ピンクノイズでエージングする効果とは?やり方や注意点なども解説
更新日:2024年10月22日
イヤホンやヘッドホンをエージングすることは難しそうに見えますが簡単な方法もあります。それは使用する音源を決め、音量と実施時間を決めるだけです。
音源にはホワイトノイズやピンクノイズを考慮する場合もありますが、普段聞くCDを1日あたり3~4時間、2週間程度イヤホンで再生するだけです。スピーカーほど振動板が大きくないため短くて済みます。
広範囲の音域にバランスよく音が構成されている、エージング専用のCDも市販されています。YouTubeなどからも入手可能ですので活用してみたらいかがでしょう。
イヤホンのエージングでしない方が良いこととして、過度に音量を上げるということがあります。大音量はガジェットを壊してしまう恐れがあるため避けてください。
スピーカーの場合
エージングは初期不良の検査にも有効なため、不要と言う人でも試みている人は多いようです。
音楽を流せばスピーカーのエージングは進むのですが、気をつけた方が良い点もいくつかあります。
エージングに必要な時間はスピーカーのサイズや材質によって影響を受けます。小型や中型では30時間が目安ですが、大型や木製のものは100時間程度が必要と言われています。
エージングの効果は音量にも依存しますから、いつもより少し大きめな音が望ましいです。しかし、音が小さくてもエージングは着実と進むため、無理をして大きくする必要はありません。
スピーカー部品の中には過剰なエージングにより劣化するものもありますので、故障の原因になる可能性もありますので、適度なエージングが良いでしょう。
エージングで使う音源の種類
エージングを行うにあたって、音源は何にしたら良いか気になります。普段聞いている音楽で十分という意見も多いのです。
しかし、エージング専用の音源やノイズ音源は普段発生しない音を出すことから、振動板が幅広い音域に対応し、動きが良くなる可能性が大きく、専用の音源を使うことにより全体のバランスを改善できると言われているのです。
エージング専用の音源はネット上で色々紹介されていますので、さらにエージングの効果を感じたい人は試してみたらいかがでしょうか。
ピンクノイズ
ピンクノイズとは音が高くなるほど強さが低くなるノイズで、言い換えれば高音域ほど強度が低いため、高音の音割れを少なくする効果や低音を強く出す効果があります。高音域の強度が弱いため機器への負担が小さく、特にイヤホンには向いていると言えます。
ピンクノイズは幅広い音からなり、アナログテレビの放送停止時に画面から出るのザーッという音に似ています。ピンクノイズはネット上から容易に手に入りますので簡単に使用できます。
ホワイトノイズ
ホワイトノイズは音の強度が音の周波数に対して無関係で一定となる音です。グラフにして横軸に周波数、縦軸に強度を取ると、強度がほぼ横一線になります。その形状が光の白色に似ていることからホワイトノイズと呼ばれます。
一定の強度を持った色々な周波数の音が均一に混ざっているため、耳障りな音をかき消すマスキング効果があり、安眠用途にも使われています。
ホワイトノイズはエージング効果が非常に優れていて、時間を掛けずに音質を改善できるためエージング用音源に適していると言われています。
ハイレゾ対応ノイズ
最近よく聞くハイレゾとはハイレゾリューションのことで、高解像度を意味することが多いです。そして、ハイレゾ音源とは超高音質音源を意味し、ハイレゾ対応イヤホンとは超高音質に対応したイヤホンということになります。
ハイレゾ音源とは従来のCDを超えた記録容量の音源ということで、従来のCDが1曲あたり約60MBであるのに対し、ハイレゾ対応品は約6.5倍の記録容量を持ち微細な音や超高音を記録できます。
エージングに関してもハイレゾ対応のノイズ音源が色々市販されています。ネット上にも各種揃っていますので容易に入手できます。
エージング専用音源
エージングの音源には多くのものがあり、普段聞いている音楽、これでも十分エージング効果があると言われています。しかし、ピンクノイズやホワイトノイズを使って効率よく高性能化させる方法もあります。そして、さらに効果が高いと言われる、エージング専用の音源も見受けられます。
エージング専用音源には広範囲な音域の音楽がバランスよく構成されていて、エージングには最適と言われています。普段あまり聞かないような周波数の音が振動板の動きを良くして、全体のバランスが良くするとも言われます。
エージング音源を自分の好きなジャンルの音楽に特定し振動板を育てることもできます。
よく聞く音楽
初回公開日:2022年08月12日
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