バレリーナの足の指の特徴・変形するのか|細い/足の甲
バレリーナのきれいな足の秘密
バレエをじっくりと見たことはあるでしょうか。バレエを踊る、プロのダンサーのことをバレリーナと言いますが、バレリーナたちは日々の練習をこなし、舞台を作り上げています。姿勢が良く、スッと長い首、そしてチュチュと呼ばれるスカートの衣装から見える、きれいで長い足、これらがバレエのきれいな踊りを作り上げています。
バレリーナは、つま先で立つ、トゥシューズというものを履いてとてもきれいに踊ります。でもそのバレリーナの足ってどうなっているのでしょうか。なぜ、あのようなシューズだけで、立って踊れるのでしょうか。何かバレエをやっていない人との違いがあるのでしょうか。バレリーナの足に秘密があるのでしょうか。
バレリーナのきれいな足についてみてみましょう。
バレリーナの足の指の特徴

バレリーナの足がきれいなのは足の指に特徴があるのでしょうか。トゥシューズでいわゆるつま先立ちをしているとき、シューズの中ではどのようになっているのでしょうか。
それは、バレエをやっているとタコやまめ、足の爪が割れるなど、避けて通れない症状があります。トゥシューズを履くことでそれだけ足先に負担がかかっています。そんな負荷もあるからこそのきれいで素敵な踊りがあります。
変形するのか
では、そんな負荷をかけてトゥシューズを履いてバレエを踊れば足の指は変形するのでしょうか。答えは、変形する人もいれば、変形しない人もいるということです。
プロのバレリーナで、小さな時から毎日のように練習を重ねている人の足で、外反母趾になる人はいます。確かにトゥシューズの中でぎゅっと締め付けられた状態で長時間全体重を支えながら踊るのですから、変形することはあります。
ですが、外反母趾になるのはバレリーナだけではありません。バレエをやっていない人でも形やサイズの合わない靴を履いていたりすると外反母趾になることがあります。
同じバレエ教室でバレエを習っている子の中でも外反母趾になる人と全くならない人といます。また、外反母趾になりかけたため、ケアをして食い止めている人もいます。
バレリーナの足は細いのか

バレリーナは足が細いと感じたことはないでしょうか。踊っている姿を見て、足が太い人はあまり見ません。バレリーナはみんな足が細いです。無駄な筋肉や無駄な脂肪がついていません。ではそれはなぜなのでしょうか。
バレリーナの足が細い理由
バレリーナは、足の筋肉を均等に使っているため、足が細く、きれいになると言えます。バレリーナは動くときにも、足を上げる時にも、トゥシューズで立つときも内ももを使います。その癖が足を引き締め、余計な脂肪は自然とつかなくなります。また、ルルべという、つま先立ちをしょっちゅうすることでふくらはぎも使い、ふくらはぎの張りもなくなります。
バレリーナのように足が細くなるためには

バレリーナの足を見て、あんなきれいな足になりたいと、女の子ならだれでも考えます。でもバレエをやったことがないのにバレエを踊ることで足を細くしようというのは難しいです。そこで、バレリーナの真似をするように普段の歩き方から意識することで、足を捕捉することができます。
歩くときの姿勢に注目
歩くときは姿勢をまっすぐ伸ばして足の内側に力を入れて歩きます。背筋を伸ばすことで視線も上がり、自然とだらだらした歩き方ではなく歩幅も大きくなり足の筋肉を使うようになります。
足裏に力を入れて歩く
特に意識しない限り、足の裏って、あまり力を入れることは少ないです。でもバレリーナって足の裏にもとても力を入れて踊っています。足の裏を鍛えることで、重心がしっかりし、ふらふらせず、足全体にも力が入ります。
足の裏に力を入れるコツ
歩くときはつま先を意識して歩きます。つま先で地面を蹴り、踏み出して、かかとから着地します。着地したときにかかとから着いてもそのままつま先へと体重を移動させ、また次の一歩へと踏み出します。
はじめの慣れないうちはゆっくり、考えながらでもいいので練習してコツをつかみましょう。そのうち自然とその歩き方になります。かかとから勢いよく着いてかかとを痛めてしまわないように注意してください。
バレリーナの足の甲の特徴

バレリーナといえば足の甲がバレエをやっていない人に比べて綺麗に伸びるのが知られています。バレリーナの足は伸ばしたときにより甲が高くキュッと伸びていることがバレリーナのきれいな足の条件では必須になります。なので、バレリーナや、バレリーナを志す人は、より足の甲を綺麗に伸ばすことと、足の甲がより高いことを望み、日々ストレッチを欠かしません。
足の甲にはもともと高い人もいれば、低い人がいるなど、個人差があります。でも足の甲は足を伸ばすことで、より高く見せることもでき、ストレッチをしたり、足の裏を強化していくことで、つま先を伸ばした時より甲が出るようにすることができます。バレリーナは足先まできちんとトレーニングを欠かしません。
バレリーナの足首の特徴

