な言い方になります。

そして、「また」「あらためまして」と似たようなニュアンスのある「後ほど」ですが、これは「後日」と言う意味になりますので、「あらためまして」の方がより今日中に処理します。と言うニュアンスになります。実際には、「あらためまして」も「後ほど」も同じ意味で解釈されていますが、今日中に連絡を折り返す場合は「あらためまして」折り返しの連絡が数日後になる場合は「後ほど」と覚えておきます。

メールでの使い方

メールでの「また」の敬語である「あらためまして」と「後ほど」の使い方になりますが、先に紹介した使い方と同じになります。当日中に再度連絡する時は「あらためまして」、数日後に連絡する場合は「後ほど」がその意味を持つ言葉になりますので、当日中に連絡をするのか、数日後に連絡をするのかで使い分けていきましょう。

しかし、どうしても今すぐ連絡をする必要がある時は、メールではなく電話の方が適している場合もあります。「あらためまして」は確かに当時中に折り返し連絡をすることを意味していますが、メールの場合だとどうしても翌日や翌営業日に観覧する事が出てしまうので、本当の意味で当日中に連絡する事ができなくなってしまいます。

メールしか連絡方法がないのなら仕方ない部分ではありますが、本当に今すぐ連絡をやりとする必要があるときに備え、相手方の連絡先は必ずメール以外の連絡先を聞いておきましょう。

「また」の敬語での使い方

敬語での「また」の使い方になりますが、先に紹介したとおり当日中に連絡を折り返すのか、数日後に連絡を折り返すのかで「あらためましてと「後ほど」の言い方が違う事を紹介しましたが、「また」と言うのは連絡を折り返すのを伝えるときに使用するだけでありません。

実は、日本語には敬語にする必要のある言葉と必要のない言葉があり、「また」と言う言葉は、その敬語にする必要がない時もある言葉になります。この「また」を敬語にするかどうかと言うのを決めるのは、前後の言葉になりますが、敬語で全体をまとめる必要がある時は「また」を同じ意味のあるベルの言葉に言い換える必要があります。

「また」を敬語表現するときの例文

では、実際に使用する場合はどのようにこの「また」を敬語で使用したらいいのでしょうか。基本的なものになりますが、「また連絡をします」のまたの使い方の例文をいくつか紹介します。

また連絡をします。と言う意味の「また」は「あらためまして」になりますが、メールで折り返し連絡をする場合、「あらためましてメールをさせていただきます。」「あらためましてメールにてご連絡を差し上げます。」になります。電話連絡の場合は、「あらためまして、お電話をさせていただきます。」か「あらためまして、お電話を差し上げます。」なります。

メールでも電話でも使える、また、連絡しますは「あらためて連絡をさせていただきます」になりますが、特に急ぎの要件だった場合、連絡方法がわかると相手に対しての心遣いになりますので、できれば連絡方法も添えておきます。

よろしくお願いします

プライベートにおいてネットオークションで商品を購入した場合などに、よくメールの最後に「またよろしくお願いします」と言う言葉が書かれていることが多いのですが、この場合の「また」は「再度」と言う意味になります。しかし、この場合の「またよろしくお願いします」は大体文章の結びの言葉として書いている事が多いので、あまり深い意味はありません。

しかし、単なる結びの言葉だから省略して良いと言う事はありません。「またよろしくお願いします」と言う言葉は、「買ってくれてありがとうございます」と言う意味にもなりますので、必ず最後に一言添えましょう。

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初回公開日:2018年03月27日

記載されている内容は2018年03月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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