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「持論」の意味と使い方・由来・「自論」との意味の違い

更新日:2024年10月25日

「持論」という言葉について、意味や使い方を例文とともにご紹介しています。また、「自論」と「持論」の意味の違いについてのご説明や、類語表現による言い換えの例文も合わせてご紹介しています。この記事を読んで正しい使用方法をつかんでください。

それでは次に、「持論」の類語表現をいくつかご紹介しておきます。「持論」の類語表現としては、「自説」「独自の意見」「独自の見解」「独自の主張」「信条」などが挙げあれます。

似た意味をもった言葉になりますので、言い換え表現が可能な場合もあります。

類語による言い換え表現

それでは、類語表現を用いた言い換え表現をいくつかご紹介していきましょう。

・首相が原発問題について持論を展開する。



・首相が原発問題について独自の意見を述べる。

と言い換えても意味はかわりません。また、

・20勝挙げた投手が、投球について持論を展開する。



・20勝挙げた投手が、投球について独自の見解を述べる。

と言い換えても意味は変わりません。類語表現を用いた言い換え表現もぜひ場面に応じて使用してみてください。

信条とは

「持論」の類語表現のひとつとしてご紹介した「信条」という言葉ですが、少々聞きなれない言葉だったのではないでしょうか。「信条」とは「堅く信じて守っている事柄」を意味する言葉です。

・全ての人に感謝することが私の信条です。

といった例文で使用することが可能です。

時論とは

「持論」と同じ読み方をする「時論」という言葉が存在します。「時論」とは、「時事についての議論」や「その時代の世論。当代一般の世論。」という意味を表わす言葉です。

「持論」とまったく同じ読み方で「じろん」と読みますが、その意味はまったく異なりますので、間違って使用することがないよう、注意してください。

持論を持つ事は必要か

ここまで「持論」という言葉について意味や使いかたをご説明してきましたが、あなたは「時論」を持っていますか。最近の若い方の傾向として、自分の意見を述べるのが苦手という特徴がよく紹介されています。

社会人においては、自分の意見つまり「持論」を持つ事はとても大切です。自分の意見がなければ、議論に参加することができません。さまざまな事柄に関心を向け、自分の考えを人に伝えられるようになりましょう。

ビジネスシーンにおいては、現在問題になっているニュースについて、雑談することもあります。そこで持論を展開できるようになっておくと、雑談の質を高める事ができるでしょう。

「自分の考えを持たない人」にならないように、普段からさまざまなことに関心をもち、考えを巡らせるようになりましょう。

持論の展開しすぎに注意

「持論」をもつことは大切な事だとご説明してきましたが、いつもいつも持論を展開してばかりいては、人間関係を悪化させてしまうおそれがあります。いつも「持論」を展開して、かならず「持論」を曲げず、自己主張が強い人は、まわりの人間から「うざい」と思われてしまいがちです。

自分の意見を述べる事も大切ですが、いつもいつも持論を展開してばかりいてはいけません。社会においては協調性もとても重要ですので、気をつけてください。相手の顔色をうかがいながら、持論を展開するようにしてみましょう。

持論を言う人は聞いてほしいと思っている

あなたの上司がいつも持論を展開してばかりの人だったら、あなたはどう感じるでしょうか。もしかしたら、「うざいな」と感じてしまうこともあるでしょう。しかし、たとえ「うざい」と感じていたとしても、表情には出さずに、しっかりと上司の持論を聞く事が大切です。

持論を展開することが好きな人は、その持論を聞いてもらって、自分と同じ考えを持ってほしいと考えている人がほとんどです。そのような人達の前で、決して興味がないという表情をしないようにしましょう。

上司の持論をいつも興味深いなと思いながら聞いていると、新しい価値観に出会えることでしょう。また、上司からの信頼を得る事にもつながるでしょう。人の持論を長い時間聞かされるのは苦痛に感じるでしょうが、ぜひ頑張ってしっかりと耳を傾けて聞いてみてください。

正しい意味で正しい言葉を使用しましょう

さて、今回は「持論」という言葉について意味や使いかたをご説明してきましたが、いかがでしたか。正しい意味を理解することはできたでしょうか。

また、「持論」には「時論」や「自論」といった同じ「じろん」という読み方の言葉があります。それらの意味の違いを理解して、正しい場面で正しい言葉を使用できるようになりましょう。

また、「自論」のように、頻繁に使用されていながら辞書には載っていない造語も数多く存在します。正式な文章で誤って使用してしまうことがないように注意が必要です。

初回公開日:2017年12月26日

記載されている内容は2017年12月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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