全国の高専の偏差値の違い・偏差値の高い高専3
更新日:2024年11月04日
全国の高専の偏差値の違い
全国にある高専の偏差値、有数3とワースト3を見て頂きましたので、ここからは別のさまざまな角度から偏差値の違いを見ていきましょう。
久留米
高専で久留米といえば福岡県久留米市にある「久留米工業高等専門学校」です。こちらの偏差値は67となり、偏差値3の第3位にも登場しています。
難易度としてもAクラスとなりますので、いつに変動があってもおかしくない勢いのある高専です。小説家の「乙一」さんの出身校としても有名です。
奈良
奈良県の高専といえば、偏差値有数3、第3位にランクインした偏差値67の「奈良工業高等専門学校」です。当然難易度ランクはAとなります。
最ものある学部は「電気工学」で倍率が1.7、次いでの高いのは倍率1.5の「機械工学」「電子制御工学」「物質化学工学」となっています。
木更津
千葉県木更津の高専といえば「木更津工業高等専門学校」です。こちらも国立の高専となっています。偏差値は62とあと少しで上位グループの仲間入りというところです。
遠方からの入学希望者もあるため、学生寮を完備しています。
神戸
兵庫県神戸市に位置する「神戸市立工業高等専門学校」は、その名のとおり市立(公立)の高専です。偏差値は64と国立高専が首位を独走する中、なかなか健闘しています。
本科では「応用化学」「機械工学」「電気工学」「電子工学」「都市工学」の5つのコースが設けられています。
小山
栃木県小山氏にある国立高専となる「小山工業高等専門学校」の偏差値は61と、偏差値有数集団からは少しだけ差をつけられています。
本科では「機械工学科」「建築学科」「物質工学科」「電気電子創造工学科」「一般科」の5つのコースが設けられています。
「技術者である前に人間であれ」という教育理念の元、日々専門的な知識を持つ有能な人材育成に励んでいます。
サレジオ
東京都にある私立の高専といえば「サレジオ工業高等専門学校」です。偏差値は51と、全国的な高専の偏差値から見ると真ん中あたりと言えるでしょう。
多くの高専が工業系の学科が多い中「デザイン学科」があることには注目です。また私立という強みを生かした独自カリキュラムや実習の成果を見せつけているのは、国内外でのソーラーカーレースや、琵琶湖でおこなわれる「鳥人間コンテスト」そして「ロボットコンテスト」など、国内外を問わず常連出場校としても注目を常に集めています。
舞鶴
京都府唯一の国立高専「舞鶴工業高等専門学校」の偏差値は61となかなか高い数値となっています。京都府のみならず隣接する兵庫県などからの入学希望者も大変多くなっています。また、高専が無い滋賀県からの入学希望者も年々増加しており、最近では入試会場を3県に設け全部で7会場にもなっているほどのぶりです。
大学と高専の偏差値比較
ここまでにご紹介した高専の偏差値は、先にもお話ししたとおりその高専に入学するための目安となる数値です。つまりこの数字には大学入試時点での偏差値とは意味合いが異なります。よって比較をしてもあまり適切な結果を導き出すことは容易ではありません。
しかしここで注目したいのはやはり、高専は特別に専門的な分野に特化した授業や実習、研究を行っていわゆるその道のプロを卒業時に排出します。そう考えると、同程度の偏差値の大学と比較しても、高専のほうがスキルが高い可能性も出てきます。
高専の偏差値の違いによる就職への影響
ここまでに幾度となくお話ししていますが、高専に限らず偏差値というのはその学校に入るための目標値のような物です。つまり、偏差値が高い低いかですべてを図ることは不可能であるということを覚えておきましょう。
ただし、偏差値が高いということは、それなりにがある高専であるという意味合いも持っています。そうなると、求人の多い専門分野について深く学ぶことができたり、その点から企業が注目をする可能性は高くなります。
そう考えると、偏差値が高い高専のほうが少なからず就職に影響を与える可能性があるということです。
初回公開日:2018年03月13日
記載されている内容は2018年03月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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