「ファンキー」の意味と使い方・語源・スラングでの意味|音楽
更新日:2024年08月27日
ファンキー・ジャズは、現在では「ファンク」と呼ばれ、ブラック・ミュージックの一ジャンルとして確立されています。1960年頃、ジェームス・ブラウンと彼のバンドメンバーによりその原型が確立され、ベーシストのブーツィー・コリンズとジョージ・クリントンにより結成されたのがPファンクです。
サンフランシスコのスライ&ザ・ファミリー・ストーンズのロック要素を入れたファンクなどを経て、アメリカのさまざまな人種にファンクは受け入れられるようになりました。
現在でもヒップホップで過去のファンクがサンプリングされており、ソウル、R &B、ブルース、ジャズなど、色々なソウル・ミュージックを取り込みながら継続しています。
サウンドの特徴
ソウル・ミュージックと言っても色々ジャンルがあるのですが、現在ファンクと言う音楽ジャンルはどのような音楽になっているのか。と言う事をご説明するために、現在のファンクを代表するバンドであるザップとロジャー・トラウトマンをご紹介します。
ファンクの衰退
1960年代に始まったファンクは、1980年代まではソウル・ミュージックの代表として人気であり、先に動画でご紹介したザップ&ロジャー・トラストマンを始め、プリンス、リック・ジェームスなどが牽引し、多くのバンドがソウル・ミュージックのヒットチャートで活躍をしました。
しかし、1990年代にはニューミュージック、ラップ、ヒップホップ、ハウスなどが人気になり、ファンクは2000年代には不調になり、とうとう2010年代には誰もやらない音楽になりそうになりました。しかし、近年マーク・ロンソン、ブルーノ・マーズ、オースティン・マホーンらが1980年代風のファンクをヒットさせ話題になりました。
ファンクの影響
一時期は消滅に危機に瀕したファンクですが、ジャズはもちろん、他ジャンルに多大なる影響を残し、それは知らない間に広まっています。
1970年代のディスコブームの際には、多くのファンクがディスコで演奏され、バンドもディスコ向けの曲や、ディスコ向けのアレンジをリリースしました。このディスコ向けのアレンジというのは、現在クラブDJが行なっているリミックスに相当します。
また、Pファンクの一派はデトロイト・テクノに見られるSF志向に影響を及ぼし、ユニークなサウンドはカーネル・エイブラムス、c &cミュージック・ファクトリーを始めとした、さまざまなミュージシャンに影響を残し、現在のクラブミュージックへと繋がりました。
ファンキー・モンキー・ベイビーの「ファンキー」の意味
ところで、ファンキーと言う言葉を使用しているユニットに、「ファンキー・モンキー・ベイビー」がありますが、このユニット名の「ファンキー」の意味は何でしょうか。
メンバーのファンキー加藤が語るところによると、当時、モン吉を誘ってバンドを始めたため、お互いの名前のカタカナの部分を取って、「ファンキー・モンキー・ベイビー」としたそうです。これ以外にも、ファンキー加藤がラップを始めた頃、英単語でカッコいいとされている単語を使用するのが流行していたため、その流行もあったでしょう。
なお、モン吉の場合は、本名の「さとる」から「と」を取ったら「サル」になったため、モン吉と名乗ることにしました。モン吉はこのアイデアをとても気に入っており、現在でもイメージキャラとしてサルを採用しているそうです。
ファンキーは色々使われる
ファンキーの使い方をご紹介しましたが、いがかだったでしょうか。音楽のことに関して詳しくない人が大半なので、ファンキーという言葉は俗語として使われる機会の方が多いのですが、音楽ジャンルとしてのファンキーもぜひ試してみてください。
もちろん、俗語としてのファンキーも、使い方を間違えることなく、適材適所でつかうようにしましょう。
初回公開日:2018年01月10日
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