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「絶賛」の意味と使い方例文3例・間違われる使い方

更新日:2024年09月30日

「絶賛」の正しい意味をご存知ですか。最近では間違った使い方をする人が急増していると言われている「絶賛」ですが、どうして間違って使われるようになったのでしょうか。今回は「絶賛」についての正しい意味から使い方、誤用のされ方やその理由まで詳しくご紹介します。

絶賛とは

「絶賛放映中」や「絶賛発売中」とよく目にすることがありますが、その意味を正しく理解できているでしょうか。「絶賛」は、本来の意味は「この上なく、非常に褒めたたえる」ことを表します。日々の生活で何気なく聞いているこの「絶賛」という言葉ですが、正しい意味、使い方について解説します。

絶賛の意味

「絶賛」という言葉は、「この上なく褒めること」という意味があります。褒めちぎる、無条件に褒めるという、非常に強い称賛を表す言葉です。

「絶賛」の意味の由来は、その漢字からもわかります。「絶」には「普通とはかけ離れて優れている」、「この上なく。非常に」という意味があります。「賛」には「高く評価する。褒めたたえる」意味があります。これらを合わせて「この上なく評価が高い」意味を強調した言い方になります。

絶賛の使い方

「絶賛」は日常会話の中でも多用されることがありますが、まず正しい使い方を覚えることが大切です。絶賛はものや人が自分ですることはありませんので、動詞として使う場合は必ず受け身の「された」を使います。

またその程度を表す言葉をつけることで、どれほど評価されたのかを言い表すこともできます。

例文1:絶賛された作品

文芸や芸術など作品は自分から絶賛するものではないので、人から「絶賛された」と使うようにします。

「絶賛されている本」というのは、世間一般に高い評価を受けている本という意味です。「誰が」と主語が省略されれば一般的に、と言った意味が強くなります。

例文:「絶賛されている作品を読んだが、自分にはその良さがわからなかった」

例文2:大絶賛される

「絶賛」の前に「大(だい)」をつけると、一層強い称賛の意味を表すことができます。「大絶賛」を使った場合は、心底気に入っている、非常に高い評価を受けた様子を表すことができます。

例文:「友人を行きつけのレストランに連れて行ったら、大絶賛してもらえた」

例文3:絶賛を博する

絶賛に「博する」を使うと、絶賛を「得た」「ひろめた」と言う意味で使うことができます。「博する」の読み方は「はく・する」です。

少し堅苦しく文章で多く使われる表現ですが、このような言い方を覚えておくと、より博識な印象を与えることができるのでオススメです。

例文:「この映画は監督の渾身の作で、絶賛を博するのも理解できる」

絶賛の類語

「絶賛」という言葉は「褒める」の中でも強く称賛することを意味していますが、その類語を紹介します。

「絶賛」の類語には、同じく褒める、高い評価を与える意味がある「熱賛」「称揚」「称賛」という3つの言葉を解説します。どの言葉も堅苦しいイメージで日常会話で使う機会が少なくても、ビジネスでは使えるものもあります。

「熱賛」の意味

「絶賛」の類義語の1つは、「熱賛」です。読み方は「ねっさん」と読みます。「熱賛」の意味は、「褒める」「褒めちぎる」です。

絶賛と使い方はほとんど同じなので、言い換え表現として使うことができます。

例文:「この映画は、先月評論家に熱賛されたので観るのが楽しみだ」

「称揚」の意味

絶賛の類義語の2つ目は、「称揚」です。読み方は「しょうよう」で、意味は価値を認めて褒めることになります。「称揚」は「賞揚」と書くこともありますが、意味は同じです。

「称揚」の「称」は「たたえる」とも読み、褒める、褒めてすごいと思うというニュアンスです。「揚」の字には「高くあげる」と言う意味があります。

例文:「彼の功績を称揚する」

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初回公開日:2018年01月16日

記載されている内容は2018年01月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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