「無知ですみません」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年07月01日
自分が知らないことを申し訳ないという気持ちでできるかぎり丁寧に答えたい場合には「無知ですみません」ではなく「不勉強で申し訳ありません」のほうがより丁寧な敬語表現となります。自分が勉強不足でわからないことをアピールしつつ申し訳ないこともアピールできているので適している言葉です。
お客様から何らかの問い合わせが来たときに自分が全く知らない分野で担当者も不在で返答ができないときに「不勉強で申し訳ありません。至急確認してご連絡いたします」といった切り返し方をします。このような場面で「無知ですみません」という言葉を使うと、相手次第では不快感を抱かれる恐れがあります。
メールでの回答ができない場合
メールで何らかの質問を受けていろいろと調べてみたけれど、客側から見て満足するような回答ができない場合には、「無知ですみません」と切り返すよりは「ご返答いたしかねます」や「お答えいたしかねます」と切り返したほうがいいです。
具体的には「今回の○○という製品における低温環境下の機能性低下については弊社ではお答えいたしかねますので、直接メーカーへとお問い合わせくださいますようお願い申し上げます」といった敬語表現です。あとは、そのメーカーの問い合わせ先と担当者を紹介すれば完璧でしょう。
「無知ですみません」の別の敬語表現例
「無知ですみません」は敬語表現ではありますが、「知らない」ことを謝っているので別の表現でも大量に言い換えることができます。先に紹介したようにいろんな敬語が存在していますので、その時の状況次第で言い換えましょう。
「すみません」に要注意
「無知ですみません」と無知を謝る場面では、口頭ならばその返答でも問題なく進行することもありますが、やはりそれよりも「認識不足で申し訳ありません」といった表現のほうがいいでしょう。「すみません」という言葉があまりにも多様性があり人によっては丁寧なお詫びの言葉と受け取らないこともありますので、別の敬語表現に逃げましょう。
社会人は知らないで終わってはいけない
「無知ですみません」とはざっくりとした表現をしてしまうと、自分は知らないということのアピールです。しかし、人間だれしも万能ではないので知らないことがあるのは当然なのですが、その相手が何かを教えてもらう先輩ではなくお客様だった場合はそこでストップしてしまうのはアウトです。敬語表現を用いても減点になってしまいます。
必ず回答するという姿勢が大事
自分が知らないことを敬語表現で告げることはもちろん大切なのですが、何よりも答えを知ることがお客側から見ると大切なことなので、「今の自分ではわからないけれど、何らかの解決策を提示する」という状態をアピールしなければいけません。
シンプルな返答で「無知ですみません」とアピールした後でも「○○につきましては私ではお答えいたしかねますので、製品担当のものと確認してこちらからご連絡いたします」といった返答が必須となります。
実は使い方が難しい言葉
社内での先輩との会話で自分が知らないことを謝るときに「無知ですみません」と言葉で発することは問題ないでしょうし、ヤフー知恵袋や某掲示板に記載するときの言葉として用いるのも問題ないでしょう。
しかし、本当に敬語が必要な場面になるとなかなか使いにくい言葉となってしまいますので、言い換えたより丁寧な言葉で対応するようにしてください。
初回公開日:2018年05月25日
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