赤道が通っている国の特徴・直下国で起こる不思議な現象|長さ
更新日:2024年11月15日
赤道が通っている国は、インドネシア、エクアドル、コロンビア、モルディブ、ブラジル、コンゴ共和国、ケニア、ソマリアなどがあります。観光業が盛んな国もあるので、それぞれの国について特徴を紹介します。
インドネシア
インドネシアは、ジャワ島やバリ島など観光産業が盛んな国です。雨季と乾季に分かれており、雨季には湿度が非常に高く屋外では過ごしにくくなります。
高温多湿だと蚊を媒介としてマラリアなど病気が発生しやすいので、長袖を着用し屋内に蚊が入らないようにするなど、注意が必要です。旅行する際には、事前に蚊など昆虫を媒介とした病気について勉強しておくことをします。
また、インドネシアではイスラム圏であるため、肌を隠す衣装が好まれます。寺院など公共の場では、特に過度な露出を避けましょう。
エクアドル
エクアドルもガラパゴス諸島やアンデス山脈など、観光業が活発です。海も山もあり、見どころが多い地域です。国はアンデス山脈を境に二つに分かれており、海側と山側で気候が異なります。エクアドルというのは赤道という意味で、この国では赤道にまつわる観光スポットがあります。赤道博物館や赤道付近で起こる不思議な現象を体験できます。
モルディブ
美しいビーチが広がるモルディブは日本人にです。ハネムーンでモルディブに行く人も多く、ダイビングやスパを楽しみます。多くの島があり、それぞれの島で水上コテージやホテルのサ―ビスが違います。たくさんある中から自分ぴったりの観光プランを立てるのは楽しいですが、少々大変です。
モルディブは夢のような場所ですが、赤道直下であるため日差しが非常に強いです。日焼け対策をバッチリして遊びに行きましょう。
ブラジル
治安が悪いことが話題になったオリンピックもありましたが、ブラジルもの観光地です。日本よりはっきりとはしませんが、ブラジルも四季のようなものがあります。日本の四季とは真逆なので、事前に旅行サイトなどで気候を確認してから出発しましょう。
熱帯雨林やリオのカーニバルと、元気なラテン系イベントが多いブラジルですが、強盗やスリなど日本よりはるかに危険な場所です。また、赤道に近い熱帯なので伝染病にかかる恐れもあります。旅行する前には予防接種を打っておきましょう。
赤道直下国で起こる不思議な現象とは?
赤道直下では、不思議な現象が起こると言われています。エクアドルの首都キトでは、赤道博物館など赤道にまつわる体験ができます。
卵が釘の上にたつ
赤道博物館では、卵を釘の上に立たせるイベントを体験できます。観光客は誰でも体験できますが、みんなが卵を立たせられるわけではありません。上手く成功した人は、証明書がもらえます。
卵が立つ理由は、赤道近辺は重力が小さくなるため、卵が地面に引っ張られにくくなるからです。地球はいびつな形をしていて、北極と南極を縦にしてみると赤道が横にでっぱった楕円形になっています。そのため赤道は、他の地域より地球の中心からの距離が長く、その結果重力が小さくなります。
卵以外にも重力の差を体験することができます。例えば、赤道で体重計に乗ると普段より若干体重が減ります。
くるくるしない排水
赤道博物館では、ほかにも赤道関連の体験ができます。赤道上で水を流すと渦巻が発生しないという現象で、地面に赤道の線が引いてあり、小さいシンクに水を溜めたものが用意してあります。赤道の線を挟んで、数メートル程度離れた南半球と北半球で水を流すと、渦が発生します。ところが、赤道の線上では渦が発生しません。
残念なことに、この実験の信ぴょう性は疑われています。地球のような大きいものに対して、数メートル程度の差で実験結果が変わらないのではないか、という理由です。
コリオリの力
水流が発生する理由として、コリオリの力というものがあります。回転している大きな円盤があったとして、円盤の中心からボールを外に向かって投げます。すると、ボールは回転方向とは逆に曲がっていきます。これが、コリオリの力です。
地球も時点しているので、赤道付近から北極をめがけて吹く風は時計回りに、赤道付近から南極をめがけて吹く風は、反時計回りに曲がっていくことになります。風だけでなく海流もコリオリの力の影響を受けています。
ただし、シンクなどの小さいものではコリオリの力が影響しないのでは、という意見がほとんどです。シンクの凹凸や形状、水の多さや深さも水流に影響するので、コリオリの力だけで説明できるわけではありません。
初回公開日:2018年04月07日
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