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「オッティモ」の意味と使い方・「ボーノ」との違い|イタリア語

更新日:2024年03月12日

イタリア語で美味しいという意味は、最上級で「オッティモ」、一般には「ボーノ」と言われます。「オッティモ」「ボーノ」以外にも、「グストーゾ」「デリツィオーゾ」「スクイズィート」など美味しいという意味の言葉が豊富で、如何に食生活を大事にしているか分かります。

一般的なのは、私たち日本人もよく知っている「美味しい」を意味する「Bueno("ブオーノ"の方がより本場に近い発音)」で、イタリア人もしょっちゅう使います。

Buonoとても美味しいときは、強調する「Molto(モルト)」を付けて「Molto buono」と「ottimo」と同じ意味を言います。頬っぺたを指でくるくる指すのは子供がすることなので大人はしない方がいいでしょう。

ボーノの言葉の語源

良い

ボーノの意味は以下の通りです。名詞にも使われます。よい、善良な、おいしい、親切な、適切な、という意味です。以下にボーノの意味を挙げます。色んな意味をもっていることが分かります。従って、良いと言う意味でも使われます。

おいしい

全体的に、単純に、日本語では、全体的に、美味しい、良い、適切、保証されたという感じの美味しさで、繊細な、優雅な、豪華なというより突っ込んだ意味はないです。ワインで言うところのさっぱりして美味しいテーブルワインという感じで、繊細な、深い味わい、ビロードのような喉越し等々まで言及していないという感じでしょうか。

つまり、一般庶民が集うカフェテリアや家庭のマンマの料理に舌鼓を打ち、褒め、自慢するようなイメージです。真っ当に美味しいという感じです。リーズナブルという意味も感じ取れます。大勢で食事をワイワイ楽しむイタリアならではの言葉です。明るく、楽し気な雰囲気が伝わってきます。

グストーゾ

その他にも「美味しい」や「深い味わい」を意味する「Gustoso(グストーゾ)」はスペイン語でも同じで美味しいを意味し、基本使われることは稀です。しかしながら、意味をやや拡大すれば、スペイン語では、快く、旨い、甘い、うまい、おいしい、の意味があるといえるでしょう。

このため「深い味わい」「快い味わい」という愉悦を含んだ意味になるのでしょう。うっとりするような美味しさが感じ取れます。ビロードのような、夢心地というイメージが沸き上がってきます。

デリツィオーゾ

「非常に優れた」、「楽しい」、「美味しい」を意味する「Delizioso(デリツィオーゾ)」は、英語で、deliciosusと言うところです。どちらかと言うと、値段に関係なく無条件に味だけに特化して見ていることが分かります。ミシュランの覆面調査員も使っていることでしょう。

スクイズィート

「ほっぺたが落ちそう」を意味する「Squisito(スクイズィート)」などもあります。これは、美味しい、旨い、おいしい、優れた、見事な、うまい、優美な、最高の、極上の、絶妙な、繊細な、美味な、鋭い、鋭敏なと言う意味があります。どちらかと言うと美味しさでも、繊細で、上質な、極上のという高級な料理に使う言葉に受け取れます。

食通ならではの味覚の鋭敏さを表現しています。鍛えられた舌で表現しているんだと言う意気込みが感じられます。ミシュランの覆面捜査官もきっと言っていることでしょう。

イタリアのように食事を楽しみましょう

イタリアの食事

イタリア人は食事をとても大事にします。日本でランチをコンビニで買ってきて、机の上で一人で食べると言うことはまずありません。大体のイタリア人はランチには帰宅して家族みんなで食事を楽しみます。食事の時間を非常に大事にします。そうでなければ、仲間とレストランやバールで食事を楽しみます。人生の楽しみを享受しているように見えます。

そこで、美味しい料理と作ってくれた人に、オッティモ、ボーノ、グストーゾ、スクイズィートなどの賛美と感謝の言葉が飛び交います。いつも、一人でコンビニのサンドイッチでランチを済ませているあなた、ぜひ、友人を誘って食事を楽しみましょう。

また、日本人と違いイタリア人は感情表現が豊かです。英語圏ですらそうですから、況や人懐こいイタリア人をや、です。なので、美味しいものには最上の賛美を惜しみません。自分が持っているありったけの言葉を使って表現します。

美味しいを色んなボキャブラリーで言おう

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初回公開日:2018年01月25日

記載されている内容は2018年01月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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