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全国の高専の偏差値の違い・偏差値の高い高専3

更新日:2023年12月10日

中学を卒業すると入学することができる高専。日本には多くの国立・公立・私立の高専が存在しています。その高専の偏差値について今回はご紹介します。偏差値有数3とワースト3を含め、それらの学校の紹介もおこないます。なかなかの偏差値揃いな点に注目しましょう。

沼津工業高等専門学校[国立/静岡県]

静岡県の沼津市にある昭和37年設立の国立高専です。「沼津工業高等専門学校」は、現在の正式名称が異なり「独立行政法人国立高等専門学校機構 沼津工業高等専門学校」となりました。ですが「沼津高専」の愛称は変わらず定着しています。

本科は5つ、専攻科を3つ設置。4年と5年次および専攻科は、単一となる技術者教育となるプログラムを取り入れ、総合的なシステム工学プログラムを構成しています。その結果平成16年には「日本技術者教育認定機構(JABEE)」の認定が実現しています。

・本科
機械工学科、電気電子工学科、電子制御工学科、制御情報工学科、物質工学科

・専攻科
機械・電気システム工学専攻、制御・情報システム工学専攻、応用物質工学専攻

佐世保工業高等専門学校[国立/長崎県]

昭和37年設立、長崎県佐世保市に位置する国立高専です。長崎県唯一の高専として伝統と実績は地元でも定評があります。過去には入試が難関すぎて倍率が5倍を超えてしまうこともありました。最近でも2倍程度はキープしている難関高専です。

本科は4つ、専攻科は3つのコースが設けられています。卒業生には「写メ」を開発した高尾慶二氏や、指紋認証技術のパイオニア・梅崎太造氏などがいます。

・本科
機械工学科、電気電子工学科、電子制御工学科、物質工学科

・専攻科
機械工学専攻、電気電子工学専攻、物質工学専攻

大分工業高等専門学校[国立/大分県]

大分県大分市に位置し、昭和38年設立の国立高専です。愛称は「大分高専」で親しまれています。教育理念を実現するための「システムデザイン工学プログラム」では「愛の精神」「科学や工学の基礎」「コミュニケーション能力」「技術者としてのセンス」「専門工学の活用」からなる5つの目標を掲げています。

設置されているコースは本科が4つ、専攻科が2つとなります。

・本科
機械工学科、電気電子工学科、情報工学科、都市・環境工学科

・専攻科
機械・環境システム工学専攻、電気電子情報工学専攻

2位 偏差値67

高専偏差値3の第2位となる偏差値は「67」です。この偏差値に当てはまる高専は4校となりました。僅かな偏差値の差ではありますが、のコースなどがあることで偏差値にも大きな影響を与えています。

鈴鹿工業高等専門学校[国立/三重県]

三重県鈴鹿市にある昭和37年設立の国立高専です。創造教育プロジェクトなるものをおこなっており、鈴鹿サーキットで行われる「ソーラーカーレース」や、「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」、「全国高等専門学校プログラミングコンテスト」の3つの事業を支援していることでも有名です。

設置されているコースは本科が5つ、専攻科が1つになります。平成28年度までの入学制は専攻科は「電子機械工学専攻」「応用物質工学専攻」の2つとなっていました。

・本科
機械工学科、電気電子工学科、電子情報工学科、生物応用化学科、材料工学科

・専攻科
総合イノベーション工学専攻

奈良工業高等専門学校[国立/奈良県]

昭和39年設立、奈良県は大和郡山に位置する国立高専です。JABEEの認可を受けていることや、設備の充実ぶりに定評があります。なんと敷地内には「JR東日本」の新幹線の試作車となる「STRA21」が一基保存されており、実習などで活用されています。

設置されているコースは本科が5つ、専攻科が3つです。

・本科
機械工学科、電気工学科、電子制御工学科、情報工学科、物質化学工学科

・専攻科
機械制御工学専攻、電子情報工学専攻、化学工学専攻

徳山工業高等専門学校[国立/山口県]

山口県周南市に位置する、昭和49年設立の国立高専です。他の国立高専よりも比較的歴史の浅い若い高専となります。就職率ほぼ100%をうたう進学率の高さが魅力です。国立大学大学院への推薦進学実績もあることから、若いながらも確かな力を持った高専として有名です。

設置されているコースは本科が3つ、専攻科が3つとなります。

・本科
機械電気工学科、情報電子工学科、土木建築工学科

・専攻科
機械制御工学専攻、情報電子工学専攻、環境建設工学専攻

久留米工業高等専門学校[国立/福岡県]

福岡県久留米市に位置する、昭和39年設立の国立高専です。設立当初から掲げている「自立の精神」をモットーに、入学と同時に自身の行動に責任を持つよう指導が行われています。その分教職員による学生への関与が極端に少なく、学生側が自ら行動する精神を養います。

設置されているコースは本科が5つ、専攻科が2つです。

・本科
機械工学科、電気電子工学科、制御情報工学科、生物応用化学科、材料工学科

・専攻科
機械電気システム工学専攻、物質工学専攻

1位 偏差値68

見事日本中にある高専の中で偏差値一位の座に輝いたのは、「明石工業高等専門学校」です。その偏差値は68となります。一般的な高校と比較すると上位校の2番手、3番手の位置づけと考えるとわかりやすいです。

昭和37年設立に国立高専、その名のとおり兵庫県明石市に位置します。設定されているコースは本科が4つ、専攻科が2つとなっています。

・本科
機械工学科、電気情報工学科、都市システム工学科、建築学科

・専攻科
機械電子システム工学専攻、建築都市システム工学専攻

偏差値の低い高専一覧

高専の中で最も低い偏差値となるのは「47」となっています。これに伴い、全国の高専偏差値ワースト3についてもご紹介しましょう。

第3位 偏差値50 弓削商船高等専門学校[国立/愛媛県]
第2位 偏差値46 鳥羽商船高等専門学校[国立/三重県]
第1位 偏差値47 金沢工業高等専門学校[私立/石川県]

国立の高専の絶対数が多いので、ワースト偏差値でも国立高専が出てくるのは仕方ありません。しかし残念なことにようやく登場した私立の高専が再開の偏差値となってしまったのは残念です。

しかし、偏差値はあくまでも偏差値ですので、学校の様子や学べること、学科や授業の内容によって偏差値以外の部分が重要になります。

一般的にのある学部が無い場合なども偏差値が低くなることもありますので、あくまでも参考程度に留めておきましょう。

次のページ:全国の高専の偏差値の違い

初回公開日:2018年03月13日

記載されている内容は2018年03月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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