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2018年04月07日

赤道が通っている国の特徴・直下国で起こる不思議な現象|長さ

学校で習ったこともある赤道で起きる不思議現象について、気になる人も多いのではないでしょうか。この記事では、赤道とは何か、赤道が通っている国の特徴や不思議な現象について紹介しています。赤道直下の国を旅行してみたい人は、ぜひ読んでみてください。

赤道の特徴は?

赤道とはどういうものか説明できますか。赤道の特徴を確認してみましょう。

緯度

赤道の大きな特徴は、緯度がゼロということです。ちなみに、経度がゼロの線は本初子午線といって、南極と北極そしてイギリスにあるグリニッジ天文台を結んでいます。

赤道と本初子午線を基準に地球上の場所は、すべて緯度と経度で表せます。例えば、日本の東京駅緯度が35度、経度は139度です。緯度は赤道基準に南北の方向を示し、経度は本初子午線を基準に東西の方向を示すと考えるとわかりやすいです。

位置

北極から赤道、南極から赤道の距離は同じです。地球を丁度半分にする位置に赤道がぐるっと回っていると考えると良いでしょう。赤道は大西洋、太平洋とたくさんの国を通っています。

ちなみに、北極から赤道までの距離はちょうど1万kmです。きりが良い数字になったのは偶然ではありません。実は、北極から赤道までの距離を基準に1mと決められています。

長さ

北極から赤道までの距離がちょうど1万kmです。地球は丸いとすると、赤道の長さはちょうど4万kmとなるはずですが、実際は4万75kmと理論値より少し長いです。地球は真ん丸なわけでなく少しいびつな形をしているので、このように南北と東西の大きさに差があります。

赤道の名前の由来は?

赤道とは中国から伝わった言葉だと言われています。古代中国での星図では、天球に赤い線が引かれており赤道と言われていました。地球の赤道とは違ってあくまで天球の赤道なのですが、世界地図が日本に伝わった際に、地球の赤道も同じように言われるようになりました。

ちなみに、英語では赤道をequatorといいます。さらにエクアドルという国は、スペイン語で赤道という意味を表す国名で、実際に赤道がとおっています。

赤道が通っている国の特徴は?

赤道が通っている国にはどのようなイメージがあるでしょうか。漠然と熱そうなイメージがありますが、気温以外にもどんな特徴があるか紹介します。

気温

赤道直下の国では、季節を問わず太陽がほぼ頭の真上を通過します。地球の地軸が傾いてはいますが、赤道近辺ではほかの地域と比べて太陽が頭上に近い位置を通過します。

日本の四季を例に出すと、夏は太陽が高い位置まで登るため気温が高くなりますが、冬は太陽が低い位置までしか上らないため気温が低くなります。このように、赤道直下では1年を通じて太陽が高い位置まで昇るため、気温が高くなります。

気候

日本のような四季は赤道にはありません。年間を通じて高温が続きます。高温のため上昇気流が起きやすく、空まで昇った気流は冷やされ雨雲になり雨が降りやすくなります。上昇気流のため赤道付近では低気圧となり、北東貿易風と南東貿易風が吹き込みぶつかり合うことで、赤道無風地帯となります。

赤道近辺では、四季ではなく別の季節の分け方があります。雨の少ない乾季と雨が多い雨季です。雨季が多い地域を熱帯雨林気候、乾季と雨季がはっきり分かれる地域をサバナ気候、熱帯雨林とサバナの間の気候を熱帯モンスーン気候といいます。

赤道が通っている国

赤道が通っている国は、インドネシア、エクアドル、コロンビア、モルディブ、ブラジル、コンゴ共和国、ケニア、ソマリアなどがあります。観光業が盛んな国もあるので、それぞれの国について特徴を紹介します。

インドネシア

インドネシアは、ジャワ島やバリ島など観光産業が盛んな国です。雨季と乾季に分かれており、雨季には湿度が非常に高く屋外では過ごしにくくなります。

高温多湿だと蚊を媒介としてマラリアなど病気が発生しやすいので、長袖を着用し屋内に蚊が入らないようにするなど、注意が必要です。旅行する際には、事前に蚊など昆虫を媒介とした病気について勉強しておくことをおすすめします。

また、インドネシアではイスラム圏であるため、肌を隠す衣装が好まれます。寺院など公共の場では、特に過度な露出を避けましょう。

エクアドル

エクアドルもガラパゴス諸島やアンデス山脈など、観光業が活発です。海も山もあり、見どころが多い地域です。国はアンデス山脈を境に二つに分かれており、海側と山側で気候が異なります。エクアドルというのは赤道という意味で、この国では赤道にまつわる観光スポットがあります。赤道博物館や赤道付近で起こる不思議な現象を体験できます。

モルディブ

美しいビーチが広がるモルディブは日本人に人気です。ハネムーンでモルディブに行く人も多く、ダイビングやスパを楽しみます。多くの島があり、それぞれの島で水上コテージやホテルのサ―ビスが違います。たくさんある中から自分ぴったりの観光プランを立てるのは楽しいですが、少々大変です。

モルディブは夢のような場所ですが、赤道直下であるため日差しが非常に強いです。日焼け対策をバッチリして遊びに行きましょう。

ブラジル

治安が悪いことが話題になったオリンピックもありましたが、ブラジルも人気の観光地です。日本よりはっきりとはしませんが、ブラジルも四季のようなものがあります。日本の四季とは真逆なので、事前に旅行サイトなどで気候を確認してから出発しましょう。

熱帯雨林やリオのカーニバルと、元気なラテン系イベントが多いブラジルですが、強盗やスリなど日本よりはるかに危険な場所です。また、赤道に近い熱帯なので伝染病にかかる恐れもあります。旅行する前には予防接種を打っておきましょう。

赤道直下国で起こる不思議な現象とは?

