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亡くなるの正しい敬語・亡くなる前の症状や行動|足のむくみ

更新日:2020年08月28日

日本人は死を良くないものとしてとらえ、また葬儀に関しても儀式やしきたりが多い民族です。「死んだ」という言葉も「亡くなる」と言い換えます。しかし万国共通なのは死に目に会えるか会えないかです。看取る覚悟に、死の直前の段階を知ることも必要であることを紹介します。

いきなり抹消である手足がむくむということはありません。腕や脚もむくんで来るのが通常です。特にがん患者さんの場合は、余命が1ヵ月を切ったことの判断材料として、両下肢のむくみも視野に入れます。

なぜならがん患者さんの場合は、むくみをある程度薬で緩和できるからです。もちろん中には薬が効かない人もいますが、薬がきかなくなって来て、両下肢がむくみ出したら「余命1ヵ月程度」との判断が下ります。

また、がん患者さんの場合は、最終的に転移なども起こしています。なので、腹水の溜まり具合も判断基準に入れます。お腹に水が溜まって膨れ上がってきます。

それだけ、腎機能・代謝機能が著しく低下していっていることを表します。

クロスレッグサインにも注意して見る

余命を判断するために、今がどんな状態か判断するサインが、この「クロスレッグサイン」です。

患者さんが横たわっている時に、脚を頻繁に組み替えたりずらしたり、またムズムズと動かすような症状を見せるようになったら要注意というのが、このクロスレッグサインです。

亡くなるのが近くなると、このサインが出やすいのでこれをある程度目安に診ているドクターも少なくはありません。

人が亡くなる直前にとりやすい行動

よく、亡くなる前には「お迎え現象」が起こることがあります。そういうことを信じていない人もいるでしょうが、「既に亡くなった身内が来て話しかけてきた」など色んなお迎え現象の話を耳にします。

その「お迎え現象」も意識混濁から来るものもあるのでしょう。亡くなる直前には、幻覚が起こったり、認知症のように今どこにいるのか、また別の場所にいると言い出すこともあります。

そういった亡くなる直前に取ることもある行動、取りやすい行動や、亡くなる直前に起こりやすい変化をご紹介します。

認知症のような症状が出ることがある

亡くなる前になって来ると、酸素飽和度が低くて幻覚を見るのか、薬のせいか、理由はハッキリしていませんが、見えない人が見えると言ったり、自分が病院などに居るということが分からなくなる場合があります。

それが最後まで続くわけではないのですが、一見これまでとは違う変わった行動をとることもあります。

寝具をポリポリと掻いたり引っ張ったり、昔のトラウマを思い出してその状態が今続いているかのように「怖い・助けて」と言ったりすることもあります。

これまでと違う行動や言動が出る場合は、今どこにいて、側には私がいるよ、と優しく教えて安心させてあげることが大切です。

表現・表情が薄くなる

亡くなる直前というのは、心肺機能が落ちて来ているので、抹消血管まで血液がしっかりとまわらず、手足はもとより肌が冷たくなります。

気力はあったとしても、もう体力も限界近くまで来ているので、いつものような弾ける笑顔はうっすらとした微笑みになり、喜怒哀楽の表現も完全に薄くなります。

亡くなる前は、それだけ体が動かず、血流が滞っているので脳機能の低下も相まって反応や感情が出にくくなります。

眠気が増して呼びかけへの対応が鈍くなる

亡くなる前は、体力が湧かなくなることと、体が余計な力を使わないようにするためや、脳機能の低下、更には酸素飽和度も低くなっているので、眠気が強くなります。

昔は自宅で家族を看取っていました、そういう時代に老衰で亡くなる方も、寝ている時間が長くなればなって行くほど、「そろそろかな」と家族は覚悟してきました。

現代でも看取りもやっている老人介護施設の職員や看護職であれば、亡くなる気配がする人に気付きます。どんどん眠っている時間が増え、呼びかけに対しても、やっと視線をこちらに向けるだけなど、反応が悪くなります。

亡くなる前兆のような状態ではありますが、「もっと頑張って」などと無理やり体をゆすったりせず、横で色々話をしてあげる方が良い対応です。

終末期には極端に口数が減る

亡くなる直前になると、極端に口数が減ります。特にがんなどで闘病生活をしていた人が、昨日まではお見舞いにいったらよく喋っていたのに、今日は極端に口数が少なく、返事も「うんうん」と頷く程度になったと思ったら、次の日急逝した、という話もよく耳にします。いつもと違う極端な異変は要注意です。

