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【道具別】硬貨の洗浄方法・洗浄は違法なのか|重曹/ハイター

更新日:2024年02月18日

おつりでもらった硬貨がものすごく汚いときや自分の誕生した年の硬貨などをきれいな状態で置いておきたいときに硬貨をきれい洗浄したくなります。硬貨を洗浄することはできるのでしょうか。今回は硬貨を洗浄する方法や違法性について書いていきます。

硬貨とは

日本人ならだれもが知っていて硬貨に触ったことがないという人はいないでしょう。日本で現在流通している硬貨といえば、1円硬貨・5円硬貨・10円硬貨・50円硬貨・100円硬貨・500円硬貨ですが、硬貨の歴史は長く、飛鳥時代に最初の硬貨が流通をはじめ、形を変えながら今の硬貨の形になりました。現行の硬貨の形になったのは昭和25年頃からです。

年号が書いてある方が裏

知っている方の多い情報ですが、硬貨の裏表を判断する方法は年号です。年号の刻印がある方が裏と決められています。

硬貨の洗浄は違法なのか

硬貨を洗浄してきれいにすることは法にふれてしまうのでしょうか。ここでは硬貨を洗浄することで法律に触れてしまうのか、硬貨を洗浄すると逮捕されてしまうことがあるのかを書いていきます。

硬貨を変形させてはいけないという法律があります

貨幣(かへい)はこれを損傷(そんしょう)し又は鋳(い)つぶしてはならない。という条文が貨幣損傷等取締法(かへいそんしょうとうとりしまりほう)という法律のなかにあります。

少し難しい言いまわしですが、「鋳つぶす」とは金属をとかして、もともとの性質(素材の状態)にすることを言います。この法律を詳しく説明すると、硬貨を故意に破損や変形させたり、硬貨をとかして素材の状態にしてはいけないという意味です。

硬貨は金属としての価値がある

なぜ貨幣損傷等取締法などという法律が存在するのでしょうか。それは硬貨の素材に対しての価値にあります。1円硬貨や5円硬貨は硬貨としての価値よりも原材料費の方が高額になります。1円玉の原価での価値は3円で、5円硬貨の原価での価値は7円と貨幣価値よりも高額です。

違法性については意見がわかれます

硬貨を洗浄するということは、故意で溶かしているという意味では違法と言えなくもないのですが、硬貨として使用できなくなるほど大きく損傷しているわけではないので違法かどうかの判断は難しいところです。

弁護士さんでも「厳密に言えば法に触れる」という考えの人と、「硬貨として使える状態なのであれば違法ではない」という考えの人とで意見が分かれていますが、今のところ硬貨を洗浄してつかまった人はいません。

よほどひどく変形してしまわないかぎり問題はない

硬貨を洗浄することについての違法性について考えてきましたが、結論としては硬貨を洗浄するときにみがきすぎて硬貨の刻印を潰してしまったり、硬貨に穴をあけてしまうなどの大きな損傷や変形がないかぎりは、法で罰せられるということはないと考えていいでしょう。

洗浄剤別の硬貨の洗浄方法

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初回公開日:2018年03月22日

記載されている内容は2018年03月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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