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寝返り防止の方法・いつまで・必要なのか|クッション

更新日:2023年12月19日

寝返りができるようになるとその成長がとても嬉しい反面、まだ幼いうちは特に窒息や乳幼児突然死が心配になりますよね。この記事では寝返り防止の方法や、いつごろまで続けるのか、寝返り防止クッションの作り方や身近な物を代用する方法についてまでご紹介します。

寝返り防止終了は寝返り返りが安定してから

寝返り防止を終了する時期は、左右への寝返りが安定し、さらに寝返りから自力で戻れる(寝返り返り)が安定した頃がよいでしょう。

この頃になると、赤ちゃんは睡眠時にも自分で寝返ったり身体を動かして楽な体勢になろうとします。また、中にはうつぶせ寝を好む赤ちゃんもいます。

しかし、窒息や乳幼児突然死(SIDS)などの危険性は全くなくなったわけではないので、これまでと同じく、呼吸確認などを行いうつ伏せで寝ている場合は、仰向けに戻してあげましょう。

寝返り防止終了の目安、寝返りの強さはどれくらい?

寝返り防止を終了する目安として、赤ちゃんの寝返りの安定のほかに強さがあります。赤ちゃんの寝返りがしっかりしてくると、寝返り防止のために置いたタオルやクッションなどを乗り越えていくことがあります。

赤ちゃんがタオルやクッションを乗り越えてしまった時に、うまく戻れなかったり口を塞いでしまう恐れもあります。

このように、赤ちゃんの寝返りの強さも寝返防止を続けるかどうかの目安の1つと言えます。

寝返り防止クッションを手作りする

寝返り防止のとして、ペットボトルや、クッション、枕など家庭にあるものを活用する方法をご紹介しました。

ここではバスタオルで作る簡単寝返り防止クッションとフェイスタオルで作る寝返り防止クッションをご紹介します。

寝返り防止クッションの作り方

バスタオルを2枚と髪留め用ゴムを4本用意します。バスタオルは半分に折り、長い面を横にして置き端からくるくると巻いていきます。巻き終わったら、巻きが崩れないように2箇所ゴムでとめてできあがりです。

2つ作って、赤ちゃんの両脇に置くことで寝返り防止クッションになります。

他にも、時間に余裕のある方は、フェイスタオルを1枚、針と糸、綿とはさみを用意します。フェイスタオルは、長い面を横にして置き、真ん中で半分に切ります。半分になったフェイスタオルの端と端を縫い合わせ、筒状にします。

筒の端をまとめるように縫い、中に綿を詰めます。反対の端もまとめるように縫い合わせ、これを2つ作りできあがりです。これを、赤ちゃんの両脇に置くことで寝返り防止クッションになります。

作ったクッションを長く使う方法

寝返り防止クッションを使う時期は、長くはなくあっという間に使わなくなってしまいます。しかし、せっかく作ったクッションなので長く使いましょう。

赤ちゃんがお座りをするようになってきたころ、2つのクッションをハの字に縫い合わせます。縫い付けたクッションを赤ちゃんの座っている後にハの字に置いてあげることで、後部への転倒防止クッションになります。

縫い合わせにくいクッションや、時間がないときは赤ちゃんの後ろに動かないようにハの字に置いてあげるだけでも大丈夫です。

寝返り防止クッションは必要?

寝返り防止グッズは、赤ちゃんの寝返りや寝返り返りが安定してくると使わなくなることが多く、その時期は長くても1年くらいです。

使う時期は短いですが、赤ちゃんの安全や万が一の命の危険を回避するためにも寝返り防止クッションはあると便利です。市販のものを購入したり、手作りすることもできます。

しかし、寝返り防止グッズを使ったからと言って絶対に安全というわけではありません。中には寝返りクッションでの事故も報告されています。

一番大切なことは、寝返り防止クッションを使っているから大丈夫と、グッズの安全性を過信せず、お母さんやお父さんが眠っている赤ちゃんの様子を確認することです。

眠っている部屋や状況にあわせて使い分ける

赤ちゃんによってベビーベッドで寝ていたり、布団で寝かせていても1人で広いスペースを使っているのか家族と寄り添って寝ているのか、それぞれ家庭によってさまざまでしょう。

広いスペースを使って寝ている赤ちゃんや、大人が近くで寝ていない昼寝の時には、寝返り防止クッションなどを使うと便利です。

反対に、狭いスペースや家族と寄り添って寝ている場合は、寝返り防止クッションなどを使うとクッションが動いてしまったり、赤ちゃんの鼻や口をふさいでしまいやすくなるので、注意が必要です。赤ちゃんが寝ている部屋や状況に合わせて使用を判断していきましょう。

また、昼寝など大人が起きている時間帯は、寝返り防止クッションを置かずこまめに赤ちゃんの様子を確認してあげ、夜間などの大人も眠っている時間帯は状況に応じて寝返り防止クッションなどを用いるとよいでしょう。

赤ちゃんの命を守る

今回は、寝返り防止の方法や、必要性などをお話しましたがいかがでしたか。

赤ちゃんの寝返りは、成長を感じる反面、窒息や乳幼児突然死(SIDS)などの危険もあり不安を感じるお母さんも多いのではないでしょうか。睡眠時の寝返りを防止する時期は長くはなく、あっという間に過ぎてしまいます。しかし、事故や怪我が起こらないように未然に防いであげることはとても大切です。

睡眠時の事故や怪我を防ぐひとつの方法として、寝返り防止グッズが役立つことでしょう。専用の物を購入したり、家庭にあるもので簡単に作る方法や、代用する方法をご紹介してきました。赤ちゃんの睡眠時の安全確保のひとつの方法として今回ご紹介した寝返り防止方法を、ぜひ実践してみてください。

初回公開日:2018年04月16日

記載されている内容は2018年04月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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