「真面目さ」をアピールしたいときの自己PRの書き方・例文
私は部活で内務を担当しました。私の部活では「内務」は部のスケジュールや大会日程の調節、他校との連絡・交渉、大会時の運営・管理などを行う重要な役目でした。やるべきことが多すぎるために役員決めの時に同期部員の誰もやりたがらず、仕方なく私が引き受けることとなりました。
そのような消極的な就任の仕方だったのですがいざなってみると職務の責任が重大すぎてとにかく考える前に行動することが求められました。ただでさえ試合シーズンの時には移動手段や宿泊予約などで忙しいのですが、運が悪いことに私が役員の年に5年に1度回ってくる大きな大会の運営役の当番となりました。
大会の資料作りや役割分担、物品の発注や宿泊割り当てなどで徹夜する日が何日もありました。大会の最中は正直言って自分の部の成績そっちのけで大会運営にミスがないかどうかということの方に集中していたほどです。
非常に疲れる役職ではありましたが、これまでの人生で初めて大きな「責任」をもって何かを遂行した経験でしたので大きな糧となったと自分では思っております。御社で社会人として立派に「責任」のある仕事をしたいと存じております。
真面目さをアピールしたい時に注意すべき点
「真面目さ」をアピールする際には以下の項目などに注意するようにしましょう。
「真面目さ」の方向性を間違っていないか注意
自分の「真面目さ」をアピールしたいあまり、
「一日中部活の練習だけに全力を尽くしました」
「バイトに週50時間入りました、テスト期間中もそれを貫きました」
「海岸清掃に一生懸命取り組み、留年した年などは1年中海岸にいました」
など、といった方向性を間違えたアピールはしないようにしましょう。
学生の本分は勉学です。昔はともかくとして現代の日本の大学は「大卒」資格を取るための職業訓練施設であるといって過言ではありません。学業そっちのけで「学業以外のなにか」に「真面目さ」を向けたとアピールするならば、企業側に「私は本業そっちのけで何かに夢中になれる人間です」とアピールするようなものです。
あくまで本分である「勉学」を第一としていたことをアピールしましょう。もし学校の成績や常識問題の成績が芳しくない場合には、そこを挽回するための理由を用意しておきましょう。
『真面目』ってようは『愚直』とならないように注意
「真面目」に取り組むことが常に人から褒められるとは限りません。周りから見てあまりに無駄の多い「真面目さ」、改善点を改善もしない「真面目さ」をアピールする文章にはなっていないでしょうか。
企業は「真面目さ」と同時に「要領のよさ」「創意工夫」も求めています。よくありがちな部活の自主練を頑張った話などはややもすれば「愚直に」練習をやり続けたとみることもできなくはないことが多いです。あなたのその時の現状分析や思考過程を盛り込むことでただ単に工夫なしに取り組んでいたわけではないことをしっかりとアピールするようにしましょう。
「真面目さ」をアピールするあまり「性格に難あり」とみなされないように注意
「真面目さ」をアピールする時必ずその反対には「真面目じゃない人」が存在しています(「あなたに成績で負けた人」「部活でレギュラーに選ばれなかった人」「バイトをしなくても大学に通える人」など)。
アピールしていく上でこれらの「真面目じゃない人」を貶めるようなことを言ってはいけません。いくら「真面目」で成果を上げることのできる就活生であっても、面接の段階で他者を貶す人間はきっと周囲と問題を起こすだろうと企業側はそう見ます。
いくら鳴り物入りであろうが新入社員が即戦力となることはほとんどありません。会社内の配属先で学ぶべきことを吸収して経験を積んで初めて使い物になるのです。ですから企業側は「周囲と適切な人間関係を結べるか」を重視します。ですから自身の「真面目さ」をアピールするために他者を貶める発言をすることはデメリットしかありません。
真面目さをアピールしたい時に書くべきこと
真面目さをアピールする時に書くべきことを以下にまとめました。