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〆を書く目的・書き方・書き方例(封筒/郵便/手紙/履歴書/願書)

更新日:2024年01月01日

一見すると、記号にも見えてしまう「〆」という漢字ですが、ビジネスシーンで封筒などに「〆」と書くことは結構多いと思います。今回の記事では「〆」を書く目的と、由来や種類などを紹介していきます。さらに、封筒や願書などの種類別での書き方も見ていきます。

手書きでの「〆」の書き方は習得できました。それでは最後に、封字を封筒のどの位置に書くのか、またビジネスシーンではどの漢字を使用すればいいのか、それぞれ個別に見ていきます。

一般の封筒(手紙など)

封筒の糊付けされた部分に「〆」と書いておけば、基本的な書き方としては問題ありません。現在は、セロファンテープでとめて終わりにしてしまう人も多いですが、きちんと「〆」マークを書いておくと丁寧な書き方です。

また、縦書きの封筒の場合には封字が必要ですが、横書きの封筒で閉じる部分が真直ぐではないものは「〆」を省略しても良いとされています。

履歴書や願書

一般的に、ビジネスの場で封筒などに封字を書く場合は、「緘」の字が書かれた封緘判(ふうかんばん)を押すのが普通です。また、少し気を使わないといけない相手などに封筒を出す場合は、手書きで「緘」と書いておけば基本的に問題ありません。「〆」を書いても大丈夫ですが、「封」や「緘」の封字を用いたほうが丁寧な印象を与えることができます。

また、「厳封」としておこなう場合もあります。これは封字と同じ意味なのですが、より厳格に、発行者以外の目に触れておらず、また内容について改変がされていない、という意味合いが強くなります。そのため、封筒そのものが偽造されていないことや、隙間から内容を見られていないことを証明するために使用されます。

この書き方としては、糊付け部分や封筒のふち、中央の合わせ目などに書きます。用いるスタンプも専用のものや、サインなどを書き加える場合が多いようです。さらに、場合によっては秘密のマークを適当な位置に追加していることもあります。

「〆」を使い分けよう!

今回の記事では、封字として用いられる「〆」という字の由来や意味や基本的な書き方を紹介してきました。何かの記号かと思われることも多い「〆」という漢字ですが、実はれっきとした漢字であり、他にも封字と使用される漢字は多数存在するということが分かっていただけたでしょうか。さらに「〆」を書くときの基本的な書き方を、シーン別に見ていきました。

近年では、メールやSNSで手軽にやりとりができるようになってきましたが、ビジネスシーンやすこし改まった場面での書類の受け渡しなどでは、まだまだ封筒に入れておこなうことも多いと思います。そういった場面で正しい書き方・ルールでやりとりができるかできないかでは、相手に与える印象が大きく違ってきます。

ぜひこの機会に、シチュエーションに合った封字を使い分けるなど、正しいマナーを身に付けて、お互いに気持ちのよい関係を保つように心がけましょう。

初回公開日:2017年10月02日

記載されている内容は2017年10月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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