小さい蜘蛛の色の種類一覧・退治方法・対策・えさになるもの
更新日:2024年07月31日
小さい蜘蛛でも家の中に住む害虫を捕食してくれる益虫なのでできれば共生してあげてほしいですが、蜘蛛が苦手という人はとても多いのでそうもなかなか言ってられません。共生とまではいいませんが、一匹や二匹程度であればできれば殺さずに逃がしてあげてください。
大量発生してしまった場合にはまず蜘蛛を駆除することを考えますが蜘蛛が大量発生してしまった原因をつきとめ解決したほうがいいです。
先ほども書いたとおり、蜘蛛の発生はそのエサとなる害虫の大量発生に比例しています。ですのでダニやゴキブリなどの駆除を先に行いましょう。そうすることでエサがなくなってしまった蜘蛛はエサを求めて違う場所へ移動していきます。
小さい蜘蛛は殺さないほうがいいのか
できれば殺さないであげてください。蜘蛛はとても臆病な生き物で人間には害を与えません。見た目こそ不気味ですが人間にとっては意外とメリットが多いです。家の中で見かける小さい蜘蛛のほとんどが益虫となります。益虫とは人間が生活するうえでなんらかの方法で役に立っている虫のことをいいます。
蜘蛛が益虫の理由は人間の布団などに大量発生するダニや湿気の多い場所に発生するゴキブリなどを捕食してくれるからです。
小さい蜘蛛もゴキブリの幼虫やコバエなどの小型の害虫を捕食してくれます。ですのでできれば小さい蜘蛛でも潰したりしてしまわないようにしましょう。エサがなくなれば自然と消えてしまいます。
小さい蜘蛛の食べ物・えさになるもの
小さい蜘蛛のエサになるものは、主に小型の害虫になります。コバエやダニ、ゴキブリの幼虫などを食べてくれます。いつの間にかゴキブリを見かけなくなったという人はきっとどこかで小さい蜘蛛が幼虫を食べてくれていたからではないでしょうか。蜘蛛も嫌われている存在ですがゴキブリのほうが嫌ではありませんか。
布団の中には大量のダニが潜んでいます。ですので布団の中で蜘蛛を発見したなんてことはありませんか。それは一生懸命ダニを捕食してくれているためです。むやみに殺さないであげましょう。布団の中でよく見かけるのは主にダニなどの小型な虫をエサとする小さい蜘蛛の場合が多いです。
小さい蜘蛛は噛むのか
少なくとも日本にいる家蜘蛛は人を咬んだりする種類はいません。例え咬んだとしても毒などはもっていないので何の心配もありません。突如皮膚がチクっとしたり、かゆくなったりすると蜘蛛に咬まれたのではと心配する人もいますがそれはきっとダニでしょう。
蜘蛛の牙はまず皮膚を貫通できません。人間が何もしなければ自ら咬み付いてくるという蜘蛛はいません。ただ捕まえようとしたりすると防衛本能でもしかしたら咬んでくる蜘蛛もいる可能性はあります。
注意すべき危険な蜘蛛
日本にいるほとんどの蜘蛛が無害もしくは人体に害を及ぼさない程度の微弱な毒を持っているくらいです。しかし中には気をつけなければならない危険な蜘蛛もいます。普段よく見かける蜘蛛は無害です。ですがいつどのようなタイミングで危険な蜘蛛と遭遇するかわからないのでその注意すべき2種類の蜘蛛について紹介しておきます。
セアカゴケグモ
このセアカゴケグモのことを知っている人も多いのではないでしょうか。この蜘蛛は本来は外来種ですがいまや生息範囲をどんどん拡大していっているのが現状です。最近ではよくニュースでも見かけます。
全長は大体1センチ弱しかありません。お腹が丸い形をしているのが特徴です。とても強い毒をもっており、オスとメスでは姿が違いますが毒を持っているのはメスだけです。丸く黒いお腹には赤い模様が入っています。
基本的には攻撃性は低くおとなしい蜘蛛なので素手で触ったりしなければ咬まれる「ことは滅多にありません。
しかし何らかの形で咬まれてしまった場合、針で刺されたような痛みを感じます。そして腫れ、発疹、発汗、激しい筋肉痛、けいれん、吐き気、呼吸困難、血圧上昇などさまざまな症状が出ます。時間がたつほど症状はひどくなるので早めの処置が肝心です。特にこどもや高齢者の場合は症状が重くなりやすいので気をつけましょう。
カバキコマチグモ
このカバキコマチグモについては初めて名前を聞く人も多いのではないでしょうか。夏になると家の中へ侵入することもあるので注意が必要です。全長は1センチ強あり、胴体は赤くお尻のほうにかけて黄色くなっています。沖縄県以外の日本全国の広範囲に生息しています。
こちらのカバキコマチグモもこちらがなんらかの刺激をしなければ攻撃してこないので、近寄らないようにしましょう。非常に強い毒を持っているので咬まれてしまうと激しい痛みが襲ってきます。
赤く腫れますが腫れ自体は2~3日で治まります。しかし痛み、痺れは何週間も続く場合があり、重症化してしまうと頭痛、悪寒、発熱、ショック症状、吐き気を起こす可能性があるので要注意です。
やはり子供や高齢者の場合は重症化する可能性が高く、最悪の場合死に至るケースもあるので注意が必要です。
身近にいる小さい蜘蛛を観察してみましょう
小さい蜘蛛の色の種類や退治方法などを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。よく目にする割には家の中の小さい蜘蛛の種類や何をエサとしているのかなど知らないことが多いです。
家の中で蜘蛛を発見することは少なくありません。しかし普段から何も考えずにティッシュなどで取って潰してしまったりしていませんか。蜘蛛は害虫ではなく益虫なので人間に害はありません。ですので考え方を変えて蜘蛛の気持ちも考えてあげてみてください。
そして家の中で見つけた小さい蜘蛛を観察してみましょう。色や形で種類がわかります。この蜘蛛はどんな害虫を食べてくれているのかなど考えて見ましょう。もしかしたら少しだけ愛着が湧いてくるのではないでしょうか。
家の中にいる小さい蜘蛛は特に臆病なので人間を襲うなんてことはありません。ですのですぐに殺したりせず外に逃がしてあげましょう。そして身近にいる小さい蜘蛛について理解してあげましょう。
初回公開日:2018年04月03日
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