正五角形の書き方・小学生でも書ける方法|簡単/定規/コンパス
更新日:2024年09月30日
分度器の外周をフル活用する正五角形の書き方を紹介します。先ほど紹介した2つの書き方よりも非常に簡単に書けますので、「もっと簡単にかける方法はないのか」と感じていた方は、ぜひ試してみてください。
・手順1:分度器は半円の形をしていますが、この弧の部分を使って、円を書きます。
・手順2:分度器の直線になっている部分を使って、2本の直径を書き、円の中心をとります。
・手順3:円の中心に分度器の中心を合わせて、72°のところにマークを書き、円の中心から直線を引きます。すると5本の直線ができます。
・手順4:5本の直線が初めに書いた円にぶつかった点(5点あります)を隣同士それぞれ結びます。すると正五角形が完成します。
コンパスでの正五角形の書き方
コンパスで正五角形を書く場合は、コンパスだけでなく計算式で計算して書きます。今回紹介する正五角形の書き方は、円に内接する正五角形の書き方になります。
例えば、一辺の長さが6cmの正五角形を作図すると、まずは「円の半径=6/2sin36°」の計算式で半径の長さを決め、円の半径を基準に円を書きます。一辺が6cmの正五角形を作図する場合は、円の半径はおよそ5.1cmになります。
ちなみに、計算式は一辺の長さが変わっても、正五角形でなくても応用が利きます。一辺の長さ「a」の正「n」角形を書きたい場合は、計算式に数値を代入して計算すると円の半径が計算できます。
「円の半径=a÷2sin(180°÷n)」
具体的な手順
・手順1:半径5.1cmの円を書きます。
・手順2:手順1で作った円の円周上に1点をとります。
・手順3:手順2でとった1点から、6cmの幅にしたコンパスで、隣の1点を円周上にとります。
・手順4:手順3でとった点から<手順3>と同じようにして隣の点を1点、円周上にとります。これを繰り返すと、円周上に全部で5点とれます。
・手順5:この円周上にできた5点を結ぶと、若干の誤差はありますが、正五角形が作成できます。
正五角形の簡単な書き方
比較的簡単な正五角形の書き方を紹介します。使用する用具は、コンパス、分度器、定規です。難しい計算や複雑な工程がありません。正五角形の簡単な書き方の1つですのですから、簡単・手軽に正五角形を書きたい方におすすめの書き方です。
・手順1:コンパスで円を書きます。
・手順2:書いた円の円周上の1点を決め、そこから2本の直線を引きます。ただし、2本の直線が36°の角度になるように分度器で計ってください。
・手順3:2本の直線が円周に交わる点が2つできます。その2点を線分で結びます。
・手順4:手順3でできた線分と同じ長さの線分を先ほどの円周上の交点から書きます。その際、線分の終点が円周上になるようにしてください。
・手順5:手順4と同様の手順で次の線分を書きます。すると、円に内接している正五角形ができます。
小学生でも書ける正五角形の描き方
小学生でも簡単に書ける正五角形の書き方には、コンパスと分度器、定規が必要です。定規がない場合、分度器の直線部分でも代用できます。この書き方は、先ほど紹介した「分度器での書き方」とほぼ同じです。こちらも簡単・手軽に正五角形を書きたい方におすすめします。小学生でも簡単に書けますので、ぜひトライしてみてください。
・手順1:コンパスで円を書き、その中心である点Oをとります。
・手順2:この点Oを中心に360°を5つに、すなわち72°ごとに直線を5本引きます。
・手順3:この5本の直線と円周が交わった点が5点できます。この5点を隣どうしで結びます。すると、正五角形が完成します。
自分に合った「正五角形の書き方」を見つけてみよう
いかがでしたか。一言で「正五角形の書き方」と言っても、その書き方は何種類もあることが分かったのではないでしょうか。
ご自分に合った「正五角形の書き方」は見つかりましたか。もちろん、この記事に書かれている「正五角形の書き方」だけが全てではありません。また違った「正五角形の書き方」もたくさんあるでしょう。
書き方を何種類も知っていることで、「小学生にはこう教えよう」「中学生にはこう教えよう」「高校生には」「大学生には」「大人には」とTPOに合わせて使い分けることもできます。オーソドックスな書き方だけではなく、一風変わった書き方を探してみるのも楽しいでしょう。
初回公開日:2017年12月15日
記載されている内容は2017年12月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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