Search

検索したいワードを入力してください

2018年05月02日

行動ターゲティング広告の無効化の方法と仕組み・広告費の特徴

ネットをしている時に、同じ広告が何度も表示されて不快な思いをしたことのある方も多いのではないでしょうか。この記事では、行動マーケティング広告とそれに対する対処法を紹介します。自分のパソコンやスマホは大丈夫かな?と感じる方は、ぜひ読んでみてください。

行動ターゲティング広告の仕組み

行動ターゲティング広告の無効化の方法と仕組み・広告費の特徴

ウェブサイトを閲覧して、「たまたま検索して一度見ただけのサイトの広告が何度も表示される」「もしかして、誰かに付け回されている?」と感じた経験はありませんか。これには「行動ターゲティング広告」といって、ユーザーの行動履歴をもとにその人の興味・関心に合う広告を表示する手法が使われています。

インターネットの訪問履歴が使われている

その人の嗜好に合った広告を表示させるために、行動履歴の把握を可能にしているのがクッキー(Cookie)です。クッキーは、ウェブサイトの管理者が、ブラウザを通じて、そのウェブサイトを訪れた人のパソコンに、一時的にデータを保存することができる仕組みやその情報のことです。例えばオンラインショッピングサイトで購入かごに入れた商品が、数日後もそのまま残っているというのは、クッキーの機能のおかげです。

これとは別に、トラッキングのクッキーというものが存在します。これは、多くのウェブサイトに広告が掲載されていることと関係があります。ウェブサイトを訪れた時に、ウェブサイトのサーバーとは別に、広告を配信している事業者のサーバーでもクッキーによりユーザーを識別し、データを保存することができます。この仕組みを用いて、広告配信事業者は行動履歴情報を取得することが可能となります。

行動ターゲティング広告で個人情報が漏れている?

クッキーが識別しているのはブラウザーであって、個人が特定されているわけではありません。したがって、ウェブサイトを訪問したユーザーの名前や住所といった「個人情報」そのものが漏れるものではありません。しかし、知らないうちに第三者に行動履歴などが渡り、利用されることに対して、プライバシー保護や個人情報保護の強化を求める声も上がっています。

インターネット上の行動履歴を元に、年齢、性別、嗜好などの情報が取得、分析され、使用されることを不快と感じる場合には、どうしたら良いのでしょうか?行動ターゲティング広告を出させないためには、こうした監視・追跡を無効化(オプトアウト)し、ユーザーの情報をマーケティング・広告会社が取得し、利用することを止めるための操作が必要になります。

行動ターゲティングの広告費用はどれくらい?

行動ターゲティング広告の無効化の方法と仕組み・広告費の特徴

そもそも、なぜ行動ターゲティング広告が私たちの身近なところにあふれているのでしょうか?それは、広告主にとって投資する価値のある仕組みとなっているためです。成長を続けるインターネット広告産業の中でも、ターゲットを絞った広告は、特に費用対効果が高いため、広く使われるようになっています。

増え続けるインターネット広告費

電通が毎年発表している「日本の広告費」によると、2017年の日本のインターネット広告費は1兆5000億円と、日本の広告市場の中でテレビ広告に次ぐ規模となっています。インターネット広告は高い費用対効果が実現できるとされ、企業が費やす費用も年々増え続けています。

インターネット広告には、広告やブランドを認知してもらう、広告主のウェブサイトに誘導する、購入や何らかの行動を起こさせる、という主に3つの効果があります。広告費の発生別には、ウェブサイトに掲載することに対して費用が発生する手法、広告の表示回数に応じて広告主が支払うもの、広告への訪問回数に応じて費用が発生するものがあり、意図する効果と組み合わせて使い分けがなされています。

2017年 日本の広告費

出典: http://www.dentsu.co.jp/news/release/2018/0222-009476.html |

変化しつつあるインターネット広告

従来の不特定多数に向けたインターネット広告に加え、特定の興味・関心を持った層に向けた広告が増えてきています。行動ターゲティング広告のほかにも、インターネット検索サイトに入力したキーワードに関連する広告を表示させる検索連動型の広告や、見ているサイトの内容に関連した広告を表示させるコンテンツターゲティング広告があります。

行動ターゲティング広告を表示させると、そうでない場合の広告に比べ、クリックされる割合が格段に上がると言われています。自社の商品やサービスの売り上げを伸ばしたい企業にとっても、マーケティング・広告会社にとっても、ターゲットを絞った広告は、なくてはならない手法になりつつあります。

行動ターゲティング広告の印象は?

行動ターゲティング広告の無効化の方法と仕組み・広告費の特徴

「インターネット広告が気になるのは自分だけ?」「他の人はどう対応しているのかな」と気になることもあるのではないでしょうか。行動ターゲティング広告に対しては、ネガティブな印象を持つ人が多い反面、中には積極的に利用しているという人もいます。

何度も同じ広告が出てきてうざい

独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)が2017年12月に発表した報告書によると、行動ターゲティング広告に対して、「知らない間に自分の情報が集められているようで気持ちが悪い」「何度も表示されてうるさい」「情報漏えいが不安」と答えた人が5割を占めました。ネット上でも同じような意見が見られます。

さらに、「このような広告を表示してほしくない」「広告をクリックしないようにしている」という意見も多く見られます。一方で、「行動ターゲティング広告」という言葉を知らないという人も多く、何となく気にはなるけれども、どうしていいのか分からないでいることが伺えます。

「2017年度情報セキュリティに対する意識調査」報告書について

出典: https://www.ipa.go.jp/security/fy29/reports/ishiki/index.... |

行動ターゲティング広告はユーザーのため?

