エンマークの記号「¥」の書き方・マイナスの場合の書き方
更新日:2024年07月19日
エンマークの記号「¥」の書き方
領収書などの金額の頭に付ける記号「¥」エンマークですが、どうやって書いていますか。エンマークの書き方について、あまり深く考えたことがないと言う人がほとんどではないでしょうか。そもそも正しい「¥」マークの書き方はあるのでしょうか。
円は英語で「en」ではなく「Yen」と書きます。この「Yen」の頭文字である「Y」にドルマークでも使われる二本線を加えて図案化されたものが「¥」エンマークだとされています。この由来からすると、英語の「Y」に二本線を書くのが正しい書き方と言えるでしょう。
かっこいい「¥」の書き方
「¥」エンマークにこれが正しい、という書き方はありません。言ってしまえば、わかる書き方ならいいのです。けれど、どうせならかっこよく「¥」エンマークを書きたいのはみんな同じです。
かっこいいの基準は人によって違いますので一概には言えませんが、大文字の「Y」を書いて、Vの部分のすぐ下に二本線を書くとキレイでバランスのいい「¥」エンマークに仕上がります。
美しいイコールかっこいい「¥」エンマークではないでしょうか。
「¥」の筆記体は
筆記体とは筆記で書くことに重点をおいて、一筆書きのように書ける字体のことを言います。正確に言うと「¥」エンマークの筆記体の書き方というのは存在しません。「¥」は記号ですから、あくまでも「¥」は「¥」です。しかし「¥」エンマークの由来が「Yen」の頭文字の「Y」ですので、大文字の「Y」を筆記体で書けば、「¥」エンマークの筆記体ということになるでしょう。
筆記体の「Y」に横二本線を書いてください。筆記体でも横二本線ははずせません。
マイナスのときのエンマーク記号「¥」の書き方
マイナスのときのエンマークの書き方はどうでしょう。マイナスであろうとプラスであろうと「¥」は「¥」なので、記号としての「¥」エンマークが変化することはありません。問題は書く位置ではないでしょうか。
マイナス1,000円の場合、「¥-1,000」と書くのか「-¥1,000」と書くのかどちらでしょうか。「¥」エンマークは通貨の表記ですので、「¥-1,000」と書くのが正解です。マイナスと金額の間に通貨の表記である「¥」が入るのはおかしいと覚えておいてください。
シーン別のエンマーク記号「¥」の書き方
ここからは実用的な「¥」エンマークの書き方について見ていきましょう。領収書や請求書など「¥」エンマークを使う機会は日常でもビジネスでも多々あります。この機会に、シーン別のエンマークの書き方を学びましょう。
領収書
領収書は支払った側にとっては、支払証明になり経費の計上などに、お金を受け取った側は、金銭授受の証明になる双方にとって大切な書類です。領収書の「¥」エンマークの書き方は、金額のすぐ前に書くことです。
「¥10,000-」のように、金額を表す数字の前に「¥」を書き、数字の最後に横線を引くのが一般的な書き方です。これは改ざんを防止するためなので、エンマークや数字の間はなるべく詰めて書きましょう。最後の横線の変わりに「※」を使った「¥10,000※」のような書き方もあります。
まれに「¥10,000円」と書く人がいますが、これは円が二重に使われているのと同じことです。間違った書き方なので気をつけてください。
請求書
請求書も支払額を明記し、相手にお金を支払ってもらうための大切な書類です。受け取った側も安心して支払えるように改ざんができないように「¥」の記号を書きましょう。
「¥」エンマークの書き方は領収書と変わりません。改ざんを防ぐために「¥」エンマークと数字の間隔を空けずになるべく詰めて書くことが大切です。
また金額には3桁ごとにカンマをつけましょう。これは金額を書く上での一般常識です。
払込取扱票
インターネットショッピングをした時に、商品と一緒に伝票が送られてきた経験はありませんか。それが振込取扱票です。振込取扱票に「¥」エンマークの記号は必要でしょうか。
今の振込取扱票は機械で読み取るものがほとんどなので、「¥」は書かないのが正しい書き方です。「¥」の記号があると機械が誤って読みとってしまう場合があるので必要ありません。金額の改ざんを防ぐために書く「¥」エンマークが、誤認されてしまっては意味がありません。払込取扱票には「¥」の記号は必要ないと覚えておきましょう。
しかしコンビニ決済などで人の手に渡る場合は「¥」の記号をつけたほうがいいという場合もあります。機械で読み取るか人の手に渡るかで判断するとよいでしょう。
香典
初回公開日:2018年01月15日
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