エアメールの封筒の規定・書き方・印刷方法|サイズ/色
更新日:2024年07月17日
エアメールの封筒の規定ってあるの?
日本から海外に手紙を送るには配達方法によって、「航空便」「船便」「エコノミー航空(SAL)便」などがありますが、封書やハガキなどであれば「航空郵便」すなわちエアメールを使うことが多いでしょう。
存在は知っていても普段は使う機会がない、という方がほとんどではないでしょうか。宛名や料金も日本での手紙と同じというわけにはいきません。どうやって書けばいいのか、そもそも封筒はどうしたらいいの?そんな素朴な疑問を調べてみました。
まずエアメールの封筒についてです。大きさや形に決まった規定はあるのでしょうか。一緒に見ていきましょう。
サイズ
エアメールも日本の郵便と同じように、「定形郵便」と「定形外郵便」があります。
定形郵便のサイズは長辺14〜23.5cm 短辺9〜12cm、定形外郵便のサイズは長辺60cmまで・長さ+幅+高さ90cmまでと決まっています。この規定を超えてしまうと、国際小包などになってしまいエアメールでは送れなくなってしまいます。
市販されている定形のエアメール用の封筒の大きいものは、横向きか縦向きかの違いだけで日本の「長形3号」とまったく同じ大きさです。A4用紙を縦に3つ折りにして余裕で入れることのできるサイズです。封筒の大きさの目安になります。
色
市販されているエアメール用の封筒は、白地に赤と青で縁取りがされているものがほとんどなので、エアメールはこのような封筒でないと送れないと思っている人が多いのですが、これは間違いです。
茶色のクラフト封筒でも、色が付いていても、模様がプリントされていても問題ありません。エアメール用の封筒はどんなものでも構いません。宛先さえきちんと書かれていれば、問題なく配達されるので安心してください。
ではなぜ赤と青の縁取りが一般的なのでしょうか。国際郵便の規定は「万国郵便連合」に加盟している加盟国の話し合いで決まります。連合発足当時の国際機関の公用語がフランス語だったためフランス国旗に寄せたとも、当時の技術では目立つ色のインクが青と赤しかなかったとも言われています。
エアメールの封筒の書き方
では一番大事なエアメールの封筒の書き方についてです。住所の書き方も日本での手紙とはだいぶ違ってきます。ここを正しく書かないと、せっかくのエアメールが相手に届かない事態になってしまいます。そんな事態を招かないためにも、しっかりとエアメールの封筒の書き方を学びましょう。
差出人
差出人である自分の名前と住所は、封筒の表面の左上に宛名よりも小さく書きます。ヨーロッパでは封筒の裏面に書くことが多いと言いますが、一般的には表面に書いて問題ありません。住所の書き方は日本とは真逆で、狭い区域から広い区域へ順番に書いていきます。
山田花子〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目2番地3号サンライズ102号室を例にすると、
Yamada Hanako
Sunrise102 1-2-3,Marunouti,
Tiyoda-ku,Tokyo
100-0005 JAPAN
または
Yamada Hanako
Tiyoda-ku Marunouti 1-2-3-102
Tokyo 100-0005 JAPAN
となります。
マンション名・番地・町名・区市町村名・都道府県名・国名となっているのが分かるのではないでしょうか。
宛名の書き方
エアメールの宛先は、差出人の住所の下の右中央から右下部分に差出人の住所氏名より大きく書きます。エアメールであることが分かるように国名をはっきり大きく書きましょう。
宛名の書き方も、氏名・マンションと部屋番号・番地・町・群市・州・郵便番号・ 国です。これがエアメールの基本的な書き方ですので覚えておいてください。国によっては独特な地名の略し方などがあるので、なるべく教えてもらったとおりに書きましょう。
Mr.やMrs.は、日本の手紙の「様」に相当しますので、名前は「Mr. John Walton,」のようにフルネームで書きます。Mr. は男性・Mrs. は既婚女性・Miss は未婚女性・Ms は既婚・未婚が不明な女性に付ける敬称です。フルネームが基本ですが、親しい相手ならMr.やMrs.を付けずにフルネームだけでも問題ありません。
エアメールの封筒はどこで買える?
エアメールの封筒はどんなものでも構わないと学びましたが、赤と青で縁取りされているエアメール用の封筒のほうが安心だし分かりやすいと考える人は多いでしょう。ひと目見てエアメールだと分かるので便利です。
ではエアメール用の封筒はどこで買えるのでしょうか。どこにでも売っているものなのか、いざと言う時に困らないようにしておきましょう。
郵便局
郵便局ではエアメール専用のはがきは取り扱っていますが、今のところエアメール用の封筒の取り扱いはありません。
エアメールで送れる規定内の封筒ということであれば、郵便局でも「長形3号」は取り扱っていますが、赤と青のラインの入ったものをエアメール専用封筒とするならば郵便局では取り扱っていないので注意しましょう。
初回公開日:2017年12月18日
記載されている内容は2017年12月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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