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「ご無沙汰しております」を使った手紙|書き方/場面/例文

更新日:2024年06月11日

「ご無沙汰しております」という挨拶文は、手紙文の冒頭において気軽に使うものです。この「ご無沙汰しております」の本来の意味とは何か、どのような手紙の中で、どのような相手に使うのか、さらに「お久しぶり」との違いを実例を交えて詳しく紹介します。

■長らくご無沙汰しておりますこと、大変申し訳なく思っております。
■雑事にかまけてご無沙汰しておりますこと、深くお詫び申し上げます。
■長らくご無沙汰しておりますばかりに、ご体調を崩されたことを存じ上げず、失礼の段どうかご容赦ください。

体調伺い

■しばらくご無沙汰しておりますが、お変わりありませんでしょうか。
■大変ご無沙汰しておりますが、お身体の具合はいかがでしょうか。
■長らくご無沙汰しておりますが、ご体調はいかがでしょうか。

近況報告

■大変ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。私は、着任以来、課長に鍛えていただいた気力と根性で頑張っています。

■しばらくご無沙汰しておりますが、お変わりございませんか。私どもは、当地に来て早くも1年が過ぎ、主人も子供たちもすっかりこの土地になじんでおり、安心しております。

■長らくご無沙汰しておりますが、皆さまお変わりございまんか。産後の肥立ちもよく、○○はスクスクと育っておりますので、ご安心下さい。

「ご無沙汰しております」と「お久しぶりです」の使い分け

「ご無沙汰しております」「お久しぶりです」いずれも意味合いは、同じです。しばらく会っていない相手への挨拶です。しかしながら、使う場面が異なります。「お久しぶりです」は、丁寧語にはなっていますが、どこなく言葉に重みがなく相手に軽い印象を与えるので、親しい相手以外には使うべきではなく、ましてや上司や取引先への挨拶としては相応しくありません。

それに対して、「ご無沙汰しております」は、相手に謙る敬語、つまり謙譲語なので上司や取引先への挨拶に相応しいと言えます。ビジネスにおいて、「ご無沙汰しております」と「お久しぶりです」の使い分けは、基本は「ご無沙汰しております」と考え、「お久しぶりです」は例外と考えましょう。また、手紙文の記述においても全く同様な扱いです。

「ご無沙汰しております」を使った手紙の例文

以下は、遠方の先輩との再会を前に、暑中見舞いという手紙を使って「ご無沙汰」を伝えている例文です。メールという手段と比べると、滅多に受け取ることのない手紙は新鮮味とインパクトがあります。年1回の手紙ですが、大変効果的なものと言えます。

暑中お見舞い申し上げます。大変ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。〇〇さんが一番好きな季節がやってきましたね。いつものビーチで、キンキンに冷えたビールを毎日飲んでいらっしゃることでしょう。

今年も例年どおり長期休暇が取れましたので、そちらに遊びに行く計画を家族と立てているところです。詳細が決まりましたら手紙を出します。〇〇さんとの再会を楽しみにしております。くれぐれも無理をせずにお身体には充分お気をつけてお過ごしください。
平成〇〇年 盛夏

ご無沙汰しております」を上手く使い良いビジネスを!

「ご無沙汰しております」は、手軽な言い回しですが、後に続く文章を相手に合わせて上手く使いこなし、良いビジネスに繋げて下さい。

初回公開日:2017年10月25日

記載されている内容は2017年10月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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