バレリーナの足がとても鍛えられていて、無駄な脂肪がなく、細いということを説明してきました。実は足首もかなり鍛えられている場所で、足首の強さもとても強いです。つま先立ちをした時、トゥシューズで立つ時、ジャンプをする時、すべての動きにバレリーナの足は一瞬の気の緩みもなく使われています。
また、バレリーナの足首は、強いだけではなく、しなやかさも必要です。足首は強いけれど、柔らかくて、それが、バレリーナの美しいきれいな踊りを生み出しています。
足首が太くなる理由と細くする方法
足首は主に運動不足が原因で太くなります。運動不足から、血流が悪くなり、足がむくむなど、負の連鎖によって足首は太くなります。バレリーナのように細くてしなやかな、足首を手に入れるためには、足首を使う必要があります。
無理のないウォーキングや軽めのジョギングは効果的ですが、普段、家の中などで歩くときに、かかとを上げて、つま先立ちで歩くと、足首が鍛えられ、細くなります。最初はバランスを取るのが難しかったり、疲れて長続きしないですが、慣れてくるとかかとを最も高い位置まで上げて、歩き続けることができるようになります。
アキレス腱の伸び方
他に足首が太くなる原因として、もともとの骨格自体が太いということもあるのですが、アキレス腱が太いという人もいます。アキレス腱が太いというのは、アキレス腱を十分に伸ばしきれておらず、ストレッチが足りていないことを意味します。
よく運動前にはアキレス腱を伸ばすストレッチをしますが、アキレス腱が伸びていないと、それだけで、ケガの原因になってしまいます。ジャンプをする時、着地をするときにアキレス腱はよく使います。バレリーナはジャンプもよくしますので、アキレス腱が伸びていないのはケガにもなりますし、ジャンプの高さや勢いにつながります。
このような要因もあって、バレリーナはストレッチをし、足首が自然と細くなっていきます。
バレリーナの足の裏の特徴

バレリーナは足の裏も強いです。バレエを踊るときに足の裏をよく使い、足の裏もよく鍛えられているのですが、足の裏にキュッと力を入れることで、きれいな足先がアーチのように伸び、また、高いジャンプを飛べます。
でもあんなにハードに踊っていると、当然足の裏への負担も大きくなります。
ボロボロ
バレリーナが綺麗に踊っている影で、バレリーナたちの足の裏は皮が剥けたり、タコができたり、皮が固くなったり、傷だらけです。
そのため、テーピングをしてシューズを履くことが多いですが、それでもケガを完全に防げませんし、テーピングのやり過ぎも足の締め付けにつながり、思いどおり踊りができなくなってしまうため、テーピングの度合いも限られます。よってバレリーナの足の裏はよくボロボロとなってしまいます。
バレリーナの足の先の特徴

バレリーナの足の先の特徴はもちろんトゥシューズを履いているため、ボロボロです。普通の靴よりもかなりの締め付けがあり、さらにそれで全体重を支えるため、足先はかなりの負担がかかっています。ときには片足で立ったまま踊り続けることもありますので、その負担は想像を超えます。
爪
爪は徐々に形が悪くなり、時には割れます。巻き爪になってしまうこともあり、きちんとしたケアや保護が必要になります。長年、爪に負荷がかかってしまい、割れることが多いと爪が正常に伸びてこなくなることもあります。バレリーナのきれいな足のシューズの中では痛々しい足が支えていることがわかります。
皮膚
バレリーナの足先は、よく皮が剥けてしまうことがあります。つま先で立ち、長時間踊ったりしている上に、ずっとシューズを履いて、通気性も悪くなってしまいます。そういったときに皮が剥けてしまい。ときには血が出てしまうこともあります。そして、このようなケガを繰り返すことで、だんだん皮は厚くなり、タコのようになったり、皮が固くなったりもします。
男性バレエダンサーもすごい

バレエを踊るのは女性だけではなく、男性にも重要な役目があります。男性はトゥシューズは履きません。男性に求められるのはより高いジャンプと女性を支える役目です。女性をリフトすることもあるので、男性のバレエダンサーもしっかりとした足腰が必要で、女性同様にかなり鍛えられています。
女性のバレエダンサーをバレリーナと言うのに対し、男性のバレエダンサーのことはバレリーノとも言ったりします。バレエを見るときは、女性だけでなく、ぜひ、男性の方にも注目したいです。
バレリーナのきれいな踊りには足に秘密があった!

バレリーナはとても軽やかに、きれいに踊っています。それの姿は本当に楽しそうで気持ちが良さそうで、見ているだけでバレエの世界に引き込まれていきます。ですが、その裏ではかなり過酷な踊りと練習から来る足への負担があり、バレリーナたちの足の苦痛を招いています。
それでもバレリーナはより良い舞台を作るため、その苦痛に耐えながら踊り続けています。
しかし、バレリーナは、全体の筋肉をまんべんなく使うことで、しなやかで強くて、きれいな足も持っています。ときには変形したり、怪我していたり、バレエを踊らない人とは違う足の持ち主ですが、それらの苦労も含めてすべてがバレエという舞台を作り上げています。
今回はバレリーナの足についてみてきました。バレリーナの足のことも知ったうえでバレエを鑑賞するとまた違った感想が得られます。バレエの魅力にまた引き込まれてみましょう。