「モンペ」の意味と使い方・語源|ジャニーズ/ネット
更新日:2024年07月27日
「モンペ」の意味と使い方
インターネットの掲示板を中心に使われている「モンペ」ですが、これはモンスターペアレントの意味で、自己中心的な考えで学校や教職員に対して、非常識かつ理不尽な要求を突きつけてくる保護者や関係者のことです。
モンぺの事例
・学校の宿題を全教科、担任のあなたから電話で私に教えてくださいと言う元小学校教師の母親
・校舎の放火を含む破壊活動をしても「先生方が冷たく接するから、子供達はこうなったと文句ばかりの複数の親の連合軍
・アレルギーで食べられないメニューがあるから、その分の給食費を返せという親
最近では学校に対して両親だけでなく、祖父母もモンペ化している傾向があります。医療現場においてモンペと使われている場合は「モンスターペイシェント」と呼ばれ、自己中心的な過度の要求を突きつける患者という意味です。
「モンペ」の意味の語源
「モンスターペアレント」という呼び名が定着した2000年代頃からで、言葉は自体は元小学校教諭の向山洋一氏が命名したと言われています。
意味もなく精神的に追い詰められ、うつ病やノイローゼになり休職や退職に追い込まれる教師の問題がテレビや雑誌で取り上げられることが多くなったことから一般的に広まりました。
モンペが増加した背景には、兄妹の数が減って一人の子供にかける時間が増えた、いじめなどが増加して親が不安になった等、色々なことがいわれていますが、コミュニケーションの意味がわからず暴徒化している人が増えているからともいわれています。
ネットでの「モンペ」の意味
インターネット上で使われるモンペの多くは「 学校や社会などに対して、子供を中心とした身勝手な要求をする親」という意味で使われていますが、それ以外にも2chやTwitterでは独自の意味で「モンペ」が使われています。
ジャニーズファンやオタクと呼ばれる人たちの中でも「モンペ」は別の意味があるので、話している内容や相手の趣味によってモンペの意味を判断することが必要になります。
インターネットを普段から使っている若い世代だと、モンペは「モンスターペアレント」っていう意味だとわかって使っていますが、年配の方や韓流が好きな人にとっては服装の「もんぺ」だと思う人が多いです。これは日本で着られていた「もんぺ」が韓国で流行っていて、韓流のドラマにも使われているからです。
2ch
2chのまとめサイトでもモンペに関する記事は人気があります。なかには作り話もありますが、「モンペに理屈は通用せんよ」と書き込みがあるくらい凄いモンペの話ばかりです。
モンペは2ちゃんねる用語(2chでよく使われている言葉)として広まりましたが、ここでは「モンスターのように自己中心的なふるまいをする親のこと」という意味で使われています。
2ちゃんねる用語としてはDQN(読み方はドキュン。漫画やアニメなどからとった当て字のような子供の名前を、DQNネームと呼ぶこともある)、ナマポ(生活保護のこと。生活保護受給者が多い一部地域では、以前からこの読み方が使われているケースもある)があります。ナマポは次長課長の河本事件から使われることが増えました。
Twitterでのモンペの意味は、自分の好きなキャラクターを登場させてもうらよう漫画やアニメなどの製作サイドに要求をするファンを指したのもので、女性のツイートが多いです。最近では「○○が可愛くて可愛くてモンペになる」という愛情表現のひとつとして使われています。
モンペ以外にもTwitteでよく見かけるのが「バブみ」で、意味としてはキャラクターに保護者らしさを感じ、甘やかして欲しい、包み込んで欲しいと思う気持ちをあらわしていて、特に男性のオタクがバブみとよばれています。
女性オタクはキャラクターを愛するがゆえに保護者化し、男性オタクはキャラクターに愛情を注いで欲しくて幼児退行しているツイートは、現代の若者の心の中そのものといわれています。
ジャニーズの「モンペ」の意味
ジャニーズでのモンペの意味は、メンバーを息子のように可愛がって応援する人のことで「◯◯君が1番に決まってる」「◯◯君がそんなことするはずない」いったファンを指しています。
ジャニーズファンでは好きなメンバーの事を自担とよんでおり、自担がかわいすぎるあまり他のメンバーや運営に対して文句をいうモンペもネット上では有名です。ジャニーズファンは「地雷」が多いともいわれており、Twitterでちょっと話題にしたことが地雷となって不穏な空気が流れるといったこともあります。
マナー違反という意味の地雷もあり、これは盛り髪・ヒールといった格好でライブに参戦する人のことです。メンバーに対して盲目(別名:宗教)になっている状態の発言も地雷になります。
韓国での「モンペ」の意味
韓国でのモンペの意味は、日本でも昔はかれていた「もんぺ」のことです。ハングル語では몸뻬(モムペ、モンペ)と書きますが、これは日本から韓国に渡って行った言葉です。
韓国のアジュマ(おばさん)達は「もんぺ」を愛用している人が多いのですが、そのルーツは日帝時代にあります。第二次世界大戦中に国が女性にもんぺをはくように義務付けたところから、全国に広がりました。もんぺは動きやすく、生産力を上げなければならない戦時中では、韓国のチョゴリやチマよりもモンペのほうが良いと判断されたからです。
韓国人も年代によって違いはありますが、年配の人ほど日本語由来の言葉を混ぜることが多いです。食べ物では今でも「ウドン、オデン、テンプラ、チャンポン」などが定着しています。
初回公開日:2018年02月08日
記載されている内容は2018年02月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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