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「フューチャー」の意味と使い方・語源・フィーチャーとの違い

更新日:2024年02月28日

「フューチャー」の意味と使い方はご存知でしょうか?「フューチャー」の意味を知っているつもりでも実はとても混同してしまいやすい言葉があり、知らない間に「フューチャー」を誤って使用している可能性があります。今回は色々な角度から「フューチャー」についてお伝えします。

「フューチャーする」という言葉を聞いたことがありませんか。例えば、「あのアーティストにフューチャーしている」などという感じで使用しているのを聞いたことはないでしょうか。ですが、決して「未来する」なんて意味では使用していません。「フューチャーする」という言葉自体が実は誤りでした。

「フューチャーする」という言葉の語源は、「フィーチャーする」という言葉の言い間違えでした。並べてみると「フィ」と「フュ」だけの違いで、発音が似ていることが分かります。ですが、ほぼ同じ読み方でも意味が全く異なっていきます。

次は、「フューチャー」と「フィーチャー」の意味の違いを明らかにしていきましょう。

「フューチャー」と「フィーチャー」の意味の違い

実は、「フューチャー」と「フィーチャー」を混同されている方が意外と多くいらっしゃいます。しかも、言っている本人は間違えには気づいていないことが多いです。このように、言い間違えて恥ずかしい思いをしないように今回はその意味の違いを覚えていきましょう。

「フィーチャー」の意味は下の記載のとおり、「容貌」や「特色」、さらに「注目」などさまざまな意味を持ちます。一方、「フューチャー」は「未来」や「将来」という意味です。

そして、「フューチャーする」であれば「未来する」と意味のない言葉になりますが、「フィーチャーする」は、「注目する」となり、きちんと意味のある言葉になります。

つまり、「あのアーティストにフィーチャーしている」と言っていた方は、「あのアーティストに注目している」と言っていました。なぜならば、その意味を知れば明確ではないでしょうか。

フィーチャー(feature)

[名](スル)《「フィーチュア」とも》
1 顔つき。容貌。
2 特色とすること。特徴づけること。「大自然のイメージをフィーチャーした展覧会場」
3 映画で、1本立てで興行できる長さの作品。長編映画。
4 新聞・雑誌などで、特集記事。「フィーチャーストーリー」
5 軽音楽で、ある楽器の独奏を特色にすること。「パーカッションをフィーチャーしたセッション」

出典: https://kotobank.jp/word/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%8... |

音楽での「フューチャー」の意味

音楽界で、「フューチャー」または「フューチャリング」という言葉を聞いたことがありませんか。次は、音楽での「フューチャー」の意味についてお伝えしていきます。

音楽での「フューチャー」の意味

音楽界で「フューチャー」または「フューチャリング」という言葉を聞いたことがあるでしょう。意味としては、主となるアーティストがゲストとなるアーティストを呼んで一緒に曲を演奏したり、歌唱したりしたりするときに使用される言葉です。ですが、実はこの「フューチャー」または「フューチャリング」も誤りであり、こちらも「フィーチャー」を使用することが正しいです。そして、音楽界では「フィーチャリング」として使用されます。

「フィーチャリング」の意味は、「客演」です。客演とは、「音楽家などが自身の所属していないグループに招かれて演奏を一緒に行うこと」です。また、「フィーチャリング」の表記の仕方もさまざまで、カナ表記されたり、英語で「feat.」などとも表記されます。「feat.」の読み方が分からない方もいるそうですが、読み方は同じく「フィーチャリング」と読みます。

「フューチャーハウス」

「フューチャーハウス」という音楽をご存知でしょうか。フューチャーとつく音楽のジャンルは珍しいためご紹介いたします。FUTURE HOUSE(フューチャーハウス)は、EDM(エレクトロニックダンスミュージック)の未来系といわれている音楽のジャンルのことです。

「フューチャーハウス」の名付け親はフランス出身のDJであり、EDM(エレクトロニックダンスミュージック)から誕生して、2014年から注目を集めだした、ひとつの音楽としてのジャンルです。EDMの要素とハウスミュージックを掛け合わせた音楽とのことです。気になった方はぜひ聞いてみてください。

正しくかっこよく使いましょう

いかがでしたか。「フューチャー」の意味、そしてその使い方を理解していただけましたでしょうか。「フューチャー」はさまざまな言葉に付随して使用されますが、「フューチャー」をそのまま日常的に使用することはあまりありません。我々が日常会話で使用していた「フューチャー」は、ほとんどが「フィーチャー」の意味で使用されていることがわかります。

今回、「フューチャー」と混同して使用されてた「フィーチャー」という言葉は日常的なさまざまなシーンでも使用できる言葉です。また、会話のなかに英語を交えることで知的でかっこよく見えるのでビジネスシーンでも使いこなせると一目置かれる存在になるでしょう。ただ、それは意味をきちんと理解した場合のみです。

この機会に、「フューチャー」と「フィーチャー」の意味の違いを理解して日常的にもかっこよく使用していきましょう。

初回公開日:2018年01月31日

記載されている内容は2018年01月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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