「ジュラシック」の意味と指す世代・いつごろから使われているか
更新日:2024年11月11日
「ジュラシック・パーク」「ジュラシック・ワールド」という映画をご存知ですか。原作は1990年にマイケル・クライトンによって書かれた小説です。映画版は、スティーブン・スピルバーグによって制作されました。シリーズで4本作られています。
どのシリーズにも「ジュラシック」という言葉がタイトルに使われています。この映画での「ジュラシック」はどのような意味で使われているのか見てみましょう。
あとで、「ジュラシック」という言葉を使った映画のセリフもご紹介します。
ジュラ紀の恐竜が出てくるの?
まず「ジュラシック」の本来の意味が「ジュラ紀の〜」であることを踏まえて考えてみましょう。そうすると、ジュラシック・パークやジュラシック・ワールドにはジュラ紀に生息していた恐竜が出てくると考えるのが妥当です。
しかし、映画に出てくる恐竜について調べていくと、そのほとんどが白亜紀に生息した恐竜であることが分かります。もちろんすべてではなく、ジュラ紀に生息していた恐竜も出てきます。たとえば、草食恐竜であるブラキオサウルス、強力な毒を吐く肉食恐竜であるディロフォサウルスなどです。しかし、ジュラ紀に生息していた恐竜が出てくるのはとてもまれです。
そのため、映画で使われている「ジュラシック」という言葉は、「ジュラ紀のテーマパーク」というよりかは「恐竜のテーマパーク」という意味で使われていると考えられます。
実際にどんな恐竜が出てくるの?
では、実際にジュラシック・パークやジュラシックワールドに出てくる恐竜にはどんな世代のどんなものがいるのでしょうか。少し見てみましょう。
ヴェロキラプトル
この恐竜は、白亜紀に生息した有名な恐竜です。この映画に出て来る恐竜の主役級と行っても過言ではないでしょう。シリーズを通して、とても重要な役のものとなっています。白亜紀ですのでジュラ紀の恐竜ではありません。
ティラノサウルス・レックス
恐竜好きでなくても、誰もが一度は耳にしたことがある恐竜がティラノサウルスでしょう。映画にも登場します。生息していたのは白亜紀です。白亜紀ですので、こちらもジュラ紀の恐竜ではありません。
ブラキオサウルス
首の長い草食恐竜です。映画の中では「可愛く巨大なペット」というコンセプトで描かれており、微笑んでいるような顔の造形になっています。ブラキオサウルスはジュラ紀に生息していた恐竜です。
「ジュラシック」が使われるシーン
実際に映画ではどのようなシーンで「ジュラシック」という言葉が使われているのでしょうか。先程も少し見たように、映画の中では「ジュラシック」という言葉は「ジュラ紀の〜」という意味よりは、「恐竜の〜」という意味で使われていると考えるのが妥当でしょう。
しかし、恐竜は英語で「DINOSAUR」「ダイナソー」です。そのため、タイトルに含まれているものの、劇中で「ジュラシック」という言葉が出てくるのはまれです。
しかし、劇中で「ジュラシック」という言葉が使われる名セリフがあります。
【Welcome to Jurassic Park】
「ジュラシック・パークへようこそ」
ジュラシック・パークの創設者であるハモンド教授のセリフです。ドラマの始まりにおいて、視聴者をわくわくさせる名セリフとなっています。
「ジュラシック」は世代を意味している
いかがでしたでしょうか。「ジュラシック」の意味について理解が深まりましたか。映画でこの言葉を知った方は、「恐竜の〜」という意味で知っている方がほとんどでしょう。しかし、少し調べてみることで、ジュラシックとは、ジュラ紀という世代を意味していることが分かります。
これを機にまた少し、ジュラ紀の意味や世代について調べてみると面白いでしょう。ジュラ紀に生息した恐竜を調べてみるのもです。調べてわかったことがあれば、ぜひほかの恐竜ファンの方と情報をシェアしてください。そうすれば、また違った視点で恐竜への見聞が深められるでしょう。
初回公開日:2018年01月20日
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