退職時の菓子折りに添えるメッセージ・渡すタイミングと方法
更新日:2024年06月27日
退職時に菓子折りは必要?何か添える?
勤務していた職場を退職する時、菓子折りを渡すべきか、渡すならどんなものが良いのか、何か添えた方が良いのか悩んだことはありませんか。ここでは、退職時の菓子折りについておすすめや渡し方やメッセージなど添えるものについて例文を含めて解説していきます。
退職時は忙しいこともありますが、一社会人としてスマートに退職の日を迎えましょう。退職が近い方やこれから経験するであろう方に向けてご紹介します。
退職するとき菓子折りは必要?
そもそも退職する際、菓子折りは必要なのでしょうか。強制されるものではないですが、勤務する職場で慣例となっていれば、用意した方が良いでしょう。今まで退職時に菓子折りを渡す前例がなければ、後に続く方のことを考えてしなくても良いこともあります。ただ、定年退職の際は渡すのがベストです。大事なことは、お礼をしたいという自分の気持ちです。
従業員が多い大きな会社だと、菓子折りを全員分用意するのは予算的にも大変なので、自分が所属した部署で十分です。就業期間が短かった人や、短期間の派遣社員の方は特に菓子折りは必要ないでしょう。
メッセージは必要?どんなことを書く?
例えば、個包装のお菓子を一人ずつ配るという習慣のある会社の場合は、渡す際にお礼の言葉を一緒に述べれば、メッセージは特に必要ありません。シフト制で中々全員に会えない場合や出張などで不在の方には、簡単なメッセージを書いて添えておくと良いです。
また、菓子折りを休憩室や共有の場所に箱ごと置く場合は、全体へ向けたメッセージを添えておくのがおすすめです。その際、名前も忘れずに記入します。誰からのものかわかりやすく、お礼の気持ちも伝わります。メッセージは、簡潔に長くなりすぎないように注意しましょう。
【メッセージの例】
・本日で退職することになりました。今まで大変お世話になりありがとうございました。
・お世話になりました。みなさんお体に気をつけて頑張ってください。
・今まで一緒に働けて感謝しています。ささやかですが、みなさんで食べてください。
退職時の菓子折りにのしは必要?
退職時に渡す菓子折りに「のし」はあったほうが良いのでしょうか。結論から言うと「のし」は必要ありません。ただ、上司や部署の責任者にまず渡して、その後休憩室や共有の場所に菓子折りを箱ごと置く場合は「御礼」と記した「のし」があっても良いでしょう。
また、季節の花が記された掛け紙なども今はありますので「ありがとうございました」などの言葉を添えても良いです。
退職時に手紙を送った方が良い?
退職した時に挨拶の手紙は必ず送るものなのでしょうか。一般的に定年退職した時や、転職したときに手紙を送る人もいますが、絶対しなければならないというものではありません。取引先や以前職場にいてお世話になった方など、知らせた方が良いと思ったら送ると良いでしょう。また、メールを使うという方法もあります。
会社関係への退職時の挨拶状文例
・拝啓、時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。さて私、○月○日をもちまして、○年間勤めました○○会社を(定年)退職いたしました。在職中は、公私にわたり大変お世話になり厚く御礼申し上げます。
この経験を糧として、これからの人生に生かしていくつもりでございます。末筆ながら、貴社のご発展と皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。敬具
・拝啓、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。このたび一身上の都合により、○○日付で○○会社を退職することになりました。在職中は、ひとかたならぬお世話になり、本当にありがとうございました。
つきましては、○月○日より弊社○○が後任として貴社を担当させていただくことになりました。前任者同様、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。まずは、略儀ながら書中にてお知らせ申し上げます。敬具※文中に句読点は使用せず、スペースを使います。
その他退職時の挨拶状文例
・拝啓、時下ますますご健勝にお過ごしのこととお慶び申し上げます。さて私こと、このたび一身上の都合により退職することとなりました。公私にわたり、色々とお世話になりましたことを厚く御礼申し上げます。取り急ぎ、書中をもちまして御礼かたがたご挨拶申し上げます。敬具
・新緑の候(など時候の挨拶)いかがお過ごしですか。さて、私○年○月○日をもちまして、○○会社を退職いたしました。在職中は、ひとかたならずお世話になり、本当にありがとうございました。
無事勤められたのも、あたたかいお力添えがあればこそと心より感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。末筆ながら、ご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。※文中に句読点は使用せず、スペースを使います。
菓子折りの渡すタイミングと個人的なお礼は?
退職時の菓子折りは、どのようなタイミングで渡すのが良いのでしょうか。渡す日は、出社最終日が一般的です。朝礼がある会社やまとめて渡すのが慣例になっている場合は、始業前に部署の責任者に挨拶と菓子折りを渡します。そうすることで、朝礼内で部署全体に周知してもらえます。
また、特にお世話になった上司や同僚に、菓子折りとは別にお礼の品を渡したいということもあるでしょう。その際のおすすめや渡し方などをご紹介します。
社長や上司へのお礼は?
大きな企業や支社や支店など社長が普段いない会社は、特に必要ないでしょう。小さな会社で常に社長がいて関わりが多かった場合は、お礼の品を渡した方が無難です。社長の場合は、少量でもきちんとした品物で「のし」をつけた方が好印象を与えます。
特にお世話になった上司がいる場合も、お礼の品を渡しても良いでしょう。その際は、高価な物ではなく、相手に負担をかけない程度の物がおすすめです。甘いものが好きなら、少し高価なお菓子でも良いですし、プチギフトのような物を贈ります。
初回公開日:2017年10月21日
記載されている内容は2017年10月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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