半自動溶接を含むアーク溶接は危険な作業です。そのため、本格的に作業していくには資格が必要になってきます。事業者が作業者に受講させることでもらえる「アーク溶接特別教育」は、溶接の入門資格と言えるでしょう。
その他、半自動溶接の資格には「半自動溶接技能者資格」があります。試験は「MAG溶接」「組み合わせ溶接」「セルフシールド溶接」の溶接方法に分かれており、溶接姿勢、材料の種類と厚さ、継手の区分によって細分化されています。
試験に合格するコツ
試験の種類に応じて様々なコツはありますが、難易度の低い基本級から徐々に取得していくことが全ての試験に共通するコツでしょう。
基本級から資格を取得することによって、技量や知識が身に付きやすくなります。また、基本級は合格しやすく、「合格」という成功体験を積むことで次の試験も受けやすくなるのがメリットです。
また、下向き姿勢で半自動溶接の練習を何度もすることや溶接時の角度やスピードに注意することもポイントでしょう。
半自動溶接のコツを掴んでスキルアップしよう
本記事では、半自動溶接について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
溶接の姿勢や材料、電流や電圧の調整など、覚えるべきコツが多く、難しく感じてしまった方もいるでしょう。
しかし、半自動溶接はそれほど難しいわけではありません。まずは、基本的な下向き姿勢で角度やスピードに注意しながら何度も練習していきましょう。大事なのは溶接を経験していくなかでコツを掴んでいくことです。
少しずつ経験やコツを積み重ねながら、自分なりのやり方を見つけてスキルアップして行きましょう。