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「御社」は履歴書で使える?意味・例文・「貴社」との使い分けを紹介

更新日:2024年02月21日

「御社」と「貴社」の正しい使い方をご存知でしょうか?当記事では、「御社」と「貴社」の言葉の意味や使い方、シーン別の例文などを紹介しています。履歴書や面接ではどちらを使うべきなのか不安がある方は、この機会にしっかり覚えておきましょう。

一般企業以外では、「御社」や「貴社」が使えないことがあります。
「〇〇会社」という名前であれば、もちろん「御社」や「貴社」が使えます。

しかし、「〇〇銀行」や「〇〇学校」という場合はどうでしょうか?
そもそも「社」という字が使われていないので、「御社」や「貴社」という言い方はふさわしくありません。

他にも「社」を使わない企業や団体は、意外と多くあります。
自身が応募する企業や団体では、どの言葉を使うのが正しいのか、面接の前にしっかり確認しておくようにしましょう。

話し言葉書き言葉
学校御校(おんこう)貴校(きこう)
病院御院(おんいん)貴院(きいん)
銀行御行(おんこう)貴行(きこう)
郵便局御局(おんきょく)貴局(ききょく)
省庁御省(おんしょう)御庁(おんちょう)貴省(きしょう)貴庁(きちょう)

「御社」と「貴社」のように間違いやすい言葉

ビジネスシーンでは、「御社」と「貴社」以外にも注意が必要な言葉があります。
ここでは、自身の会社を表す「弊社」と「当社」、書類の宛先の敬称である「様」と「御中」について詳しく紹介します。
どちらもよく聞く言葉ですが、使い分けに悩む方もいるのではないでしょうか。
違いをしっかりと理解し、自信をもって使いこなせるようになりましょう。

「弊社」と「当社」

どちらも「自分の会社」のことを表しているということは、ご存知の方も多いでしょう。
具体的な違いは、「弊社」はへりくだった謙譲語の言い方、「当社」は対等な立場の言い方だという点です。

謙譲語とは、へりくだった表現をすることで相手を立て、敬う場合に使う表現です。
相手への敬意を表すものなので、立場の上下や会社の規模などに関わらず使うことができます。

次に「当社」ですが、こちらはへりくだった表現ではありません。
「わが社」や「うちの会社」というような意味であり、自社内で使うことも多い言葉です。
しかし、自身の会社が何らかの損害を受けた場合など、強く主張したいときにも用いられることがあります。

書類送付時の「様」と「御中」

「様」は個人宛、「御中」は〇〇会社など団体宛です。

例えば履歴書などの書類を送りたいとき、担当の方の名前までわかっている場合は、名前のあとに「様」をつけましょう。
担当者の名前が分からず、人事部宛で送るときは、人事部「御中」という書き方になります。

ここで注意したいのは、「御中」と「様」は併用しないという点です。
〇〇会社 人事部御中 〇〇様 という書き方は誤りです。
〇〇会社 人事部 〇〇様 と書きましょう。

また担当者の名前が分からない場合は、「人事部 ご担当者様」という書き方もできます。

「御社」の意味・使い方を理解して履歴書では「貴社」を使おう

面接では「御社」を、履歴書では「貴社」を使いましょう。

「御社」と「貴社」の意味や使い方をご紹介しました。
大きな違いは、話し言葉か書き言葉かという点です。

就職活動の際に一度覚えてしまえば、ビジネスの場面でも自信をもって使うことができます。
履歴書を作成する際に「御社」と「貴社」の使い方で迷ったら、それぞれの違いを思い出して、適切な使い方ができるように心がけましょう。

初回公開日:2018年02月05日

記載されている内容は2022年12月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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