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【男の子/女の子】「伊織」という人名が持つ意味・名付の漢字

更新日:2024年02月05日

「伊織」という名前は男の子の名前なのか、女の子の名前なのかたびたび話題になることがあります。どちらにも使える名前ですが、男の子の名前と言われるのはなぜなのでしょうか。「伊織」という名前が持つ意味と、「伊織」という言葉が使われ始めた背景を見ていきましょう。

「伊織」という人名・名前が持つ意味とは?

「伊織」は、古風ながらもどこか新しさを感じる名前です。2017年に発表された「明治安田生命」の名前では、男の子の名前で第29位でした。そんな「伊織」という名前には、どんな意味があるのでしょうか。

名付けの際の漢字の意味

「伊織」という名前には、どんな意味が込められているのでしょうか。「伊」と「織」の2つの漢字が使われていますが、それぞれの漢字には、名前として使われるのに最適な意味があります。それぞれの漢字の意味を見ていきましょう。

「伊」が持つ意味

「伊」という漢字には、「人を導く」という意味があります。漢字を分解すると、「亻」と「尹」に分けられますが、「尹」は「杖を持った右手」を表しています。そこに「亻」が付いているので、「杖を使い神様を呼ぶ聖職者」を指す漢字として使われてきました。

「立派になって欲しい」という思いから名付けられることが多く、歴史上の人物でも「伊」を使った名前がいくつかあります。「藤原伊実(ふじわらのこれみち)」や「藤原伊尹(ふじわらのこれだた)」が有名ではないでしょうか。

「イ」の音を持つ漢字は、他に「衣」「依」がありますが、どちらも女の子向けです。そのため、女の子の名前でよく使われています。

「織」が持つ意味

「織」という漢字は、目印を意味する「戠」に「糸」が組み合わされています。「模様を目印にしながら織る」様子を表した漢字で、その音の響きから名付けられている人が多いです。

着物などに使われる織物は、職人が長い時間をかけて織り上げています。なので、「コツコツと頑張れる子になって欲しい」という思いを込めて名付けるのにも相応しいでしょう。一本一本の糸を紡いでいくので、「人と人との繋がりを大事にして欲しい」という意味にも使えます。

「伊」が持つ意味と「織」が持つ意味を合わせると、「人と人との繋がりを大事にしながら、みんなを導ける子になって欲しい」「みんなから頼りにされる子になって欲しい」などの意味になるでしょう。

男の子・女の子別「伊織」という名前が持つ印象は?

「伊織」という名前は、男の子の名前として古くから使われてきましたが、最近では女の子の名前として使う人も増えてきます。しかし、男の子の名前というイメージが強い人にとって、女の子に「伊織」という名前を使うことに違和感を覚えることでしょう。

「織」という漢字は女の子の名前と考えている人はその逆で、男の子に「伊織」という名前を使うことに違和感を覚えます。果たして、「伊織」という名前はどちらにふさわしい名前なのでしょうか。

男の子と女の子のそれぞれのイメージを解説いたします。

男の子に「伊織」はどんなイメージがある?

後ほど解説しますが、「伊織」という名前は、江戸時代から男性の名前として使われてきました。そのため、現代でも「伊織」という名前は、男の子の名前だというイメージを持つ人がほとんどです。

歴史上の人物だと、「宮本武蔵」の養子「宮本伊織」が有名でしょう。架空の人物ですが、時代劇「大岡越前」に登場する、「竹脇無我」さんが演じる医師「榊原伊織」をイメージする人も多いのではないでしょうか。

どちらも努力家で知られるので、漢字の意味は関係なく、彼らのように「努力家になって欲しい」と名付ける人もいます。

女の子に「伊織」は?

「早織」や「詩織」など、女の子の名前で「織」という漢字が使われているのはいろいろとあります。「織」という名前は響きが良く、女の子らしい名前としてが高いです。そのため、「伊織」という名前も女の子の名前として使われることが増えてきました。

また、アニメの女の子キャラクターでも、「伊織」という名前が使われていることも、女の子の名前として定着し始めた理由でしょう。女の子らしいからという理由だけでなく、敢えて男性名だからと名付ける親もいます。男性名を使うことで、「強い子になって欲しい」という意味を込めています。

「劇場版名探偵コナン」の挿入歌を担当した女性歌手「伊織」さんや、女優・声優・歌手として活躍している「野水伊織」さんなどが、女性で「伊織」という名前の人物としては有名でしょう。

男の子の「伊織」は、かっこいいイメージがありますが、女の子の「伊織」は可愛らしい印象があります。

時代別の「伊織」の持つ意味は知ってる?

現代では、「伊織」は名前として使われていますが、元々は名前ではありませんでした。では、どんな意味で使われていたのでしょうか。「伊織」という名前が使われ始めたのは江戸時代です。江戸時代「伊織」は、どんな意味で使われていたのかを解説いたします。

江戸時代

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初回公開日:2018年01月29日

記載されている内容は2018年01月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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