まだ亡くなる直前ではなく、あと1週間くらいが山だと言われていたり、まだ頷いたり目で追ったりするようなら、話を聞いていない訳ではないので、たくさん話しかけてあげましょう。

あなたの話が聞こえていない訳でも、理解できない訳でもない場合があります。昏睡状態でない限り、「反応できないだけなのかも」と思って話をしてあげましょう。

亡くなる直前に起こる体の体の症状

本当に亡くなる直前には、様々な症状が体に起こります。自力での生命維持がもうできない状態になって来るのですから、すべての身体的機能の低下・衰弱化が起こります。

一番最後に、「もうそろそろだな」と分かるのが、呼吸の仕方の変化です。この変化については、介護を学ぶための教科書にさえ記述してあることです。最後の看取りを覚悟するのは、家族だけでなく、介護・看護に関わったすべての人も同じです。

どんなに苦しそうで壮絶な最期でも、死の瞬間には体からモルヒネ様物質が分泌されるとの研究結果があります。

チアノーゼで赤黒い顔をしていても、そこから蘇生した人たちは一様に、とても気持ちの良い状態だったということをまとめた本も出版されています。

残された者が、死の瞬間がトラウマにならないように、看取るには覚悟が必要だということです。

酸素飽和度(SpO2)の低下

パルスオキシメーターという指を挟んで酸素飽和度を計る器具があります。見たことがある人も多いでしょう、酸素飽和度(SpO2)とは、血中にどれくらい酸素が含まれているかを計ります。

普通の人ならば96%~98%くらいですが、実は90%を切ったら急性呼吸不全と言われます。気管支炎や肺炎でも酸素飽和度はそれ以下にも下がることもあります。

酸素飽和度が95%くらいで、脳への酸素不足でのめまい・立ちくらみを起こすくらいです。亡くなる前というのは、肺機能が低下するので更に色んな症状が起こります。

それには運動能力の低下や、脳の認知機能の低下、また高血圧を引き起こすこともありますし、最後は多臓器不全となります。

呼吸が特徴的に変化する

亡くなる直前には肺機能の低下が起こります。しかし、体はまだ生きようと、自律神経が呼吸を促します、すると呼吸の仕方が変わってきます。その特徴的な呼吸は2段階に分かれます。

①努力呼吸
通常呼吸する場合は呼吸筋と言われる各筋肉が働きますが、亡くなる前になると不足している酸素を更に補おうとして、補助呼吸筋と言われる胸鎖乳突筋・腹筋・内肋間筋が使われるので、胸郭や肩の動きが大きくなります。肩で息をしているように見えるので「肩呼吸」とも言われます。

②顎下呼吸
もう呼吸を助ける筋肉の働きが悪くなって来たとなったら、最後は顎下呼吸になります。呼吸をする時に下あごを上方に上げるような呼吸になります。金魚がゆっくりと口を動かしているような風に呼吸します。

舌の筋肉も弱まるので、下が気道を塞ごうとするのを回避しようとする動きです。しかし、顎下呼吸をし出したら次第に低酸素で意識も無くなります。肩で呼吸していたのが、下あごを動かして何とか呼吸をしようとし始めたら、いよいよ本当にお別れが近いということです。

血圧の低下

ガンや体を蝕む病気で亡くなる場合は、血圧の低下が数時間前に起こります。昨日は元気だったのに、今日突然血圧が低下してもう最後のお別れのときが来るということもあります。

日々徐々に血圧が低下するのではなく、急激な血圧低下がサインです。その後、努力呼吸(肩呼吸)をするようになり、息を吸ってもすぐには吐かずに、まるで無呼吸症候群のようになります。

血圧の更なる低下に伴い、無呼吸の時間が増えていきます。そして、静かに息を引き取ることとなります。数分間にわたって呼吸が再開しない場合、死亡と判断されるのです。いわゆる臨終や死の瞬間と言われる最後の呼吸だったということです。

尿量の減少と浮腫や腹水

亡くなる前、いわゆる終末期には腎機能低下が見られます。そのため、利尿作用が悪くなり徐々に排尿の量が減っていきます。

水分が体にたまるのは、元気な人でもムクミとして感じることもあります。それと同じように、体の水分が体外に出ないので、体がむくんできます。がんの場合は、お腹に水が溜まる「腹水」という現象が起こり、お腹がパンパンに腫れ上がります。

それと同じように腕や脚がむくみますが、最終的に手足の指(抹消部位)までむくみがひどくなってくると、いよいよ臨終が近いということです。

初回公開日:2017年11月08日

記載されている内容は2017年11月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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