「年子」の意味と定義|学年/2学年差/早生まれ/恥ずかしい
更新日:2024年10月01日
「年子」の意味の由来を見ていきましょう。「年ごとに続いて生まれた同腹の子」という意味から「年子」と言われるようになりました。
「年子」という言葉は、「数え年」を使っていた頃から使われています。今は、誕生日がきて年齢が一つ上がります。しかし、昔はそうではありませんでした。
昔は、1月1日の元旦になると、みんな揃って年齢が上がっていました。元旦に年齢が上がるので、ちょうど一歳差となります。その「数え年」が一歳差であれば、「年子」と呼ばれていました。
今は年齢の上がり方が「誕生日」なので、上の子供と下の子供の年齢差を、より細かく表すことができます。「1歳○ヶ月差」というように表現できるので、誕生日が同じ場合などのちょうど一歳差でなければ、生まれた時期によっては「1歳差」とも言えますし、「2歳差」と言い表すこともできます。
年子育児のメリットとデメリット
年子育児は、年齢が2歳未満の差しかないので、上の子供もまだまだ赤ちゃんです。オムツも授乳も卒業していないことが多いです。そこに新生児がやってきます。これがどういうことを意味するのか、想像するだけでも凄まじいです。
年が近いからこそ、できることもあるはずです。我が子はとっても可愛いです。中でも、乳児期から幼少期は、顔を見ているだけでニヤけてしまうほど、愛しい存在ではないでしょうか。可愛い赤ちゃんが2人、目の前にいる幸せも感じられるでしょう。
2人の年子育児、どんないいことや大変なことがあるのでしょうか。「年子」のメリットとデメリットを見ていきましょう。
年子のメリットは?
上の子供が1歳から2歳くらいだと、まわりから見ればまだまだ赤ちゃんです。そこに、さらに下の子供がいると、まわりの人たちが「助けてあげよう」と、気にかけてくれるのが嬉しいところです。
年子で1番のメリットといえば、育児の期間が短いことです。上の子供が1歳前後であれば、イヤイヤ期はまだきていないでしょう。下の子供を妊娠中、「イヤイヤ」で振り回される心配もありません。走って逃げられても、追い掛け回すことに苦労はしないでしょう。
下の子供が1歳を超える頃には、兄弟姉妹で仲良く遊んでいる姿も見られるようになります。年が近いぶん、遊ぶ内容も同じことが多いので、家事をしている間も仲良く遊んでくれて助かります。
最初の出産から次の出産までの期間が長くあくと、妊娠中のこと、産後のこと、新生児育児のことなどを忘れてしまうこともありますが、その心配もありません。
年子のデメリットは?
下の子が生後3か月までは体力勝負になります。上の子供が授乳をしている場合は、2人分の授乳が必要になります。2人分のオムツ替えももちろんあります。夜泣きが重なる夜もあるでしょう。
「あっちが終わればこっちのお世話、こっちが終わればあっちのお世話」で、慌ただしく1日が終わってしまい、ゆっくりと自分の時間を楽しめない日もあるでしょう。
「しんどい」「疲れた」と思った時は、一人で抱えこまずにすぐにまわりの人に助けを求めてください。辛い気持ちを誰かに伝えるだけでも心がスッと楽になることもあります。
進学などで大きい出費が続いて、経済的に負担がかかる時期もあるでしょう。その時に困らないように、しっかり計画的にお金を貯めておくことが大切です。
「年子」というだけで、人から「無計画だ」と思われることもあります。偏見を持つ人の意見もひとつの意見ですが、自分の気持ちをしっかりもって堂々と育児しましょう。
自分らしく年子育児を楽しもう!
「年子」という言葉がもつ意味は、「同じ母親から一つ違いで生まれた子供」という意味でした。学年が一つ違う場合、生まれた年が続いている場合、上の子供が2歳の誕生日を迎える前に下の子供が生まれた場合は「年子」と呼ぶことができます。
「年子」と聞くと「恥ずかしい」と言う人もいます。しかし、本当に恥ずかしいことでしょうか。自身の年齢を考慮して、できるだけ早いうちに2人目や3人目を望む人もいます。単純に、年齢の近い兄弟姉妹が欲しいと考える人もいます。
「年子」の偏見に悩んでいる時間は本当にもったいないです。悩んでいる時間を子供たちと過ごす楽しい時間に変えましょう。「明日は何をして楽しませよう」と考える時間もとっても素敵です。
小さいうちは大変なこともある年子育児ですが、可愛くてたまらない瞬間はたくさんあります。子供たちをたくさん抱きしめて、子供ひとりひとりに、たくさん愛情を伝えてあげましょう。
初回公開日:2018年01月16日
記載されている内容は2018年01月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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