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「たわわ」の本来の意味と使い方・語源・古語|バスト/実る

更新日:2024年07月21日

皆さんこんにちは、今回は「たわわ」の本来の意味と使い方・語源・古語と題して、「たわわ」という言葉の正確な意味合いや語源、またその敬語表現や古語での扱われ方など、いろいろな情報をもとに「たわわ」の背景を紐解いていきます。ぜひ「お役立ち情報」にしてみて下さい。

「静かな」という言葉と「たわわ」という言葉は相反するものに見えますが、「たわわ」にある「豊富」の意味合いを引く上で、「ある物が豊富に実っていても、それが実に静かな風景の中にあること」を比ゆ的に表現する際に使われます。

主に「静かなたわわ」という言葉は、季節に彩られた静かな風景などに使われることが多く、こうした表現は古来より古語のうちでも使われてきました。

・その三景は、とても静かなたわわの美しさにある。
・彼女の言動は、静かに実るたわわの果実を想わせます。
・木の実はたわわに実りますが、その経過はとても静かです。

「たわわ」の意味の語源・由来

「たわわ」という言葉は「撓(たわ)む」という字の変形であり、「撓む」の意味は「棒や枝が何らかの力によってそり曲がった状態」を言います。この「曲がった状態」というのは単に直角に曲がったり折れ曲がることを意味せず、何かの重力に負ける形で曲がっていたり、圧力によって曲げられた状態を指します。

つまり「外部の刺激によって曲げられる」という意味合いが強く認められ、その対象が自発的にその体勢や姿勢を折り曲げることを意味しません。

この外部刺激によって「そり曲がった状態」を指した上で、「たわわに」と言う場合には「木の実がその重さによって枝を曲げていること」を直接指し、「枝が豊富な木の実によって曲げられている状態」をそのまま指すようになりました。

古語の「たわわ」の意味

「たわわ」という言葉は日本の古語でも使われており、その多くの用例では「撓(たわわ)なり」という言い方で使用されていました。主に万葉集、徒然草、古今和歌集などの短歌や随筆において「たわわ」の使用が認められており、現存する史料のうちでも「たわわ」の多用な意味合いは注目を浴びています。

古語での「たわわ」は形容動詞として扱われ、ナリ活用の「なら・なり・に・なり・なる・なり・なれ」という活用によって表現されます。意味としては現代語訳の意味合いと同じです。

「大きなる柑子(かうじ)の木の、枝もたわわになりたるが」(徒然草)などと表現され、その意味は「大きな麹蜜柑の木が、その枝をしならせるほどに成った」となります。

バストに「たわわ」と使う時の意味

「たわわなバスト」という言葉は現代でも多く使われる表現で、「たわわ」の基本的な意味合いにある「豊富」や「豊潤」が引き合いに取られ、「豊かなバスト」、または「大きなバスト」という意味になります。

この場合は単純に「大きな」という意味合いを表すのではなく、「豊富に実った」という意味から「程よく大きな胸」を表す意味合いが強くあります。そのため、それほど大きくないバストにしても「たわわに実った」という表現がされ、その意味でも「豊かなバスト」という意味合いが認められます。

・彼女の胸はたわわに実っています(十分、成長しています)。
・彼女のバストはたわわに見えます。
・たわわなバストは、男性にとって、とても魅力的です。

「たわわ」の正確な意味と表現・語源を把握しましょう

いかがでしたか。今回は「「たわわ」の本来の意味と使い方・語源・古語と題して、「たわわ」という言葉の正確な意味合いや語源、またその敬語表現や古語での扱われ方などについて、さまざまな分野・情報からご紹介しました。

「たわわ」という言葉や意味は古語にも認められるように、非常に古くから日本語として使われてきました。そのために「たわわ」にはさまざまな用途や後付けの意味も豊富にあり、その用途によっては「いろいろなたわわの意味合い」が認められることになります。

日本語の変遷に順応するべく、常日頃から日本語としっかり向き合うクセを身に付け、言葉を大事にする習慣をぜひ持つようにして下さい。

初回公開日:2018年02月28日

記載されている内容は2018年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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