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「趣向」の意味と使い方・由来・「趣味」「嗜好」との違い

更新日:2024年04月18日

「趣向」という言葉をご存知でしょうか。「趣向」は「しゅこう」と読みます。「趣味」や「嗜好」と似ていますが、「趣向」とはどのような意味を持つ言葉か知っていますか。「趣向」の読み方や意味、使い方や由来について詳しく説明いたします。

「趣向」の意味と使い方は?

「趣向」という言葉を知っていますか。また、正しく読むことができるでしょうか。普段耳にすることはあっても、読み方や使い方が間違っていることがあります。言葉は、正しく使うことで相手に考えを伝えたり、より理解を深めることができます。

ここからは、「趣向」の意味と使い方について詳しく紹介します。

「趣向」の読み方

「趣向」という言葉は、「しゅこう」と読みます。「趣」も「向」も音読みで読みます。

「趣向」の意味

趣向とは、物事を行ったり作ったりする際の工夫・・おもしろいアイディア・工夫した結果として生じる趣(おもむき)などの意味があります。以下から、趣向の意味を詳しく説明していきます。この機会に、趣向の正しい使い方を覚えておきましょう。

「趣向」の使い方

「趣向」の使い方を紹介します。

・ここはひとつ、趣向を変えてみてはどうだろう。
・新しく目玉商品を作るなら、趣向を凝らしてみましょう。
・彼はいつも趣向を凝らして、我々を楽しませてくれる。
・彼女の作品がガラリと変わったけれど、どうやら趣向を変えたらしい。
・彼の趣向を取り入れたことで、大ヒットが生まれた。

「趣向」の漢字の意味と由来について

「趣向」という言葉に使われている「趣」と「向」の意味と由来について紹介します。

「趣」という漢字

「趣」という漢字は、音読みで「しゅ」、訓読みでは「おもむき」と読みます。どちらも常用漢字で、画数は十五画です。成り立ちは、「取」という部分が「しゅ」という読み方を示しています。促したり、せかしたりという意味を持っていることから、せかして走らせるということを表しています。

「趣」の意味は、「おもむき、味わい、おもしろみ」「ねらいや考え」です。

「趣」を使った言葉

「趣」を使った言葉と意味の例を紹介します。

・趣味(しゅみ):仕事ではなく楽しみで行うこと。味わいやおもむきのこと。
・趣意(しゅい):物事を行う際の目的や考えのこと。
・趣旨(しゅし):物事を行う際のわけやねらいのこと。
・興趣(きょうしゅ):物事から感じる面白みのこと。

・風趣(ふうしゅ):おもむきのこと。
・情趣(じょうしゅ):しみじみとしたおもむきのこと。
・雅趣(がしゅ):風雅なおもむきのこと。
・野趣(やしゅ):洗練されていないけれど、素朴な持ち味のあるおもむきのこと。

「向」という漢字

「向」という漢字は、音読みで「こう」、訓読みでは「向く・むく」「向ける・むける」「向かう・むかう」「向こう・むこう」と読みます。小学校三年生で習う漢字で画数は六画です。成り立ちは、家の高い場所につけた明りとりの窓を表していると考えられています。

「向」の意味は、「むかう、むき、方向」「そちらの方向へ進むこと」です。

「向」を使った言葉

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初回公開日:2018年02月01日

記載されている内容は2018年02月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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