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論文での要旨の書き方例|修士論文/卒論/講演.学会発表

初回公開日:2017年12月18日

更新日:2020年06月01日

記載されている内容は2017年12月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

論文の要旨は、書いてみると意外と難しいもので、書き方についても体系的に勉強しようと思ってもなかなか難しいものです。そこで今回は、卒業論文や修士論文などのいろんな場面における要旨の書き方について、段階に応じて、求められる内容を紹介します。

論文の要旨ってどういう風に書くの?

論文での要旨の書き方例|修士論文/卒論/講演.学会発表
※画像はイメージです

就職活動も終わり、秋から冬にかけては、卒業に向けての準備が大詰めを迎えている方が多くいるのではないでしょうか?特に卒業論文に苦労している方がまだ多くいるかと存じます。卒業論文に関しては、参考文献や本論文、抄録などといった多くの部分について、いろんな体裁があり書き方が異なるので、慣れない時は非常に苦労するでしょう。

参考文献や本論文の書き方などに関しては、書籍やインターネットからの情報により解決できる部分が多いのですが、要旨に関しては、体系的に解説されたものは少ないのが現状です。そのため、どのようにして要旨を書いてよいのかその書き方については分かりにくい点が多いといえるでしょう。

そこで今回は、多くの場面における要旨について、さまざまな例を交えながら紹介していきます。

要旨とはそもそも何?

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要旨とは、別名で要約や概要と呼ばれているとおり、あるひとまとまりの文章(書籍、論文など)を簡潔に集約した内容のことを指します。特に書籍であれば、よくあるのがブックカバーの部分や裏表紙に書かれているあらすじといったものが要旨の例になります。また論文では多くの場合に、論文タイトルが書かれたページに簡潔に論文の内容について記載されています。

要旨は英語では「abstract」と呼ばれており、日本語の要旨と同じ意味合いで使用されています。英語論文にも要旨は存在し、全く同じような体裁で記載されています。

要旨はいわば、論文や書籍のあらすじを表現しており、読者が読むに値するかどうかを判断するために使われてるといえるでしょう。したがって、要旨は論文や書籍の顔に当たる部分になります。そのためたくさんの読者に読んでもらうためには、魅力的な要旨の内容を書くことが求められます。

要旨が下手な場合には...

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前述のとおり、要旨は論文の顔の部分であることから、内容の分かりやすさが重視されるといえるでしょう。そのため書き方ひとつで、読者や査読者などにそっぽを向かれてしまうことが十分に起こりうる事態であるといえます。そのため、一目で研究の内容がわかるような書き方を心掛ける必要があるでしょう。

そのためには、本論文の内容がしっかりとしているということが大前提になります。なぜなら要旨は本論文の要約であると性質上、本論文の内容が充実していないと、本論文を超える要旨は作るのは難しいといえるでしょう。

本論文をしっかりとするためには、事前にスキのない研究計画や資料収集が求められるため、計画的な執筆が必要になります。そのため要旨を作る時にはすでに手遅れという場合も十分にあり得るため注意しましょう。

卒業論文における要旨の書き方

以上のことから、要旨が持つ重要性は無視できません。こちらでは、シチュエーションに応じた要旨の書き方について解説していきます。まず第一に皆様が経験するのは卒業論文であることは自明だといえます。多くの大学を経験した方であれば、卒業論文を書いたときに要旨の書き方を先輩や教授に指導されたのではないでしょうか?

