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エンマークの記号「¥」の書き方・マイナスの場合の書き方

更新日:2024年02月05日

いつも何気に使っている「¥」の記号、エンマーク。正しい書き方を考えたことありますか?実はただの記号ではない大事な役目を果たしているんです。今回は「¥」エンマークの由来やシーン別の正しい使い方など、あまり知られていないエンマークについてご紹介します。

お香典も中の内袋には金額を書くのが一般的です。これは誰がいくら持ってきてくれたのか、施主が後でわかるようにするためと、金額の誤差を無くすためといった意味もあります。では香典の「¥」の記号の書き方はあるのでしょうか。

香典に金額を書くときは「大字」と言われる普段は使わない難しい漢字を使って書くのがマナーとされています。

例えば、一なら壱、二なら弐、三なら参といった漢字を使います。一や二といった漢字は、線を足すだけで簡単に数字の改ざんができてしまうことから、数字の改ざんができないようにという理由からだと言われています。書き方としては「金壱萬円」となります。「¥」の記号は使いません。

金額を書く欄が横書きになっている場合は、「大字」ではなくアラビア数字を使って書いてもマナー違反にはなりません。その場合の書き方も「金10,000円也」とし、「¥」の記号は使わないのがマナーとされています。

契約書

契約書は「誰」が「誰」に「何」を「いくら」で売るのか、「いつまでに納品」するのか、また「いつ」どんな「支払い方法」で支払うのかなどを取り決めた大切な文書です。ビジネスの基本ともなり、やはり改ざんされては困るものなので注意を払う必要があります。

文章ののような形の契約書の場合は、文章の中に金額が記載されますので数字を足しての改ざんは難しいと言えます。なので、金10,000円と言った書き方をするのが一般的です。

しかし契約書には簡易的なものもあり、そのような契約書の場合は、「¥」の記号をつけ¥10,000-とするのがよいでしょう。どちらにしても改ざんできないように間隔は空けすぎないように注意しましょう。

振込依頼書

振込依頼書は「誰」に「いつ」「いくら」振り込んでくださいという、いわば指示書です。書き方としては改ざんされないために金額の頭に「¥」エンマーク、最後に「-」をつけて書くのが一般的です。

振込依頼書は直接金融機関に持っていくものから、給与振込などで労務管理士に手渡すものなどさまざまです。その時々にもよりますが、改ざんされては困る書類のひとつです。しっかり「¥」エンマークをつけるようにしましょう。

しかし機械で処理されることがわかっているような振込依頼書の場合は「¥」をつけることによって、コンピューターが誤認してしまう恐れがありますので「¥」は付けないほうがよいでしょう。もしどちらかわからなくて書き方に迷ったら、金融機関の窓口に相談しましょう。

「¥」エンマークは大事!

「¥」のことをただの記号だと思っていませんでしたか。「¥」エンマークには金額の改ざんを防ぐ役割や、日本円の表記であることを示すなど大切な役割があります。

数字の頭に「¥」の記号をつけることで数字を書き足して金額の偽装ができなくなります。そういった役目を果たすためにも「¥」と数字の間は狭くしなければいけません。「¥」書く意味がわかればおのずと正しく書けるはずです。

大事な「¥」エンマーク、これからはただなんとなく書く記号ではなく、きちんと意味を理解してしっかり書きましょう。

初回公開日:2018年01月15日

記載されている内容は2018年01月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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