「グルービー」の意味と使い方とは?似ている言葉の「グルーピー」との違いも紹介
更新日:2024年08月19日
グルーブ感の鍛え方とは?
これは聴き手の話ではなく、演奏者の話ですがグルービーな演奏というのは、一人でやれるレベルにならないとバンドでやってもダメです。まずは一人で弾き込んで、瞬時に興奮できるぐらいリズムを体に叩き込むことが重要で、グルービーやフィーリングの基礎になります。
クリックやメトロノームなどは、リズムの基準になるジャストビートを体で理解する意味でも役立ちます。好きな音楽に合わせて弾くのも有効で意味があります。
この体内リズム感の刻みがデタラメだと、何をやっても不安定で音に説得力が無くアドリブの段階にもいけませんので重要な部分です。
ここまできて曲にアドリブをつけたりできる段階です。まずは、概念にとらわれず、どんな曲でも2ビートから32ビートまで隠れている事をプレイで発見しましょう。
ここまでくれば自然に湧いたメロディーやタイミングを、瞬時にこれらの法則に変換し演奏できます。
演奏には大きく三つの要素が隠れている?
・バンドでいうドラムの役割で、曲のスピードの基準になるリズムでテンポとも言います。
・小節分けしたなかで刻まれたリズムで、リフやドラムで言うハイハットの役割です。
・ボーカルや楽器ソロにあてはまる部分で、間には音に出さない体内リズムが隠れています。
似ている言葉「グルーピー」との違いは?
グルーピーはグループから来た言語で簡単に言えば、演者と深い関係を望むファン以下の侮辱的な意味で使われることが多い言葉です。有名グループには付いて回る物ですが、全員相手にする絶倫タイプもいれば、全く相手にしないスタイルなど人間性により様々です。
グルーピーになる心理にも、下心向き出しタイプ、出さないタイプ、幼児体験が影響していたり哲学的な思考をする者もあり、本人たちが互いに遊びと一致し、迷惑がられたりしていなければ、誰にとやかく言われる筋合いはありません。
ロックの裏歴史?伝説のグルーピーとは
かつての60年代ロック黄金期は、グルーピーがロックスターと世界の雑誌に登場して紙面をにぎわせるというなんとも呑気な時代がありました。彼女達はファッションモデルだったりするので、そりゃあ可愛いしナイスバディだったりします。
しかし、この時代がすごいのは次々とそのロックスター達をジャンジャン乗り換える大胆さです。まるで噂がお互いステータスといった感じだったのでしょうか。
おまけにみんながドラッグ漬けで今では今さらな感じを、ファッション雑誌がおしゃれな感じに仕立て上げて紹介してしまう嘘みたいな時代です。
当時のローリングストーンズは、そんな彼女たちの歌までつくってしまっています。その後のモデル達もそんな彼らを大好きで、順番待ちの列が常に絶えず世界中公認の一流のジョークになっています。
音楽に宿るグルービーの正体
衣食住の次、人によっては同じくらいかそれ以上に意味があり、文化や芸術や音楽は生活に、もっと言えば人生に必要不可欠です。
音楽で言うグルーブは、発信する方も感じる方もひとつの才能や感受性でもあり、もっと素朴に言えば心の豊かさや生きている実感を象徴する共通キーワードではないでしょうか。
絵画で言えば実際の風景と異なる、心に写った部分にも近い気がします。いろんな意味でも音楽はファッションや世界の動きやさまざまな影響で呼吸しあい変わっていくカルチャーです。
グルービーという言葉がこの先、使い古されて誰も言わなくなる時代がきても、音楽に宿る不変のものである事は間違いないでしょう。
初回公開日:2018年01月31日
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