赤道直下では、不思議な現象が起こると言われています。エクアドルの首都キトでは、赤道博物館など赤道にまつわる体験ができます。

卵が釘の上にたつ

赤道博物館では、卵を釘の上に立たせるイベントを体験できます。観光客は誰でも体験できますが、みんなが卵を立たせられるわけではありません。上手く成功した人は、証明書がもらえます。

卵が立つ理由は、赤道近辺は重力が小さくなるため、卵が地面に引っ張られにくくなるからです。地球はいびつな形をしていて、北極と南極を縦にしてみると赤道が横にでっぱった楕円形になっています。そのため赤道は、他の地域より地球の中心からの距離が長く、その結果重力が小さくなります。

卵以外にも重力の差を体験することができます。例えば、赤道で体重計に乗ると普段より若干体重が減ります。

くるくるしない排水

赤道博物館では、ほかにも赤道関連の体験ができます。赤道上で水を流すと渦巻が発生しないという現象で、地面に赤道の線が引いてあり、小さいシンクに水を溜めたものが用意してあります。赤道の線を挟んで、数メートル程度離れた南半球と北半球で水を流すと、渦が発生します。ところが、赤道の線上では渦が発生しません。

残念なことに、この実験の信ぴょう性は疑われています。地球のような大きいものに対して、数メートル程度の差で実験結果が変わらないのではないか、という理由です。

コリオリの力

水流が発生する理由として、コリオリの力というものがあります。回転している大きな円盤があったとして、円盤の中心からボールを外に向かって投げます。すると、ボールは回転方向とは逆に曲がっていきます。これが、コリオリの力です。

地球も時点しているので、赤道付近から北極をめがけて吹く風は時計回りに、赤道付近から南極をめがけて吹く風は、反時計回りに曲がっていくことになります。風だけでなく海流もコリオリの力の影響を受けています。

ただし、シンクなどの小さいものではコリオリの力が影響しないのでは、という意見がほとんどです。シンクの凹凸や形状、水の多さや深さも水流に影響するので、コリオリの力だけで説明できるわけではありません。

まっすぐ歩けないなど

そのほかにも、赤道上ではまっすぐ歩けなかったり、力が入らなかったりという現象を体験できます。力が入らない現象は、両手を組んで前に出し、他の人に手を下に引っ張ってもらうという実験を行います。赤道上では簡単に手が下がってしまうという人がいます。

まっすぐ歩けないことに関しては、赤道上では重力が働かない分、体の支えが不安定になるという説があります。赤道上でジャンプすると疲れやすいという人もいます。真偽はどうあれ、自分自身で不思議な体験をできるのは面白いです。

赤道からの太陽の動きや月の見え方の特徴は?

赤道では、太陽と月の見え方が日本とはだいぶ違います。赤道ならではの現象を紹介します。

太陽の見え方

赤道では、一年を通じて太陽が高い位置に昇ります。特に、春分の日と秋分の日は、太陽がちょうど真上を通過する軌道をとおります。正午には頭上に太陽があるため、影が広がらなくなります。細長いものを立てておくと影が全く見えなくなり、現実ばなれした景色を目の当たりにできます。

月の見え方

月の光っている部分は、太陽の光を反射しています。光っている部分をどこから見るかで、見え方がかわります。北半球の日本では、右半分が光っている時期に、南半球では左半分が光っているように見えます。赤道上では下半分が光って傾きがなくなります。

赤道無風帯の特徴は?

赤道では、風がほとんどふかない無風地帯があります。北半球の風と南半球の風がぶつかり合って相殺し立った結果、無風になります。赤道では上昇気流が強く、風が吹いても上昇気流に負けるため無風になることもあります。

大航海時代に赤道無風地帯の海では、遭難が多発しました。無風だけではなく、上昇気流のため大雨も起きることもあります。このように危険な赤道地帯を通過したことを祝う行事として、赤道祭が行われるようになりました。安全な船旅になった今では、観光イベントとして赤道祭をすることがあります。

赤道直下で起きる不思議現象がおもしろい!

赤道直下では気温が高く、雨季と乾季にわかれた気候など日本と異なる部分があります。インドネシアやモルディブなど観光地として人気が高い国々がありますが、旅行の際には暑さや日差し対策をし、伝染病の予防接種をしてから出発しましょう。

エクアドルでは、赤道博物館をはじめとして赤道で起きる不思議現象を体験できるイベントがあります。また、太陽や月の見え方も日本とは異なります。春分や秋分の日は、太陽が真上にくるタイミングで影がほとんど見えなくなります。月の光っている部分も日本とは位置が違います。

日本では決して体験できない赤道での不思議現象に興味を持った人は、ぜひ赤道直下の国に行ってみてください。

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