基本的には、卒業論文における要旨の書き方としては、250-400字くらいの文字数で、卒業論文の表紙に当たるページに作製することが一般的であるといえるでしょう。その際には、「研究背景」、「方法」、「結果」、「考察」、「結論」といったような構成になっていることが多いです。

これらの項目についての書き方としては、研究背景では目的を中心に、方法は測定したもの関する情報、結果は考察を述べる上で重要なものだけに留め、極力文章量を節約する必要があります。

修士論文の要旨の書き方について

論文での要旨の書き方例|修士論文/卒論/講演.学会発表
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当然、修士論文の場合にも、卒業論文と同じく要旨の記載が求められるでしょう。特に修士論文の場合には、卒業論文の時と比べると、文章量も研究レベルも段違いで上がるため、必然的に要旨に求められる内容についても高いレベルとそれなりの文章量が求められるといえるでしょう。

ただし根本的な書き方については、卒業論文の時と大きな差はありません。卒業論文の時と比較すると文章量に余裕があるため、ある程度詳しい内容を盛り込んだ書き方が求められるでしょう。

さらに言えば、修士論文の要旨には、英語要旨を求められる場合があります。書き方については、日本語と大きく変わりがありませんが、英語の文法表現(特に時制や複数形)などの書き方については、ネイティブの確認が必要になる場合があります。英文校正は時間がかかる場合があるため、提出間際の場合には計画的に準備する必要があるでしょう。

博士論文の要旨の書き方について

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博士論文になった場合においても基本的な要旨の書き方は修士論文の時と大きく変わりはありません。大抵の場合には、文章量に関しても修士論文の時と同じ分量での書き方で問題ないでしょう。そして博士課程まで進んでいる場合には、論文の書き方のトレーニングはかなりできているはずなので、今更要旨で問題になることは少ないでしょう。

博士論文の場合には、修士論文の時よりも、内容が高度化しているため、限られたスペース内で簡潔に複雑な研究内容を書き上げるのは難しいでしょう。特に理系の論文の場合には、方法と結果にかなりの文章量を持っていかれることが予測されるので、いかにクリティカルな文章を背景と考察で書くことができるかが肝心になるといえるでしょう。

研究発表の場合における要旨の書き方について

論文としてジャーナルに出版する場合にも要旨は必要になります。書き方に関しては、修士論文の時とほとんど変わりありません。しかし、ジャーナルによって書くことができる文章量は変化するため、事前に投稿規定を読んで内容を整理する必要があるでしょう。

研究論文は英語日本語問わず、要旨が必要です。ただし日本語は文字数であるのに対して、英語は単語数でカウントするので、文字数は常に意識した書き方が要求されるでしょう。

学会発表では...

学会発表の場では、要旨とは言わず、抄録という呼び名で要約を求められることがほとんどです。基本的な書き方や構成については、他の要旨を大きな違いはありません。ただし演題登録する学会によって構成が微妙に違う場合があるため、事前に確認が必要です。

また最近では、インターネット上から投稿するパターンも増えてきており、ファイル上の文字列と登録フォーム上の文字数が変わる場合があるので、文字数にある程度余裕を持った書き方が必要になります。

講演での要旨の書き方のポイントについて

研究の実績が多くなると講演やシンポジウムといった場での発表があります。こういったさいについても抄録集には要旨が掲載される場合がほとんどです。この場合についても注意するポイントに大きく変わりありません。ただし総説のような書き方になるので、全体像がわかるような簡潔な書き方が求められるでしょう。

小学生の要旨の書き方

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小学校の場では、要旨というよりかは、要約やあらすじといった形で行う場合があります。その際には、研究の要旨とはことなり、文章の中のクリティカルな文章を抜粋して簡潔に集約することが求められるでしょう。基本的にはトレーニングなので、どうしてそこが重要な箇所になるのかといった所から教えてあげるのが望ましいでしょう。

レポートの要旨の書き方

レポート課題の場合には、研究背景の部分は削って、目的、方法、結果、考察という順番で書くことが望ましいでしょう。基本的な書き方の注意点に変わりはないといえるでしょう。

要旨は論文の顔

要旨は論文やレポートの顔になる部分です。ここがうまく書けるかどうかによって教授や読者からの評価が大きく変化するともいえます。成績や単位にも大きく関係する部分ですので、しっかりとした書き方を身につけましょう。これは論文だけではなく、社会に出てからも十分に役に立つことが期待できる能力でしょう。

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