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寝返り防止の方法・いつまで・必要なのか|クッション

更新日:2024年11月13日

寝返りができるようになるとその成長がとても嬉しい反面、まだ幼いうちは特に窒息や乳幼児突然死が心配になりますよね。この記事では寝返り防止の方法や、いつごろまで続けるのか、寝返り防止クッションの作り方や身近な物を代用する方法についてまでご紹介します。

赤ちゃんの寝返り防止の方法とは?

赤ちゃんが自力で寝返りをできるようになるのは、生後5ヶ月頃が一般的です。寝返りができても、自分で寝返り返り(寝返りから戻ること)ができないと、うつ伏せのままになり赤ちゃんは窒息してしまう恐れがあります。

そのため、赤ちゃんが幼く寝返りが未熟なうちは睡眠時の寝返りを防止してあげる必要があります。寝返り防止の方法をご紹介します。

なぜ寝返り防止が必要なのか?

赤ちゃんが寝返りをするようになると、睡眠中に寝返りそのまま元に戻れず窒息などの危険があります。

また、特に1歳頃までの赤ちゃんは睡眠中に乳幼児突然死症候群(SIDS)を発症する確立が高いことから、厚生労働省は乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐために、赤ちゃんの前での喫煙を控えることと、母乳育児をすすめるほか、仰向けで寝かせることをすすめています。

赤ちゃんの突然の事故などを防ぐため、自力で寝返りを打つことがまだ未熟な幼い赤ちゃんに対しては特に寝返り防止対策が必要です。

これから、簡単に実践できる寝返り防止方法を5つご紹介します。

クッションで寝返り防止

手軽に寝返り防止をできるものがクッションです。寝ている赤ちゃんの両サイドに置いてあげます。

注意してあげたいポイントは、クッションは素材によっては柔らかくふわふわとしているものもあるため、赤ちゃんの鼻や口が塞がると窒息の恐れもあります。赤ちゃんの鼻や口の近くには当たったり、塞いでしまわないように気をつけましょう。

また、寝返りが上手になってくると乗り越えてしまうこともあるので、大きめのクッションはゴムや太い紐で縛って形を安定させてあげるとよいでしょう。

枕で寝返り防止

枕は適度な重さと大きさがあるため、寝返り防止に使うことができます。赤ちゃんの両脇に置いてあげることで、寝返りを防止します。

枕は大人が就寝時に使っていることが多いので、特に日中のお昼寝の時に活躍することが多いでしょう。また、枕もクッションと同じく赤ちゃんの口や鼻が塞がってしまうことがあります。寝ている赤ちゃんの様子を確認することを忘れずに行いましょう。

ペットボトルで寝返り防止

ペットボトルを使って寝返り防止ができます。

まず、2リットルのペットボトルを2つ用意し、それぞれに水を入れます。布団やベッドにバスタオルやタオルケットを横向きに敷き、水の入ったペットボトルをキャップの部分が下に来るようにタオルの両端に置きます。

赤ちゃんをタオルの真ん中に寝かせ、両端のペットボトルを赤ちゃんの方向へタオルで巻いていきます。赤ちゃんの脇の部分で固定したらでき上がりです。

タオルで巻いたペットボトルが痛そうであれば、バスタオルやタオルケットで巻く前にフェイスタオルなどでペットボトルを巻いてあげるとよいでしょう。

また、角ばっているペットボトルは安定しやすいですが、丸みを帯びているペットボトルの方が触れたときに優しいので、赤ちゃんの様子を見て選ぶとよいでしょう。

タオルで寝返り防止

寝返り防止対策として、タオルを用いることもできます。

バスタオルなど大きめなタオルを筒状に巻き、ほどけないように2箇所ほどゴムなどで縛り固定します。これを2つ作り、赤ちゃんの両脇に置いてあげることで寝返り防止になります。

タオルは比較的軽いため、赤ちゃんが足を動かし上下に移動したりすることで定位置から動いてしまうこともあります。また、動いた丸めたタオルが赤ちゃんの顔の部分に来てしまうこともあるため、注意が必要です。

安全な位置にあるかどうか、眠っている赤ちゃんの様子も、しかりと確認しましょう。

マットで寝返り防止

寝返り防止専用のマットが販売されています。

寝返りをマスターする前後の赤ちゃんは特に寝返りを打つ強さも弱いため、寝返り防止マットはとても使えます。メーカーによってデザインや形も違うため、部屋の雰囲気や好みで選ぶのも楽しいでしょう。

しかし、海外では寝返り防止マットでの事故も報告されています。寝返り防止専用のマットではありますが、マットを使っているからと過信しすぎず、定期的に眠っている赤ちゃんの様子を確認しましょう。

寝返り防止で気をつけること

赤ちゃんの寝返り防止は、まだ寝返りがうまくできない赤ちゃんが寝返りをして、戻れなくなったときの事故や怪我を防ぐためです。そのため、寝返りを防止するために寝ている赤ちゃんの近くにクッションやタオルを丸めて置きます。

動かないように固定されていないクッションや丸めたタオルは、赤ちゃんが手や足を動かしたり、寝返りをしようとすることで場所がずれたり、赤ちゃんの顔にかかったりする恐れがあります。また、固定されているクッションであっても赤ちゃんの顔が隠れてしまうことで窒息する恐れがあります。

これらにも注意して寝返りがまだ未熟な赤ちゃんの睡眠時の安全を確保していきましょう。

寝返り防止はいつまで必要なのか?

たくさんの寝返り防止法がある中、赤ちゃんにとって寝返り防止はいつまで必要なのでしょうか。また、いつころから寝返り防止を行っていけばよいのでしょうか。目安をお伝えします。

寝返り防止開始は生後2ヶ月頃から

寝返り防止を開始するのは、寝返りができるようになる頃からです。

寝返りができるようになる時期は個人差がありますが、一般的に5、6ヶ月頃からです。早い赤ちゃんだと、生後2ヶ月頃から寝返りをするようになることもあります。

首が据わる前の赤ちゃんでも、寝ているときに大きく動くこともあります。また、赤ちゃんは突然新しいことができるようになることも多いので、生後2ヶ月頃には寝返り防止を始めてもよいでしょう。

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初回公開日:2018年04月16日

記載されている内容は2018年04月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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