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40坪は何平米?計算方法や40坪の土地で建てられる家のイメージを紹介

更新日:2024年10月26日

40坪の土地がどれくらいの広さかイメージできますか。本記事では、坪数と平米数の計算方法や、建坪40坪の土地にどれくらいの家が建てられるかという具体例を解説します。不動産取引を考えている人や坪数と平米数の計算方法を知りたい人は、参考にしてください。

日本の住宅では、部屋の広さを表すのに「何畳」という表記も使われています。畳のサイズと、坪や平米との関係を知っておくと、ますます面積をイメージしやすくなるでしょう。

ただし、畳のサイズには地域差があり、同じ1畳でも大きさが異なるので注意が必要です。地域による名称と畳のサイズの違い、1畳を坪と平米へ換算する計算方法について説明します。

1畳は1.6562㎡=約0.5坪

畳のサイズは、主に地域によって江戸間、中京間、京間、団地間の4種類に分けられ、東から西へ行くにつれて1畳のサイズが大きくなります。どの地域でも、長方形の畳の縦横比は基本的に2:1です。

江戸間は関東など静岡県より北の地域で使われ、1畳のサイズは880×1760mmです。名前の通り江戸時代に生まれ、関東間や田舎間、縦の長さが5.8尺ということから五八間とも呼ばれます。

中京間は、江戸間よりも後に生まれ、愛知県と岐阜県、三重県で主に使われています。1畳が910×1820mm(3尺×6尺)であることから、三六間(さぶろくま)とも呼ばれるサイズです。

京間は桃山時代発祥とされ、古くから茶室や書院で使われていて歴史があります。関西から九州にかけて使われ、1畳のサイズは955×1910mmです。関西間や本間、6.3尺の縦の長さから六三間とも呼ばれています。

団地間は、高度経済成長期に作られた比較的新しいサイズです。地域を問わずアパートやマンションで使われ、特に団地に多く使用されています。サイズは、江戸間よりも小さい850×1700mmです。縦が5.6尺のため、五六間とも呼ばれます。

坪数や平米数に換算するなら、1畳が3尺×6尺の中京間で考えるとわかりやすいでしょう。中京間は1畳が1.6562平米で、約0.5坪です。

1坪=約2畳

1畳を1.6562平米とすると、1坪=約3.31平米なので1坪=約2畳に換算できます。6畳間なら約3坪、8畳間なら約4坪と考えれば、坪数のイメージを掴みやすいでしょう。

ただし江戸間の場合は1畳が1.5488平米と中京間より小さく、京間は1.82405平米と大きいため、中京間で換算してしまうと誤差が出ます。厳密に面積を考えるなら、使われている畳がどこの地域のものか調べて計算しましょう。

不動産広告などの表示では、地域によって畳のサイズが違うことによる混乱を防ぐため、1畳=1.62平米以上で換算することを定められています。

40坪は約132㎡

ここまで説明してきた計算方法で、40坪の場合の平米数と畳数を求めてみましょう。まず、平米数は0.3025の数字を使って、40坪÷0.3025=約132平米です。

また、1坪は約2畳なので、40坪×2=約80畳であることがわかります。40坪は6畳間なら約13室、8畳間なら約10室の広さです。

平米数に換算するよりも、畳数で考えた方が広さをイメージできるという人もいるでしょう。

坪や平米表記が使われる不動産の面積

不動産の登記簿や広告などの表示は、平米で表記すると定められています。しかし、土地や一戸建てを取引する現場では、平米数と坪数の両方が記載されていることも多いでしょう。土地の価値を表すのに、坪数あたりの金額を示す坪単価の表記も多く使われています。

マンションのパンフレットなどで部屋の面積を表すときは、平米表記を使います。バルコニーを除いた部屋の中の面積を専有面積と呼び、一般的に広告やパンフレットに記載されているのはこの部分の面積です。

専有面積の表記には柱と壁の厚みの半分が含まれているため、部屋で実際に使える面積は表記より小さくなっています。間取りに合わせて家具の配置を考えるときは、注意しましょう。

部屋ごとの面積は、基本的に和室は畳、フローリングは帖で表記されます。例えば、和室なら8畳、フローリングのリビングなら16帖です。字は違いますが、どちらも何畳の広さかを表しています。

建坪40坪の土地で建てられる家とは

ここからは、面積と家の間取りについて考えてみましょう。土地に建物を建てるときは、土地の広さに対して30~80%の面積までと上限が定められています。建物の面積を坪数で表すときによく使われるのが、建坪という表記です。

建坪は一般的に建物の建築面積を坪数で表していることが多いですが、明確な定義がありません。不動産取引するときは、事前に相手先が設けている定義を確認しておきましょう。建築面積とは、建物を真上から見たときの面積のことで、水平投影面積とも呼ばれます。

今回は建坪を建築面積と定義して、建坪が40坪の土地にどのような家が建てられるか、世帯の人数や間取りのプランニング例を具体的に説明していきます。

4〜5人家族向けの家が建てられる

まずは、建坪が40坪の土地に何人家族向けの家を建てられるかを考えてみましょう。国土交通省は、住宅の面積について世帯人数ごとの目安を2種類定めています。

1つは「最低居住面積水準」で、健康で文化的な生活を送るために必要不可欠な面積を表します。もう1つの「誘導巨樹面積水準」は、多様なライフスタイルを想定した場合の面積で、最低居住面積水準よりも広い面積が必要です。

さらに、誘導巨樹面積水準は、都心などで共同住宅に住むことを想定した「都市居住型」と、郊外などで戸建住宅に住むことを想定した「一般型」に分類されます。

最も広い面積を必要とする一般型の場合、必要な面積は25平米×世帯人数+25平米で算出できます。40坪=約132平米で計算すると世帯人数は4.28人、つまり4~5人世帯の郊外の戸建て住宅におすすめの広さです。

出典:住生活基本計画における「水準」について|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/common/001098415.pdf

「アイランドキッチン」「2台駐車」なども夢じゃない

次に、4~5人世帯向けの戸建て住宅を想定して、具体的な間取りを考えてみましょう。個人の居室を広くとるか、団らんの場となるLDKを重視するかで間取りのプランが大きく変わってきます。

LDKを中心にプランニングする場合、広いスペースを必要とするアイランドキッチンを作ることもできます。アイランドキッチンは最低でも約20平米(12畳)必要で、リビングとダイニングも快適に使うためには、LDKの面積を30平米以上(約19畳)確保したいところです。

居室を6畳前後に設定すれば、水回りや廊下のスペースを考慮しても40坪で十分実現できるでしょう。また、屋内よりも屋外のスペースを重視する場合は、車を2台駐車できるスペースを作るのもおすすめです。

建坪を40坪とれるだけの土地があれば、小さい子供がいるなら目の届きやすいアイランドキッチン、家族がバラバラに行動することが多いなら2台駐車と、ライフスタイルに合わせた間取りの設定ができます。

次のページ:坪数と平米数について理解しよう

初回公開日:2022年08月23日

記載されている内容は2022年08月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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