一方で、同じ調査報告書では、1割程度の人が「興味がある広告が表示されるので参考になる、活用している」と回答しています。以下にご紹介する「行動ターゲティング広告の無効化」をしても、広告は引き続き表示されますので、全然興味がない広告を見せられるより、興味・関心のある広告が表示される方が良いという考え方もあります。

例えば、Amazonを閲覧していて、おすすめ商品が表示されることに疑問を感じることはあまりありません。一方で、行動ターゲティング広告に違和感を持つ人が多いということは、広告そのものよりも、手法に対して「十分な説明がなされていない」と感じる人が多いと言えます。

行動ターゲティング広告を無効化するには

行動ターゲティング広告を非表示にするには、ウェブサイトの閲覧履歴の削除、クッキーの無効化、行動ターゲティング広告の停止・無効化(オプトアウト)があります。そのうち、今回は行動ターゲティング広告の無効化の方法をご紹介します。無効化するためには、個々のサイトでの作業が必要になります。ここでは主な6つのサイト(Google、Yahoo、楽天、amazon、LINE、Facebook)を取り上げます。

なお、行動ターゲティング広告については、ウェブサイトを使用するときに何らかの形で同意したことになっている(有効化になっている)ことがほとんどです。「行動ターゲティング広告に同意した記憶がない」という場合にも、自分のパソコンやスマートフォンの設定を一度確認してみましょう。

Google

行動ターゲティング広告の無効化の方法と仕組み・広告費の特徴

Googleでは行動ターゲティング広告が「カスタマイズされた広告」と説明されています。Googleでは、以下の3つの方法で行動ターゲティング広告を表示させないようにすることができます。

無効化の手順

Google アカウントにログインしている場合には、「広告設定」 を開き、「広告のパーソナライズ」 の横にあるスライダーをクリックし、「オフにする」 をクリックします。その際に、「Google 検索での広告のカスタマイズを無効にしますか?」と表示されるので、OKを選びます。

Google アカウントにログインしていない場合には、「広告設定」 を開き、「ウェブ上の広告のカスタマイズ」 の横にあるスライダーを動かし、オフにします。その際に、「Google 検索での広告のカスタマイズを無効にしますか?」と表示されるので、OKを選びます。

また、Google検索での行動ターゲティング広告を無効化するためには、「広告設定」の「Google 検索での広告のカスタマイズ」の横にあるスライダーを動かし、オフにします。その際に、「Google 検索での広告のカスタマイズを無効にしますか?」と表示されるので、OKを選びます。

Yahoo

行動ターゲティング広告の無効化の方法と仕組み・広告費の特徴

「行動ターゲティング広告の無効化について」のページで「無効化」ボタンを押します。このページでは、行動ターゲティング広告の配信が「無効」になっているかどうかを確認することもできます。さらに、クッキー以外の広告技術を利用した行動ターゲティング広告の無効化の説明も記載されています。

楽天

行動ターゲティング広告の無効化の方法と仕組み・広告費の特徴

「行動ターゲティング広告」のページで「無効にする(オプトアウト)」ボタンを押します。「お客様の現在のステータス」という部分で、楽天の行動ターゲティング広告の機能が有効な状態か無効な状態を確認することができます。

amazon

行動ターゲティング広告の無効化の方法と仕組み・広告費の特徴

amazonでは、行動ターゲティング広告が「パーソナライズド広告」と説明されています。「広告表示の設定」のページで「このブラウザではパーソナライズド広告を表示しない」を選んで送信ボタンを押します。

なお、無効化しても、amazonのウェブサイトで「おすすめ商品」は見ることができますので、「おすすめ商品」表示はそのままにしたいという場合にも安心です。

LINE

行動ターゲティング広告の無効化の方法と仕組み・広告費の特徴

LINEでは、行動ターゲティング広告という言葉の代わりに、「履歴情報との関連付け」と表現されています。行動ターゲティング広告の無効化のためには、「当社によるウェブサイト訪問履歴情報とLINEアカウントとの関連付けの停止(オプトアウト)について」のページでLINEアカウントとの関連付け「無効」を選択します。

Facebook

行動ターゲティング広告の無効化の方法と仕組み・広告費の特徴

「広告設定」のページにある「あなたの情報」の部分で「交際ステータス」「勤務先」「役職・職業」「学歴」「恋愛対象」のタブをクリックしてオフにします。「広告設定」のページでは、その他、「趣味・関心」というタブを開いて、自分のFacebookを開いたときに、表示される可能性のある広告のリストを確認したり、望まない広告主を削除することができます。

また「広告トピックを非表示にする」というタブからは、特定のトピックについて、一定期間非表示にしたり、二度と表示しないようにすることもできます。

インターネット広告と上手に付き合おう

行動ターゲティング広告の無効化の方法と仕組み・広告費の特徴

いかがでしたか。今回は、行動ターゲティング広告の仕組みとその対処法について紹介させていただきました。インターネット広告は、ネット上のいたる所にみられますが、表示される広告の内容と自分の普段の行動が関係があるということが分かります。

行動ターゲティング広告の仕組みや対処法を知っておくことで、利用者自身がインターネット空間をコントロールする側に立つことが容易になります。日々の生活をより楽しく快適なものにしていくために、インターネット広告とうまく付き合っていくことが大切です。

Related