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【都道府県別】住宅手当の相場|大阪/東京/京都/札幌/広島

更新日:2024年11月02日

毎月もらえるお給料には、職業や環境によって様々な手当てが一緒に振り込まれます。今回はその中の「住宅手当の相場」に焦点を合わせてみました。都道府県や職業によって相場が違う住宅手当だからこそ、就職や転職をする前や家を購入する前に知っておくと安心です。

住宅手当を受け取る場合、基本的には住民票と賃借物件にお住いの場合は賃貸契約書の写しが添付書類として必要になります。

賃借物件をシェアして一緒に住んでいて、世帯分離して住民票は分けられますが、賃貸契約書はどちらか一方の名義でしか契約できないために、1人しか会社に賃貸契約書の写しを出せません。契約書の写しが添付書類として必要な会社の場合は、一人しか住宅手当の支給を受けられません。

住宅手当を支給する企業は減少しています

住宅手当は支給が会社に義務づけられているわけではないので、支給されないことや、相場もまちまちですし、同じ会社の従業員でも、勤務地他で支給額に差が出ることがあるため、色々なケースが増えてきてしまいます。ライフスタイルの多様化とともに支給基準の設定が難しくなるために支給制度を廃止してしまう会社が増加してきています。

福利厚生としてが高い住宅手当ですが、福利厚生事業の充実に向かい住宅手当は廃止してしまう会社も見受けられます。このような背景があるため、就職・転職を検討中の方は、自分のライフスタイルや勤務希望地などによって、住宅手当の支給の有無や寮や社宅が利用可能かどうかなどを調べて検討することをします。

都道府県別住宅手当の相場

厚生労働省の行っている平成27年就労条件総合調査によると、全業界での住宅手当の平均支給額は月17000円となっています。そして、従業員が1000人以上を超える大企業の平均でも月19333円となっていて、意外に住宅手当の相場は高くありません。

住宅手当の相場は地域によって差があって、賃貸物件の家賃相場が高い地域は住宅手当の支給額が多くなります。住宅手当の相場について、相場はいくらであるか地域や都道府県別に調べました。現在支給されている住宅手当と住まいの地域の比べることで、相場よりも高い額をもらっているか、相場よりも安い額をもらっているかの判断をしてください。

東京の相場

東京の住宅手当の相場は、多くが月10000円から20000円の範囲の額となっています。しかし、ばらつきがあり相場を上回る高い額である月50000円以上が支給される場合があります。法的な規定がないため住宅手当は、地域相場もありますし会社により支給条件に大きな差が出ています。

東京は家賃相場が高いために、会社が福利厚生のために支払う住宅手当も高くなる傾向があります。例えば、同じ会社であっても、住宅手当支給規定で家賃の50%を支給としていれば、家賃をベースに支給額が設定されているために東京での住宅手当は高くなります。

相場ですが、東京23区内で配偶者や扶養家族がいるとき、月額50000円以上の住宅手当が支給されることもあります。

大阪の相場

大阪の住宅手当の相場は月5000円から20000円になっています。この額は求人情報でも見られる額ですが、一般的には月10000円以下の企業が多くなっています。住宅手当が月20000円以上の支給額だと相場以上になっています。

大阪での家賃の相場は月50000円から70000円となっています。例えば会社の規定で家賃の50%が支給される場合だと、月60000円の家賃では住宅手当は30000円となります。この住宅手当支給額は相場以上と言えます。

ここで、大阪の公務員では住宅手当が月20000円から30000円です。住宅手当額の上限も決まっていて、市内居住の場合30500円が限度額です。大阪では公務員の住宅手当支給額は、大阪の相場の中間から上の金額となっています。

京都の相場

京都の住宅手当の相場は他の都道府県と比べて支給額の幅が広くなっています。住宅手当の支給額の相場は、高くなっていて月30000円から60000円となっています。求人情報では相場は10000円から30000円となっています。

住宅手当の高い会社では、家賃の80%を支給する既定のある会社も見受けられます。なお、京都府では従業員500人以上の会社のほぼ半数が住宅手当を支給しています。

京都の住宅手当支給事情

また、京都では一般的に住宅手当支給の条件が多く見られ、どこの土地か、何人で居住しているか他により変動していきます。なお、京都の土地は分類として一級、二級、三級と分けられていて、級ごとに住宅手当の相場が変わります。この級別の分類に京都市内は含まれずに、京都市内であると月40000円から60000円が支給額の相場になっています。

他県に比べると高い支給額相場であるのは、京都が日本有数の観光地であるために、観光資産や収入源を持っているからです。会社でこれより少ない住宅手当の支給額の方は、会社の規定を確認したうえで相場額より低い旨を会社と交渉してください。

札幌の相場

札幌の住宅手当の相場は、月800円から19000円であり、特徴として独身者か、妻帯者か、世帯主かという家庭の構成により変動していきます。札幌市は日本のなかでも北に位置しているため、相場価格が低めとなっています。しかし、全国平均とすると、東京にはおよびませんが、国内の都市の中では住宅手当の支給額は高い相場になっています。

全国で最も北の政令指定都市、札幌の住宅手当の相場は月10000円程度が最も多い相場になっています。ちなみに独身者の平均が月8500円くらいで、世帯主だと独身者より多く月15000円が相場になっています。北海道では札幌市と札幌市外によっても支給額が異なっていて、市外では月1000円ほど安い支給額になってしまいます。

広島の相場

広島での住宅手当の相場は、月10000円から15000円の範囲の額となっています。求人情報では月10000円前後が多くみられる相場となっています。住宅手当支給額が40000円という高い会社も見受けられますが、逆に月10000円以下の企業も多くなっています。

福岡の相場

福岡の住宅手当の相場は、月30000円から月50000円となっていて比較的高めです。福岡も京都と同じく、土地の級が分かれていて、住む土地の級別に差があります。

福岡市内になると、住宅手当の相場は月30000円から月60000円と高くなります、北九州市内の住宅手当の相場は月20000円から月50000円となっています。久留米市内では住宅手当の相場は月30000円から月50000円となり、住宅のある土地により差が出てきます。加えて一緒に居住している人数によって支給額の相場と上限が変動します。

求人情報では住宅手当の支給がない企業も多く見受けられますが、住宅手当が支給される場合は月20000円という支給額も見られます。住宅手当が支給されない会社に勤務しても、福岡市内の家賃は安い物件が多いので生活に支障は出ないと言えます。

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初回公開日:2018年05月17日

記載されている内容は2018年05月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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