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「真面目さ」をアピールしたいときの自己PRの書き方・例文

就活で真面目さをアピールしたいという就活生は多いでしょう。真面目な人柄というのは何より仕事の上で信頼されるものですから、アピールするデメリットなどどこにもありません。では、就活において真面目さをアピールするにあたり有効な方法は何でしょうか。

どれだけ言葉を費やして「真面目さ」をアピールしても客観的な証拠、事例がなければ企業側にあなたの「真面目さ」は伝わりません。

学業面ならば「全教科で優をとった」「試験はほぼ全て90点以上だった」「卒論の○○という点で教授に褒められた」、バイトならば「バイトを週に○時間入れて学業と両立させた」「バイトのリーダーとして~というようなタスクを任された」。

部活ならば「練習に励み試合で~という成績を出すことができた」というようにその成果を客観的にアピールするためには成績や肩書きといった「他者からの評価」が必要となります。

「真面目に」取り組んだ、その内容をできるだけ具体的に書く

「真面目な」取り組みもただその「真面目さ」のアピールだけでは何の事だか分かりません。具体的にその内容やあなたの工夫を述べることによって初めて聞いている側に対して「説得力を持った」内容となります。

「真面目」以外の言葉で「真面目さ」を強調するテクニック

「真面目」という単語を自分に対して使うのは少し恥ずかしいという人もいることでしょう。またただ安直に「私は真面目な性格で~」と書いたところでありふれすぎていて採用側はあまり気にも留めずに見過ごしてしまう可能性もあります。

それに何度も「真面目」というキーワードを用いるのも不格好なものです。そのため「真面目」というワードを使わずに真面目さをアピールするというテクニックが有効になる場合もあります。

「ひたむき」「やると決めたことはやり通す」「慎重を期さなければ気が済まない」「自分の力を出し尽くす」など「真面目さ」が伝わる言い回しというのはいくらでもあります。「真面目」以外にもこのようなワードを巧みに駆使して、何回もあなたの「真面目さ」を読む側に刷り込ませるようにしてみましょう。

「真面目さ」を応募先企業でどのように活かせるかをアピールしよう

これが一番重要なことかもしれません。「真面目な」あなたを採用することで企業にどのようなメリットがあるのでしょうか。企業に対して「自分の熱意」「企業への熱意」を示す意味も兼ねて「○○で見せた真面目さを企業でも発揮したい」というような内容をアピールしましょう。

採用側は自己PRのどこを見ているのか

リクルート社の就職白書2017には約1200社に対して行われた「企業が採用基準で重視する項目」のデータが載っています。

これによりますと
第1位は「人柄」で92.9%
第2位は「自社への熱意」で76.1%
第3位は「今後の可能性」で68.8%
第4位は「性格適性検査の結果」で38.9%
第5位は「基礎学力」で35.8%となっています。

この結果からも分かるように「人柄」「自社への熱意」「今後の可能性」をほとんどの企業は重視し、中でも「人柄」を重要視する企業は全体の90%以上にのぼります。

「能力」や「専門的なスキル」も大事な要素ではありますが、新卒社員というのは会社員としてはいわば卵の状態ですから、それら以上に「周囲とうまくやっていけるか」「与えられた仕事をきちんと遂行できるか」というほうが重要視されるということがこのことから分かると思います。

では企業が重視する項目有数である「人柄」ですがどのような「人柄」を企業側は喜んで採用しようとするのでしょうか?

このように企業が重視するのは「周囲と適切な人間関係を結ぶことができるか」ということです。また「入社してから責任をもって仕事ができるか」「与えられた仕事を熱意をもってこなせるか」も重要なポイントです。

したがって「人柄」もそれらに準じた観点から評価されるとみてよいでしょう。就活生の「人柄」について普段の実態を知らない採用側が知るためにはエントリーシートに書かれたわずかなエピソードや面接時の恰好・受け答えなどの印象しか手段がありません。そのわずかなエピソードであなたの「人柄」を企業側に伝えていかなければならないのです。

余談ですが外資系金融・BNPパリバのエントリーシートの質問項目には「あなた自身の小学生時代を振り返り、どのような学生であったか客観的に述べてください。」というものがあります。「人柄」を見るために小学校にまで遡るという発想は興味深いですね。

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