社会人向けの大学院の種類と入試の難易度|奨学金/費用/理系
更新日:2024年10月25日
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科
青山学院大学が1990年に開設した「青山学院大学大学院国際マネジメント研究科」は、日本初の夜間ビジネスクールで、これまでに2000名を超える修了生を輩出しています。表参道という立地は、通いやすいうえに周辺のエリアには授業の参考になる企業や店舗が多く、学びのヒントや新しい着想が得られることが多いです。
カリキュラムは海外の一流校のものも参考にして、特に体験を重視した実践的なプログラムを組んでいます。また、企業との連携や海外校との交流も盛んで幅広い知識や体験が得られることも魅力です。
厚生労働大臣指定の専門実践教育訓練を実施する教育施設なので、受講生は所定の条件を満たせば最大で96万円の給付を受けることもできます。初年度納入金は103万円になっています。
早稲田大学大学院経営管理研究科
早稲田大学の大学院、経営管理研究科は2016年に商学研究科ビジネス専攻とファイナンス研究科を統合して、ビジネスとファイナンスを融合した研究科です。
英語でファイナンスが学べるコースや、フルタイムで2年間学ぶ「全日制グローバル」、短期集中型の「一年制総合」、仕事との両立が可能な夜間プログラム、シンガポールの名門ナンヤンビジネススクールのMBAも取得できるコースなど、多様なニーズに対応した多彩なカリキュラムが特徴です。
大学院の学生の約7割が外国人留学生という環境で、古くからの早稲田の学生街のなかにいるだけで社会人であることを忘れ、本当に学生時代に戻って新しい知識や体験を吸収しようという活力が生まれてきます。
学費は全日制で初年度約194万円、夜間が主の場合は初年度約161万円になっています。
一橋大学大学院国際企業戦略研究科
一橋大学の大学院、国際企業戦略研究科は一橋大学の6つ目の大学院として2000年に、千代田区一ツ橋の地に開設されました。大学院生の約8割が留学生という国際性と、学生と教員の比率が3対1という少人数の体制が魅力です。
仕事と両立したい社会人向けの夜間プログラムには2つのコースがあります。MBAの取得やファイナンスの知識を必要とするあらゆる人に開かれた「金融戦略・経営財務コース」と、社会人に向けた実務的なビジネス法学教育を行う「経営法務コース」の2つです。
立地の良さもあって、楽天の三木谷社長やファーストリテイリングの柳井社長といった最前線で働く現役の経営者がゲストスピーカーとして授業をしてくれる講義も魅力的です。
国立大学なので、入学金は約28万円、授業料は年額で約54万円と格安となっています。
K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院イノベーションマネジメント研究科
K.I.T、金沢工業大学が虎ノ門、港区愛宕に2004年に開設した1年制社会人大学院です。虎ノ門ヒルズ近くにキャンパスで、ビジネス、知的財産、メディア、IT領域などの第一線で活躍する教授陣が教壇に立っています。社会人が仕事を続けながら通えるよう、平日の夜間や週末に学べるカリキュラムになっています。
大学院生の平均年齢は39歳で、9割以上の学生が働きながら学ぶ社会人の学校です。ここでは、あらゆるスキル領域から、最も必要とするスキルの修得や専門性を高めるために、1科目(8単位)から最大12科目まで受講できる「科目等履修生」制度を設置しています。
修士課程の修了要件は、専修科目の8単位を含め、36単位以上を修得することが条件です。学費は、入学金が6万円で基礎授業料が年間20万円、1単位当たり6万円の単位授業料が必要になります。
関西の社会人向けの大学院
関西、近畿にも社会人枠がある大学院は国公立で15校、私立が60校あります。社会人のための夜間制も数多くあります。関西の社会人大学院のなかから3校を紹介しましょう。
立命館大学大学院経営管理研究科
立命館大学の専門職大学院として、経営管理研究科が2006年に開設されました。キャンパスは大阪梅田、いばらき、京都朱雀にありますが、社会人を対象にしたプログラムは基礎的な科目を平日夜間と土・日曜日に、大阪梅田キャンパスで主に開講されています。
経営戦略や組織論、マーケティング、ファイナンス、会計の5部門から、企業経営の基礎から実務までを効率よく学べるようカリキュラムが組まれています。ビジネスを創造するリーダーとして世界と日本の持続的発展に貢献する人材育成に必要な教育目標を定め、46単位の取得で教育目標が達成されるとして学位が授与されます。
学費は1年次で約155万円、2年次が約125万円です。
神戸情報大学院大学情報技術研究科
初回公開日:2018年01月08日
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